※2022年10月追記:3年ぶりのファンクラブイベントが実施され、検索流入が増えていますので追記します。この記事は2019年当時のレギュレーションに沿って書かれています。2022年のものとは異なります(今はもっと厳しいので、もうこのようなことは書けません。2019、2022双方の注意事項を確認済です)。どうかお含みおきください。
人生初のファンクラブイベントが終わりました…!及川光博誕生五十年祭・1日目(10月23日〜24日)に参加することができました。
滞在中は忙しいと感じるくらいにイベントが目白押しで、旅館をあとにするときは「ミッチーのおもてなしトライアスロンを完走した」という、達成感にも似た気持ちでした。最早すがすがしい…!やりきった!
私たちはお祝いしに行ったんだけれどやっぱり及川さんは働き詰めでした…そんなの、知ってたけどさ…!0時を過ぎても一緒に過ごしたし、もうヘトヘトになるくらい愛し愛されたなぁって(語弊)。
参加してよかったことは数えきれませんが、一番大きいのは、ステージでキラキラし、テレビで笑顔を振りまくミッチーは、1人の人間・及川光博として本当に実在するんだとガッツリ実感できたことです。だって、360度、見れたんだよ!
どこまで書いていいかわからずで、とりあえず試みとして、企画やコンテンツの詳細を省き自分が感じたことを中心に時系列に残してみようと思います(出来事は歯抜けです。主観です。時刻はぼんやりふんわりです)。お察しの通りツーショのとこが長いよ。
7月9日
15:46
札幌ワンマンの翌々日(この日まで休み)。買い物中、「美しき世界。」のお衣装に影響されて真っ青なワンピを試着しているところへ、当落通知のメールが届いた。試着室で叫びそうになり、とりあえず試着室からTwitterに叫んだ。
あーーーーーーーーーーー!!!!
— くいな🐤 💭 (@purplekuina246) 2019年7月9日
生きようと思った。
*
10月23日
11:15
私は「忘れ物」と感じる閾値が低くて、「やっぱりあれも持って来ればよかった…」と際限なくくよくよする。サービスエリアのパン屋でトングを手に、やっぱりセレモニーの服も替えればよかったかな、先月の結婚式で着たドレスがあったのに、とか悶々とする。
14:20
バスの中でふと、自分はまだベイベーになって半年もたっていないのだと思う。忙しい月末近くに2日も有休をもぎ取り、顔面に限界まで課金し、今はベイベーを満載した貸切バスに揺られている。やっぱり冷静に考えるとびっくりするわ。どうしてこんなことに?
17:00
指定時刻に集合後、撮影会場に降りる階段で1列に待機。緊張が高まりすぎて無口になり、同行のAちゃん*1が「大丈夫?」と心配してくれる。
撮影を終えたベイベーたちが、感極まった表情で階段を上ってくる。「吐きそう」「実在してた…」とつぶやいていたり、顔や胸を押さえていたり。よけいに緊張が高まってしにそう。
17:15
階段を下り切ったところで、急に、空調がひんやりしたのを感じる。アルコール消毒をしながらAちゃんが「お清めの儀式みたいだね」という。奥の部屋でフラッシュが焚かれているのがわかる。ああどうしよう。もう逃げられない。
前の撮影の様子が垣間見えるようになり、撮影は「座り」だと判明。立って撮ると思ってた!ミッチーの左隣にベイベーさんが次々と座り、テンポよく撮影が進んでいく。
いや、ていうか、むり、距離近っ……
ポーズは出かける前からずっと考えて「腕」にしていたけど、直前で変更した。これは「肩」しかない…!
スタッフさんがミッチーに「肩です!」と告げる。腹を決めて「こんにちは、よろしくお願いします」と挨拶し近づく。低めの長椅子に足を組んで座っているミッチー。そのまま体をこちら向きにひねり、左腕を大きく広げて待ってくれている。隣に腰を下ろすとき、その胸に飛び込むような感覚を覚えた。
確かに肩を抱かれたような気がするけど、、そういえばカメラってどこにあったんだ?
