瓶人さんのチャーム爆発回でした。瓶人さん、ついに仲間になったよ!!…そこに至るまでの心の動きを丁寧に演じていた及川さん。仕事が光っていました。泣きました。
しかしですね、あまりに感銘を受けたので萌え語りより先にドラマを褒めちゃうよ…何なら今わたし正座してこれ書いてます。ドラマとしてゆきとどいている…とてもゆきとどいている…。推しがよい作品に出演している喜びををかみしめています。
以下、ネタバレしかしてないよ。
三つ星もスタッフの幸せもあきらめない
第1話でちらっと感じていたけど間違いなくこれは今の時代のドラマだよ、、グランメゾン東京は、三つ星という夢を追いながらもワークライフバランスをあきらめない職場だった…!うれしくてかっこよくて泣いちゃうよ!!
冒頭、メニュー開発中に居眠りしちゃう芹田(寛一郎)の頭を思いっきりはたく尾花。ちょ、それパワがハラってるから!今そういうのだめだから!!とヒヤヒヤしましたが*1、やっぱり「倒れるでしょ〜」と倫子がフォローしてくれるので安心感がありました。
他人の意見を取り入れ始めた尾花でしたが、第3話では「料理のためならすべてを犠牲にするべき」という考え方を改めてゆく様子がみてとれました。「事情を抱えるスタッフ」も力を発揮できるレストランは作れるのか?…この第3話の展開の中心に位置していたのが、瓶人さんとアメリーちゃんなわけですよ…(天を仰ぐ)。
結果、尾花は瓶人の母から起床時刻を聞き出し、こっそりキャラ弁を作り続けてアメリーちゃんを笑顔にしてしまうのです。いやまさか尾花が焼海苔をカッティングしながら「息抜きだってばよ」と答えたセリフがNARUTOのキャラ弁への伏線だとはね!?
あとアメリーちゃんが「おばなくん」って呼んでるの萌えます。かわいい…。
仲間の後押しで、シェフとして覚醒した倫子
第3話は、倫子の成長がみられた回でもありました。京野が「自分を信じられないシェフは、絶対に星を獲れない」と発破をかけ、尾花が肝心のコンテスト当日にまさかのブッチをかますことで、倫子はシェフの自覚、そしてリーダーの自覚に目覚め、尾花不在でもコンテストの料理を成功させます(手塚とおるの暗躍で負けはしたけど)。
これはやっぱり仲間のおかげなんだよね。任せるって実はとっても勇気がいる。尾花は倫子を信じて1回限りのコンテストを任せ、自分はお店の未来のために、峰岸(石丸幹二)を訪ねることができた。
「あっちはうちのシェフが作ってるから大丈夫です」
「シェフってあの女か?」
「彼女がしっかり料理してるんで。こういうときは、こっちのほうが大事なんで」
都心と山奥、別の場所で鹿肉の繊細な火入れに挑む2人。離れていたってバディなのだ!
グランメゾン東京の料理に宿った哲学
残ったスジ肉と、通常は捨てる生き血をコンソメに活かした画期的なジビエ料理。その全貌は、コンクール審査員に提供される場面で明らかに(このあたり料理の鉄人ぽくてワクワクしました!)。血の色のコンソメがひたひたと鹿肉を包む、装飾性を削ぎ落としたその佇まいに鳥肌が立ちました。まさに、「命を頂いている」という峰岸のポリシーと響き合うよう。
同じ頃、尾花の作ったこの一皿を試食した峰岸は「あんたら、コンテストに勝ちたかっただけだろ?」とその手間に驚きますが、尾花は峰岸に教えられたことだと謙虚に答えます。「生きとし生けるもの、いただいた命をあますことなく美味しくいただく、そのために料理人がいるんだって」
味を認めた峰岸は「バカうめぇなこりゃ」と破顔し、山の幸の調達の一切を引き受けてくれることに。試合に負けて勝負に勝った!第3話は、峰岸との出会いにより、グランメゾン東京の料理に哲学が宿った重要な回でもあったと感じます。
その他、細やかな脚本のここが好き
こうして仲間と一緒にクリエティビティを発揮できるグランメゾン東京に対し、gakuの丹後シェフ(尾上菊之助)は江藤オーナー(手塚とおる)の意向に沿わねばならず、ほんとうに苦しいですね…。せっかく優勝したのに、江藤のロビー活動で下駄を履かされていたことに愕然とする丹後。敗北したグランメゾン東京では瓶人が倫子の肩を叩いて慰めますが*2、勝負に勝ったgakuでは江藤が「勘違いするな」と丹後を突き放し、ぞんざいに肩を叩く。この対比、つらいですね。。もう丹後さんグランメゾン東京においでよ。
冒頭に明かされた「江藤オーナーの関西弁は実はエセ(埼玉出身)」という設定にはクスッとしましたが、最後まで見ると、実は江藤のアンフェアな人間性の象徴だったとわかります。うまいわぁ〜!
