完全に猫なのさ

とあるスターと、いろんなエンタメについて書くブログ I'm here for you.

ベイベーの雛は最初に観た円盤の1曲目のミッチーを親鳥と思う話

初めてのDVD鑑賞について書きます!

 

たくさん投票いただいて、ありがとうございました。

まずは直近の4作から選ぼうと思ったのでこのように聞いてみたのですが、

この結果により2017年のツアー「FUNK A LA MODE」(東京国際フォーラム公演)のDVDを金曜にポチり、泊まりがけの法事から日曜にぺそぺそにくたびれて帰宅したところで受け取り、即、再生しました(届いた瞬間外出してくれた夫最高まじありがとう、偶然だけど)。

及川光博ワンマンショーツアー2017「FUNK A LA MODE」(DVD通常盤)

及川光博ワンマンショーツアー2017「FUNK A LA MODE」(DVD通常盤)

 

 

以下、中身に触れます。2年前のリリースだし、読んでくださる方がいるとしたらほぼ先輩ベイベーだけだと思いますが念のためネタバレになりますのでご承知おきくださいませ。

あと相変わらずの低解像度(画質じゃなくて私の脳が)です。

 

マントがしんどい

YouTubeで何回もトレイラーを観てたので、マントのお衣装があるという事実は把握してたんですよ……。

しかし再生してみたら想像の100倍大変だった。

シャンパンゴールドのマントを華麗にさばきながら、ウインクで客席を狙撃するミッチー(画面のこちら側で被弾)。

右手で、左手で、そして両手で。ミッチーがひるがえしたマントは、滞空時間の1秒1秒どこを切り取っても国宝級に美しかった。

完全に命を持っていかれた。これが及川光博なんだ。

もう、冒頭のメドレー「ファンキー☆ミュージック〜メロディアス」の時点で泣いていた。

このお衣装については、コメンタリーで「架空の国のフォーマル」と本人が述べているのを確認しましたが

これは架空の王室の一般参賀ですよ

「王子」は活動歴に照らすとややこしくなるからやめるとしても、

立憲君主制のとある国で事業とかも手広くやって成功しててめちゃくちゃ人望が厚い、とにかく国民に大人気の即位を控えた皇太子とかですよもう(細かいわ)。

 

このお衣装については、マントではなく短くて軽い「ケープ」だとコメンタリーで学習したのだけど、

その場にいるだけで精一杯だった初めてのワンマンとはまた別に、

「マントをひるがえすミッチー」はとにかく強烈な印象を私の中に刻みつけた。

(そしてチエホフはマントかっこよく受け取り選手権で10連覇してるんだきっと)

 

3週間ごしの初心者ベイベーいじり

サービス精神、それもめちゃくちゃに洗練されたサービス精神が炸裂する最初のMC(長い)。4,500人1人1人への魂のおもてなしを感じる。

 

初心者ベイベーをいじりながらミッチーはこう言った。

「何やってたの今まで、どうしてもっと早く来ないのここに」

ええ、もう本当にそう思います。

 

真の初心者ベイベーとして参加した先日の4/27八王子では、初心者ベイベーのC&Rなかったと思うんですよね。

だからふぁんあらのMCでの長い初心者いじり(超面白かった)を観て、3週間ごしにいじられたような気がして、くすぐったくもうれしかった。

 

ミッチーに牙が見えた話

音響や照明で「雲行きが怪しくなった」あと、

スポットライトの下、左手で黒と赤のマントを高く跳ねあげて登場したミッチー。何か、顔が、様子が違う。

さっきまでのバラードで気品を醸し出していた真っ赤なドレスシャツが、重厚なマントの下では毒々しくすら見える…!

ホラーっぽいダンスや歌詞に、これはもしかして友ベイベーがこないだ教えてくれたウォルフガング・ミッチーマイヤー様が歌っているのだろうかと予測をつける*1

アップになったとき、表情がまったくの別人で戦慄した。

目に宿る光にゾッとすらしたし、

口元には牙があるように見えた。

具体的には歌い出し直前の「ハッハッハッハッ…」、Aメロの「痛みをあげる ホラ」など、

そしてなんといっても間奏のホラー風味満点のダンス。

だから、マントをつけたときに一緒に牙も装着したのかなと勝手に思った。

 

 

…コメンタリーでもう一度見ると、ミッチーの口元に牙なんかついていないのだった。

 

それにしてもこの曲を含む中盤の流れ、コメンタリーですべて解説されていたけれど、1枚の赤いドレスシャツをベースにした複数曲の演出の組み立て、最早発明レベルではないだろうか。

 

コメンタリーまであるんですか

(ここまでさんざんコメンタリーに言及したけど改めて)

福利厚生どうなってんだーーーー

 

語りはじめた声を聞いたとき、あ、少しだけ、前から知っている俳優としての及川光博さんのイメージに近い気がする…と思った。

 

・ゆれる一人称「わたくし」「僕」「おれ」がつらい。

・本編と完全にシンクロする「にゃー」がつらい(メロディアス)。

・「なんでマント好きなんだろうおれ」「いや〜…変わった47歳だなぁ」(Slave of you)

 

などなどめちゃくちゃ楽しませてもらったけど、

アドレナリンをたぎらせてステージに立っていたアンコールのあと、Wishが流れるエンドロールで「こんな職業をいつまで続けられるか…っていうね。読めないもんな、未来は。」とつぶやくので、胸が苦しくなる。

でも、これからだってきっと遅くない、キラキラするミッチーをまだまだ追いかけられる、ベイベーとしてキラキラできる、そう信じたい。

マントをひるがえす金色の親鳥についていくのだ。

*1:その通りだったのはご承知の通りです。