席を立ちながら、ありがとうございました、と握手(※握手するところまでが決まり)。ミッチーの手のひら、しっとりやわらかくて男の人の手と思えなかった。これ何で出来てるの?
ミッチーはふんわりと笑みを浮かべて
「またあとでね、楽しんでね」
と言ってくれた。
退出し、後ろに続いていたAちゃんをよろけながら待つ。Aちゃんは、「くいなちゃん、『おいで』って言ってもらってたね」と言う。
覚えてない………。
でもね確かに、あたたかく迎えてくれた、ということは感じられたんだ。
階段を上ってロビーまで戻り、呻きながらウロウロする。iPhoneをガチガチ握っていたら電源ボタンの連打をしてしまったらしくものすごい音が鳴り響き緊急SOSを発信しそうになる。残り2秒でなんとか止めた。たしかに気持ちは緊急SOSではあった。
イベント前にツーショの相談をしていたAちゃんからは、五感のうち記憶は1つくらいしか残らないと聞いていた。以下、私の結果。
- 視覚→お顔を至近距離で見たはずだけど白い発光体としてしか残らず。でも笑顔は雰囲気でわかった!
- 聴覚→「おいで」が飛んだ。痛恨…
- 嗅覚→ガチの無臭だった
- 触覚→左肩を抱かれた感触は飛んだけど、手のひらは覚えられた…!
笑顔で腕を広げて迎えてくれ、その懐に抱かれにいったこと。あの3秒間の視界を忘れない。この体験はきっとこれからの私を強くしてくれる。包容力という概念を人の形にしたらミッチーになるんだと思った。
19:30
ミッチーは翡翠色の浴衣に眼鏡!麗しい…。
みんなで乾杯。自分も飲んだけど、ステージから目を離せなかった。
マイクを持った左手を軽く腰に添えて、ビールの入ったグラスを景気よく飲み干すミッチー。嬉しい、お酒を飲むところが生で初めて見られた…!
「(今夜は◯◯なことも言うけど)何でもかんでもSNSに書くなよ、みんな各自ちゃんと忖度してよ」というようなことをビシッと告げる。釘を刺すとかじゃなくて「みんなならわかってるよね、できるよね」というトーン。やっぱりミッチーはベイベーに基本的な信頼をおいてくれているんだなぁと嬉しくなる。
グループ撮影の順番が早めに回ってくる。Aちゃんとお互いにリップが落ちていないか確認し合う。
立ち位置は後列の端になった。うなじと耳たぶを凝視。
おしゃべりしながら軽やかに御座敷を練り歩くミッチー。白い足袋が眩しい。こんな至近距離にミッチーがいるのに、私は今お酒を飲んでいる、一体どういうこと?
綿密に企画されていたと思われるゲーム、やってみたところミッチーはこれでは成り立たないと一瞬で見切りをつけ、即興で変更。どうやったらこんなに迅速に判断して、適切な代案を思いついて、ビシッと実行できるの?推しの頭が良すぎて胸が苦しい。
21:50
ミッチー、働きすぎて声がちょっと掠れる。作務衣のチエホフにお水を所望。
お別れは大好きなあの曲…!座敷を埋めた400名のベイベーが座ったままサザエさんダンスをブンブン踊り出すの、ステージからはどう見えていたんだろう。浴衣でのゆるーい振り付けが粋で色っぽい。浴衣のさっちん・ゆうこりんも可愛すぎる。
アウトロ、腰に両手を当てるのが帯の位置で、萌え死ぬ。左手を挙げて大きく振ってくれる。袂から高く伸びる真っ白な腕。
ベイベーたちが温泉入れるか、めちゃくちゃ気にする。「ちゃんと温泉入ってね!?」みたいなことをたぶん5回くらい言ってた。セレモニーの前にも入っちゃえよ、と「もうさジャージとかでいいよ、すっぴんでもいいよ」ってそれは無理!!!
