完全に猫なのさ

4年目ベイベーが及川光博さんについて書くブログ I'm here for you.

「グランメゾン東京」第10話感想/ラストに向けた「全員野球」宣言!

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今週は瓶人さんが怖かった件

とにかく尾を引いた「ナッツ混入事件」、第10話にしてようやくの落とし前という感じでしょうか…。

みんなの前で直角に腰を折って、3年前のミスを謝罪する祥平。もうずっと、伏し目がちでつらそうな顔をしていた祥平にはそろそろ幸せになってほしい…開始からずっとそう思って見ていました。

この真相に、一番ブチ切れたのが瓶人さんでした…。こわかった泣。これについては後述。

 

このドラマは、料理人が誰か他の料理人のために腕を振るい、その心を動かすシーンが大事にされているなぁと思います。第1話の「手長エビのエチュベ」と「クスクスアラメゾン」、第5話の「アッシェパルマンティエ」、第6話の芹田のチャーハン。…必然的にそれはほとんど「まかない」であるわけなんだけど、今回の第10話では少し形を変えて、元料理人である京野が腕をふるい、その「ボンヤリした味」である意味みんなの心を動かす、というパターンが描かれました。精一杯やって俺にはこれしか作れない、なのに才能があるお前はフレンチを投げ出そうとしている…「お前みたいなやつが一番ムカつくんだよ!」という訴えが悲痛でした。

のっけから瓶人さんやら京野さんやらに胸ぐらを掴まれっぱしだった祥平。

 

このとき、他の主要メンバーよりうんと若い(履歴書によると1990年生まれ29歳)祥平が、たしかな才能を持っていることに光が当たったわけですが、いっぽうで瓶人さんがずっと鋭い目つきを祥平に向けているのが、このドラマでは初めてに感じて、なんというか心が休まりませんでした。だっていつもは見ているだけで幸せになるスーパーかわいいプリティおじさんだったから…(←語彙)。

ドキドキしたのは、貴重なキジバトを使ったメインディッシュの開発のシーン。尾花とディスカッションする祥平が、炭火で火入れしたり、ザクロを合わせたり…という鮮やかなアイデアを次々に放つ間、背後で聞いていた瓶人さんの複雑な表情が気がかりでした。その前の前菜完成のシーンで大喜びしていたのは「尾花に認められたから」だっただけに、もしかして許せないだけじゃなくて、嫉妬もあったりするのかなぁ、なんてオロオロしながら見ていました。何度でも言うけど目がこわかったよ(泣)。

でも、もう1回録画を見直すと、瓶人さんは「ザクロ」のアイデアではうんうん、と微かにうなずいていたんですよね。食材の組み合わせを得意とする瓶人さんだけに、関心していたんだねぇ…。他の料理人と違って、三つ星には家族との再スタートもかかってる。祥平には「いくら謝られても僕は許さないよ」とジトジト言うけれども、嫉妬だってのは勘違いでした、ごめんよ瓶人さん。

 

仲間に恵まれるか否か…2人のシェフの明暗

なんかもうコックコートの色そのままに明暗が分かれた…。つらい。

新メニュー開発中のグランメゾン東京で「私はほんと、すっっごい仲間に恵まれてるなぁと思って」と倫子が微笑んでいたのと裏腹に、gakuでは急転直下、丹後さんがシェフの座を追われることに……!!!

間が悪いことに、その事実を丹後が知る前に新シェフの結月がやってきて、ズカズカと厨房に入り込む。あ〜〜私このタイプの、上からくるメガネ男子すごい苦手〜!(主観)

「お前ら全員、納得したのか?」「丹後さんじゃ、これ以上上にいけないって、みんな思ってました」

柿谷お前はだまってろ。

gakuの料理人たちは(みんなモブとはいえ)熱血な雰囲気で「ウィーシェフ!」の挨拶も熱がこもっていて、丹後シェフを慕っているものだとばかり思ってたよ…。

 

私、手塚とおる演じる江藤オーナーの「ウニ出とるやないかい!」が大好きで、いちいち卑怯な手で妨害をしてきたことから、最後には最高の水戸黄門カタルシスが待っているんだろうなぁぐふふふ、と勝手に想像していました(「半沢直樹」の手塚さんがそうだったので)

だけど今回、丹後シェフを切った江藤オーナーにも、彼自身の野望がはっきりあることが描かれました。

「でも、三つ星をとればすべてが変わる。私はコストに縛られずに、思うがままに、美味しい料理と最高のサービスを追求できる、そんな究極のレストランを作りたいんです」

野望があるからこそ江藤は、祥平を失ってから自信をなくしていた丹後に、厳しい処遇をするしかなかった。最後に試食した湯葉の料理を、心の底では美味しいと思い、感服していた江藤。その感想を丹後に問い詰められ、涙を拭いながら「本当に、いままでお疲れ様でした」と頭を下げるしかできませんでした。やりかたは卑怯でしかないけど、江藤もまた、レストランというビジネスに夢を見て、三つ星を追いかけていたんだなぁ…。これにより「ギャフン」への期待は取り下げます。

丹後さん…こんなの予想外だったよ、どうなっちゃうのか心配でしかないよ!!グランメゾン東京においでよ〜〜〜〜(n回目)。

 

とうとう、祥平が仲間になった!

