完全に猫なのさ

とあるスターと、いろんなエンタメについて書くブログ I'm here for you.

ミッチーのファンクを気に入ってくれた妹のために、Spotifyにある曲だけでプレイリストを作った話

3/29追記 非公開だったプレイリストを公開しました

前回「推しの持ち寄り会」で妹にワンマンショーの円盤を見てもらったところ、ミッチーの楽曲、とくにファンクに興味をもってくれました。これは嬉しい驚き!よーしお姉ちゃんSpotifyに課金してファンクのプレイリスト作っちゃうぞ!

 

(推しの持ち寄り会の話はこちら)

purplekuina246.hatenablog.com

 

さてSpotify、これまでは無料プランで時々利用する程度だったのですが、改めて「及川光博」のラインナップを確認。最初の3枚とここ数年のはそろっているけれどああ何ということだ「FUNKASIA」がない!タコ焼きを作りたいのにタコがない!(語弊)

他にも入れたい曲が足りないけど、そこに無ければ無いですね。ということでライブ音源のプレイリストは別に作るとして(喝采と銀河があったのでくっつける)、ファンクを中心に、初めて聴く人におすすめしやすいプレイリストを作ってみようと思いました。せっかくだからちょっとキラキラした曲入れてもいいよねロディアスとかさ(だって私はロディアス芸人)。

アルバムの曲順やワンマンショーのセトリなど、ところどころに「本物の曲順」を織り交ぜながら(ベイベーさんなら多分わかります)、「ぼくのかんがえた さいきょうの おいかわみつひろ」の非公開プレイリストを全22曲(約1時間45分)で作成。完成した時はえ、天才では?と思った。妹にリンクをシェアしたうえで、さらにiPhoneのメモに1曲ずつ解説を書いてスクショを送りつけました。後ろの曲ほど長くなっていきました。妹が「もったいない」と言ってくれたので、そのメモを整えて以下に置いておきます。

 

(選曲は私の偏愛に基づいたものであり、独断と偏見でしかないこと、以下の文章は妹という身近な一個人に宛てたものが元になっていることをご理解いただければ幸いです。あと根本的な不勉強は見逃してねっ

 

 

Spotifyプレイリスト「及川光博Funk!!!」(全22曲)

f:id:purplekuina246:20200312141544j:image

open.spotify.com

<このプレイリストについて>

通常音源のみで、キラキラポップやロックも混ぜつつファンク中心にまとめました。

<凡例>

💃…振り付けの度合い(客席)。サビのみ💃〜ほぼ全編💃💃💃

☆…重要曲・定番曲(独断による)

<収録曲>

  1. ロディア
  2. ウィークエンド・ランデヴー
  3. ミス・アバンチュール
  4. 愛し愛されまSHOW☆
  5. アクアリウム
  6. 恋にうつつをぬかしたい
  7. まるごとフルーツ<2015>
  8. CRAZY A GO GO!! 〜この世でオンリーワン!!〜
  9. イケナイ関係
  10. Slave of you
  11. 紅のマスカレード
  12. きれいな嘘
  13. 三日月姫
  14. 今夜、桃色クラブで。
  15. 炎上!バーニング・ラブ
  16. 君の罪、僕の雨。
  17. SEXの意味・意味のないSEX
  18. フィアンセになりたい<2015>
  19. 求めすぎてる?僕。
  20. バラ色の人生
  21. S.D.R.
  22. Don't forget me


1.☆「メロディアス」(2016)💃💃💃

のっけからすみませんファンクではありません。ロディアス芸人なので入れました。MVでは花柄スーツのおじさんが妖精となってみんなにハッピーを届けます。私はこの曲でグロッケンを叩く係をやりたい(係?)。ワンマンショーでは2016年(発表年)、2017年、2019年と演奏されているので(そして2019年FCイベでも)、定番曲の仲間入りをした可能性があります。

 

2.「ウィークエンド・ランデヴー」(2016)💃

大人の「デートまだかな♡」ソング。2016年のワンマンショーでは、ダンサーさん不在でサビのとこだけ理枝さんによる振り付け(めちゃかわ)。

 

3.「ミス・アバンチュール」(2001)💃💃

通称ミスアバ。キラキラロック。サビの振り付け(かんたん&めちゃかわ)で多幸感が振り切れる。♪わけもなく\ごーじゃす!ごーじゃす!/のC&Rは何故か最初からできた。同期ベイベーの間でも「何故かできた」「ちゃんと踊れた」との声があり、オーディエンスをパワフルに巻き込む力を持った1曲。

 

4.「愛し愛されまSHOW☆」(2017)

タイトル含め本人がMCで喋ってることをそのまま歌にしたもの。だいたいこんな感じです。及川光博ワンマンショーのテーマ曲みたいなものだよ(他にもメタ曲いろいろある)。ミドルテンポのグルーヴに乗れると楽しい!