ていうか自分のお誕生日の瞬間を祝うセレモニーのことを「二次会」って言うミッチー…。
22:55
セレモニーに備えて着替えたり化粧直したり。っていうか化粧直し何回目か分かんない!自分の顔に飽きる!ていうか家であんなに化粧練習したのにその通りに全然できない!
でも、「あのチーク忘れた…」とか何でもかんでもくよくよする気持ちは少しずつ薄れてきた。
服装も、セレモニー用にドレス持ってくればよかった、とか思ったけどツーショとパーティーのトップス・スカートの組み合わせをチェンジして即席でもう1コーデ作ったら気分が変わってよかった。いいじゃんこれで。緊張がとけて、だんだん楽しむことに慣れてきた!
23:10
オリジナルカクテルを楽しむ前に、忘れそうだったのでツアーデスクにお手紙を届ける。前の土日で2日かけて書いたんだ!
スタッフさんは「本日の最終便でお届けします」と預かってくれた。そうか、イベント中もリアルタイムでお部屋に届いているんだ(後日まとめて届けるのかなと思ってた)。今このときもミッチーが館内で一緒に過ごしているんだなぁ、としみじみ実感が湧く。
23:25
二次会もといセレモニー会場に入る。前ベイベーだ…………(ばたり)。
格好良くドレスアップしてベイベーたちのサプライズ込みで祝ってもらったミッチーだけれど、「お出迎え気付きにくかった?」「3時間の宴会、長くなかった?」などいろんなことをしきりに気にして、ベイベーたちに問いかける。明日絶対クオリティアップするから!アンケートに書いて!と熱弁。私も「1日目はプロトタイプなの?」なんて気持ちは起こらなかった。宴会で「常に前か上を見ている」って言っていたのを思い出す。クオリティアップにかける執念も込みで私はミッチーが好きだよ。
セレモニー中、及川光博さんという人がそこにいることに慣れている自分に気づく。
今日の私は、ミッチーの耳の形を覚えた。
24:20
1人ずつ「おやすみハイタッチ」でお見送りしてくれる。
「おやすみなさい」
「ありがとう。おやすみ」
やっぱり手のひらは、ふんわりしっとりやわらかい。求肥か何かでできてるの?
2:00
なんとかバタバタ温泉に入り終えて寝支度も完了。セレモニーの余りの缶チューハイを飲みながらアンケートを書き始める。こうなったらクオリティアップの趣味にとことんつきあいたい気持ちになり、ペンを握る手に力が入る。
3:50
書き終わる。前半は完全にファンレターになってしまったので入りきらず裏側に到達し、結果一番下までびっしり埋まっている。2時間近く経っている。どうしてこうなった?
10月24日
6:30
早朝レッツダンスに参加したくて起床…………ということで睡眠は2時間半。
*
12:17
東名高速を一路東京へ向かうバス。添乗員さんから2日目のバスともうすぐすれ違うと案内がある。東京からやってきた3台ずつとすれ違う。一瞬すぎるけど手を振った。何かすごく幸せな気持ちになった。
15:01
到着。添乗員さんからお別れの挨拶の最後は「最後に、◯◯交通・ナンバー3216、みつひろバスにご乗車いただきありがとうございました」
TLでは2日目ベイベーたちがちょうど宿に到着している。お出迎えに被弾してるのが伝わってきてニヤニヤ。ミッチーは今日、アンケートを読んで立ち位置を変えたりしたのかな。心はまだ浜名湖に置いてきちゃってるなぁと思う。
ミッチー、お誕生日おめでとう。お祝いさせてくれてありがとう。50歳の1年間が輝かしいものになりますように。愛してます!
*1:私をワンマンショーに誘ってくれた友人。半年後にファンクラブイベントに同行することになるとは!