祥平が尾花のジビエ料理を食べて涙するシーンは、玉森さん、まじで名演でした。美味しさに打ちのめされて泣いちゃう、という姿は第1話で倫子も見せていましたが、演じ手の技量が問われますよね…!ああやばい玉森さんだいぶ好きになってきたんだけど。こわいんだけど。
そして祥平とパティシエの萌絵との仲を疑う美優(朝倉あき)がマジ怖い。えっそんな、ロッカーの取手に画鋲を仕込んでパティシエの指先を流血させるとかさ、、そんな陰険の最高峰みたいな技を、そのかわいいお顔で繰り出しちゃいます…!?このあたり今っぽいドラマでありながら、昔ながらの三角関係でいいスパイスだな〜と感じます。そうだよねメインキャストはおじさんおばさんなので、そういうのは若者にやってもらおうよね(笑顔)。そのうち朝倉あきちゃんが「この泥棒猫!」みたいな古典的なセリフを言い放つんじゃないかと今からドキドキしている(いい意味で)。
あの…京野さんめちゃくちゃ倫子さん好きやね……
— くいな🇫🇷🥖🍽🐢🐰 (@purplekuina246) 2019年11月3日
あっでもこのおじさんの恋は応援したいなと思いますねハイ。
瓶人を正式に店に迎えることになったラストシーン、倫子は「だって、みんなで協力しあって意見を出し合えばおいしい料理ができるってわかったから。それに、自分の家族や店の仲間を幸せにできないような人が、お客さんを幸せにできるわけありませんよ」と、決定的なセリフを語る。ここで瓶人さん、定時に絶対帰るけどお店に参加することが確定。やったー!!
今週の天使meets天使(瓶人パパとアメリーちゃん)
あまりにドラマがよかったから字数を割いてしまったが、、まあ瓶人さんのチャームが爆発でした。実況中は意味のある言葉がほとんど呟けなかったですね。
顔〜〜😭
— くいな🇫🇷🥖🍽🐢🐰 (@purplekuina246) 2019年11月3日
もはや何のシーンかわからんが、たぶん、顔がいいとか、顔がかわいいとか、そういうことを言いたかったと思われる。
お迎えシーンは今週も天使meets天使だった。帰宅後の「アメリー、うがいするんだよ」の一言では、TLにうがいするベイベーが続出。なんかさ、ベイベーとしてはさ、ミッチーの「しつけ」に萌えるんだよね…ワンマンショーでの「いい子にしてっ」「一致団結しなさい」*3とかさ、宴会での「食べなさい食べなさい」*4とかさ…。命令形がたまらんのよ。もしかして調教されすぎ?
そして今週もアメリーちゃん寝かしつけがあって大歓喜。ボーダーカットソー着て、裸足で、しゃがんで布団をかけてあげる瓶人パパがかわいすぎる。足の指が綺麗!!(何を見ているのか)お迎えと寝かしつけは毎週のお約束でお願いしたい。
レシピ動画の貴公子が仲間になりたそうにこちらを見ている
モンペなので瓶人さんの雇用契約書は録画を一時停止して熟読しました。
契約期間:コースメニューが完成するまで
契約更新:☑あり □なし
(業務?勤務?内容)開店準備におけるレシピ開発
(始業)9:00 (就業)17:00
(たぶん残業について)基本的になし
ちゃんと口約束じゃなくて契約書交わしていたので京野さんやっぱり頼れる。そして実は契約更新「あり」だったのがエモい。
契約書の約束通りコースメニューが完成し、「お店の成功、お祈りしてます。オルヴォワール(ごきげんよう)*5」と貼り付けたような笑顔を残して一度はグランメゾン東京を去る瓶人さん。名残惜しそうに建物を見上げ、でも仕方ないか、というような表情でお迎えに向かうところ、泣きそうになりました。
アメリーに「どうしたの?お荷物いっぱい」と問われ、「ああ、今日で、お店はおしまいなんだ」と説明するところも心なしか残念そうだった。「レシピ動画の貴公子」として名声を得ていても、やっぱり1人でやるの孤独だしプレッシャーがあるよね…。仲間と高め合えたことが楽しかったんだよね瓶人さんは…(号泣)。
その後、アメリーと保育園の先生からキャラ弁の秘密が明かされ、お店に加わろうと決意する瓶人。上述のラストシーンではグランメゾン東京のキッチンに立つところを倫子に見つかり、バチコーン☆とウインクをしてみせる。はい取り締まりますプロの所業ですね。何回だって見ちゃうよね。
大喜びの倫子のハグを「お、おう」って受け止めてニコニコするのもめっちゃかわいい。アメリーちゃんといい倫子といい、瓶人さん、抱きついてくる女子を受け止めまくりですありがとうございます。
お料理シーンがかっこよくてずるい
それにしても瓶人さんはめちゃくちゃかわいいのに、お料理シーンがかっこよすぎてずるい。腰に手を当てて、腕まくりして、高いところから塩振って、本当に料理上手に見えます(語弊)。お料理本気モードのときに流れるロックなギターチューンに、凛々しい立ち姿が映えるのなんの。
クライマックスのコンテストのシーンでは、尾花なしで戦うことになった倫子をやさしく、しかし的確にサポートする瓶人さんが最高です。
「相沢さん、コンソメと付け合せをお願いします」「Oui,chef」
「よし、行くよ。同時にいける?」「合わせるよぉ、ぴったりね」
あああ私も瓶人さんにぴったり合わせられたい(何を?)それか瓶人さんが茹でてる緑の何かになりたい*6。
来週からはいよいよ本格的に厨房での活躍が拝めると思うとうれしいですね。
最早フレンチ食べたすぎて、今週の飲みの約束、 独断でビストロにしちゃった。