グランメゾン東京の前に、圧倒的ラスボスとして立ちはだかるリンダ。三つ星の獲得にはスターセレクションメンバーの全会一致が必要なため、リンダを翻意できなければ三つ星は絶望的です。「どうしてそこまでして平古祥平を?」って言うけれどもそれはこっちが聞きたいですよ!いくら大事件を起こした「真犯人」だったからって、一介の若い料理人に、リンダほどの地位がある人がそこまで執着するのかがわからない。今回、背景には会社の上層部の意向があることが明かされましたが、サラリーマン的な使命なら尚更、ここまでの私怨めいた追い込みはしないんじゃない?って思ったりします。まぁここらへんは深く考えないことにしましょう〜。

とにかく、祥平が10話もの時間をかけてついにグランメゾン東京の仲間になりましたよ…!長かった!!

店に迷惑をかけられないという祥平に、フレンチのフルコースとは何たるかを、京野、瓶人、倫子がリレー形式で語って聞かせるシーン。ちょっぴり舞台っぽい演出で好きでした!

瓶人さんのパートはうっとり担当でしたね♡

「そこから、料理人が生み出す数々の前菜と、ソムリエが選んだワインのマリアージュとで、攻め立てる。魚料理で意識を飛ばし、渾身のメインでねじ伏せる!あとはもう、デザートで夢見心地…」

なんか、及川光博ワンマンショーのことかな???って思ったり。

「俺たち全員で力を合わせれば、今のリンダだって落とせんだよ。三つ星にだって必ず手が届く。」

淡々と諭す尾花のセリフは、「グランメゾン東京は、チームの力を結集して困難に立ち向かう」という決意表明でもありました。全員野球ですねわかります!!!

「入りたいです…俺は、この店に入りたいです。グランメゾン東京で、尾花さんやみんなと料理を作りたいです!」

顔をぐしゃぐしゃに歪めての祥平の絶叫は、ホテルを去る前に厨房で一人、声を張り上げた「ありがとうございました!」を彷彿させました。一人ひとりの心に刺さった様子がカメラワークでで表現され、あんなに許さないと言っていた瓶人さんも上を向いて涙をこらえていた…。

「時間がないの。次の新メニュー、急ぐよ祥平!」

腹を決めた倫子は、布巾でバシッと祥平をはたいて厨房へ。「祥平くん」という呼び方を変えたことからも、これからは遠慮なく、仲間として扱っていくよ!という姉御肌的な気遣いが感じられました。

それにしても玉森くん本当〜〜に演技うまいですね。このドラマは「おいしい料理を一口食べて、それに心を動かされる」という表情の演技がとてもたくさん出てきて(第10話では朝倉あきちゃん演じる美優も印象的でした)、それぞれに役者さんの技巧が光っていたけれど、玉森くん演じる祥平はプロとして尾花たちの料理を口にするシーンが多く、一般人より圧倒的に解像度が高いなかでどう感じたかを複雑に表現しないといけない。今回も瓶人さんの自信作を一口食べて「すっげ…」というシーンがうまいなぁ〜と思って見ていました。

 

晴れてグランメゾン東京のコックコートに袖を通し、瓶人さんに「祥平、黒より白が似合うよ〜♡」と褒められる祥平。瓶人さんのわだかまりがすっかり氷解していて一安心なのですが、gakuの黒コックコートが色白な玉森くんに恐ろしく似合っていたことは書き留めておきたいよね、うん…。

それにしても一番、紆余曲折したのは祥平だったんだなぁ。ストーリー内で着たコックコートの種類も、エスコフィユ、ホテル、gaku、そしてグランメゾン東京と、一番多いのではないかしら。あっ、人気WEB料理研究家時代の瓶人さんはファッションショーしていたので別だけど…!(高級レストランのメンバーとなった今でも頻度を落として料理教室とか動画アップとかしてくれてると…いいなぁ…)

 

セリフのリフレインまとめ(全部じゃないかも)

10話ともなると、じゃんじゃか出てきますね!全話見直す余裕がないので怪しいところは見逃してください。

  • 「できたな…最高のチーム。」京野さんのラストのセリフ。第3話ラストで「最高のチームになるかもしれないな」と言っていたのとタイミングも一緒でグッときました!(主題歌の「君のため〜♪」がかかる)
  • 「絶妙に腹立つ〜〜」登場3回目!瓶人さんの言い方かわいい♡
  • 「平古祥平の料理には、人を動かす力がある」これも元は「尾花夏樹」でしたが3回目。
  • 「自信のないシェフには星が取れない」これは元は第3話で京野が倫子に発破をかけるセリフ「自分を信じられないシェフは、絶対に星を獲れない」だったのだけど、今回は江藤から丹後シェフに向けられる形に…ううう、つらかった…。
  • 「オゥ、ウマソゥ」瓶人さんかわいすぎます()

 

瓶人さんに関しては、今週は鋭い目つきのシーンが多くて怖かったけれども、白子のメニュー試食で一人だけピョンピョン飛び跳ねていたり、やっぱりアラフィフなのにかわいいのがやばいですよね…。そういえば市場のシーンのコーディネートもかわいかったのですが、迷彩ダウンジャケット+白スニーカーという出で立ちのミッチーに見慣れている自分にびっくりした。でも真剣味のあるシーンで見せてくれる年相応の魅力にもメロメロです!具体的には「リ・ド・ヴォーを入れたクスクスのサラダ」の型抜きをしているところ♡無駄に格好いいスローモーションありがとうございました!!

 

今日は瓶人さんが市場のシーンで重ね着していた黄色いカーディガンを着て一日過ごし、これも書きました。いよいよあと1回…!!見届けるぞ!