 

5.「アクアリウム」(2017)

おっとな〜!!!!!かつアーバンなゆったりファンク。水槽にたゆたうようなゆらゆら感をお楽しみください。なお昨年のニコ生では、お魚の弾幕が貼られました🐠🐠🐠

 

6.「恋にうつつをぬかしたい」(2018)💃

女子かわいい♡女子大好き♡女子になりたい♡を詰め込んだ女子全肯定ソング。「生まれ変わるなら私はそんな女の子になりたい」→「「「なれるよ!!!」」」サビでペンギンみたくぴょんぴょんするたーすーがかわいすぎて天使。そして落ちサビの歌詞はぜひ読みながら聴いてほしい。推しに会える日にめちゃくちゃがんばる、私たちのための歌です。悔いなく今を生きよう。

 

7.「まるごとフルーツ<2015>」(2015、オリジナルは2002)

\禁断の禁断のレィディ!!!/FCの人気投票(ベイベー&男子が選ぶベスト10)に基づいて編まれた20周年ベスト盤「20-TWENTY-」(2015)ではロックに分類されているんだけど、ファンクもロックも、いろんな要素が詰まったグルービーなイケ曲。

 

8.☆「CRAZY A GO GO!! 〜この世でオンリーワン!!〜」(2000)(💃💃💃)

最近はファンキーバージョンで演奏されることがほとんどですがSpotifyになく、これは少しテンポの遅いオリジナルです。ゴリっと重厚。

※タイトル表記はシングル(2000)ではなくアルバム『聖域〜サンクチュアリ〜』(2001)のものを採用

 

9.「イケナイ関係」(2012)

たーすーのマイケルっぽいダンス(語彙)かっこよすぎて死ぬ。サビの女性ボーカルは理枝さんです。三連休の豪遊!!!

 

10.☆「Slave of you」(2013)

ファンタスティック城に200年の時を経て蘇った怪人、ウォルフガング・ミッチーマイヤー様の狂愛ソング。ウキウキ半音階地獄のゴシックファンクです。再演された2017年の円盤ではマントを羽織るだけだったのに口元に牙の幻覚が見えた。血を献上したいっ…!!!

 

※これを読まされた時の妹↓

「どこまでが強めの幻覚でどこからが公式設定なのか見極めが難しい」

驚くことにね、公式設定なんですよね…!

 

11.「紅のマスカレード」(2017)💃💃

2017年『FUNK A LA MODE』のリード曲。ラテン&歌謡なムードをお楽しみください。なお当時の星組トップスター紅ゆずるさんに提供した宝塚版もあり(レビュー「キラールージュ」フィナーレの1曲として)。ただの宝塚でした(褒めてる)。

 

12.「きれいな嘘」(2001)💃

さて、ここいらでミドルテンポで休憩。2019年ワンマンショーでは「さあ、デートの時間だよ♡」ではじまり、長い長いサックスソロで高まりまくって終わりました。手を振る軽い振り付けがあるため、上手に横ノリを楽しめます。途中に挟まるワルツパートが好き。

 

13.☆「三日月姫」(1997)💃💃

初期の代表曲の1つ。このバージョンは比較的シンプル。ワンマンショーでは音の分厚いギラッギラのアレンジになっており、最新版ではハードロックパートが取り入れられています。

 

14.☆「今夜、桃色クラブで。」(1998)💃💃💃

同じく初期の代表曲。三日月姫と桃色クラブがどっちも入ってた2019年のセトリはやばいと思うの。初めてカノジョ(※敢えてのカタカナ表記)をマンションの自室に招いた主人公が、期待感をバチバチに盛り上げてハッピームードを高めているキラキラエンタメ前戯の歌です。床フローリングです。ミッチーのサービス精神が溢れたこの曲が大好き。2019年ワンマンの映像は及川光博49歳(当時)がニッコニコ全力で踊るのが可愛すぎて、ダンサーズが爆乳すぎて、致命傷を負います。アクスタの1体はこの曲の足上げポーズで、私は桃ちゃんと呼んでいる。

 

15.「炎上!バーニング・ラブ」(2017)💃💃

通称「炎上」。サビで両手をガッツポーズみたいに掲げて振りまくる振り付けがあることから腕筋が試される曲。アップテンポで否応なくテンションが振り切れる。2019年のワンマンでは残り数公演で突然セトリに加わり、盛り上がりが半端ないことからファイナルつまり円盤に収まるという出世を遂げた(ここで弾かれたのがミスアバなのである)。「バイク飛ばせすぜ海辺まで」のところ、2017年はみち理枝でそれぞれ上手下手でバイク🛵ふかしてたんだけど、2019年では二人乗りになりました(※※※理枝さんが前)。間奏の振り付けは舟漕いだりいっちょめいっちょめやったりお相撲さんの手刀をやったりします。何を言ってるのかわからないと思うけどやります。

 

16.「君の罪、僕の雨。」(2001)

腕筋が疲れたところでちょっとスローダウンして初期のド名盤『聖域〜サンクチュアリ〜』から1曲どうぞ(ちなみに3.「ミス・アバンチュール」、8.「CRAZY A GO GO !! 〜この世でオンリーワン!!〜」、12.「きれいな嘘」もここから。推しすぎ)。このアルバムには重要曲が多く収められているのだが、初めて聴いたときはそれよりも全編お洒落すぎることに腰を抜かした。ミュートつきのトランペットから始まり、サビ前のストリングスのデンデデッデデデデデデデデンデンデン♪で超高まる。

 

17.「SEXの意味・意味のないSEX」(2001)

前の曲と同アルバムより、そのままの順で。この流れが神なのよ!イントロかっこよすぎ。演奏機会が少ない(ほぼない?)もののベイベーたちが熱心に推す曲。これも振り付けとかはないと思うけど、もしワンマンでやったら客席はダンスフロアになること必至(※19-20ゆくくるで言及あったそうなので可能性ゼロではないかも?)。

 

18.☆「フィアンセになりたい<2015>」(2015、オリジナルは1997)

初期の名曲の1つで、歌謡っぽいファンク。距離を感じ始めた若い恋人同士の葛藤を描いた歌詞が素晴らしく「乾かないマニキュアのせいにして留守電」とか神なのか?前述の20周年ベスト盤の時に6曲歌い直されたうちの1曲。オリジナルより音が断然ゴージャスになっていておすすめ。2015年のワンマン円盤では衣装替え時、黒のキラキラジャケット着て赤いバラを1輪携えて階段を降りてくる、という「世間が考える及川光博」そのままのパフォーマンスで登場。

 

19.☆「求めすぎてる?僕。」(1996)💃💃

セカンドシングル曲、通称「求めすぎ」。ベイベーは何かドラマとかでモヤる展開があるとき「求めすぎかな…」と言えて便利。いきなりこんな2枚めからファンクで攻めてたんだなぁ、と改めて思う。後半のAメロ繰り返しのところ、ダンサー2人とめちゃエロ絡みしたり理枝さんがガチの喘ぎ声絡ませてきたりするので本当によい子は見ちゃいけません。2019年は福岡公演のアンコールでのみ登場(「福岡といえばこの曲!」と言っていた)。理枝さんの喘ぎ声でびっくりして固まってしまった初心者ベイベーは私だ!

 

20.☆☆☆☆☆「バラ色の人生」(1999)💃💃💃

←思い入れのあまり凡例を破りました。

永遠の金字塔。生きることを真正面から肯定してくれる大切な大切な1曲。MVはニューヨークで撮影されたもので、黒のタキシードに20代終わりの美貌が映える。アンコールに登場することが多く、2019年はクレイジーと半々でした(ダブアンあった会場では両方登場することも)。メロディラインはもちろん、華やかなサウンド、弾むベースライン(デーンデーンデデッデーン♪)全てが魅力。ワンマンでこれを踊りながら、生きててよかったって心から思える。振り付けはすぐできそうに見えて実はとても難しい。大変に練習が必要ですが踊れると脳内麻薬の分泌量が格段に変わってきます。ベイベーパートもぜひ覚えて歌おう!

 

21.☆「S.D.R.」💃💃💃(1999、オリジナルは1995)

メジャーデビュー前の自主制作盤にルーツをもつ、及川光博のファンクにおけるオリジン。近年はアンコールとか終盤に演奏されることが多く、その場合はツアTとかで軽装になるんだけど、2019年は早くも3曲目に登場。全員が最もドレスアップしているタイミングなのでキラキラジャケット&ロングドレスが翻りまくりの、ゴージャスすぎる「おめかしS.D.R.」で脳が融解した。歌詞の背景には「最高の俺たちで最高のセックスしようぜ!」という信頼とリスペクトがあり、Bメロの女性ボーカルはもちろん理枝さんの見せ場。2019年はみち理枝のバディ感を全面に押し出した演出で、中盤に訪れる、センターでの2人のシンメターンは垂涎ものであった。後半にはご当地ネタなどを盛り込んだ日替わりの振り付けが入り、ベイベーは即時対応。みんなでリハで決めてるんだそうです(2019年は大阪で「USJ」、7/7の札幌で「七夕」、静岡で「茶摘み」など。名古屋では女子ーズが「天むす」から離れられなくなり及川Pに却下されたらしい)。

 

22.☆「Don’t forget me」💃

ヒロイン(=ベイベー)を200年前の「運命の人」の生まれ変わりと思い込み執着するも、真実の愛に気づいたマイヤー様。幸せを祈りながら黄泉の国へと帰ってゆく、激エモさよならソング。あっ泣いちゃう。2013年のツアー「ファンタスティック城の怪人」ではSlave〜で始まる第一部がこの世界観でシアトリカルに展開され、ラストのこの曲が終わると、マイヤー様が再び肖像画の中に戻っているのです。ちなみにヴァンパイアのアイデアは理枝さんに代わって4年間コーラスを務めたまなみんのものだそう。レガシーだね!!2019年は最後のエンディングで流れ、手を振りながら笑顔でお別れしました。

 

 
プレイリストを聴いた妹の感想

妹からは「みっちーさんは売れ線の音楽ではなくて自分が表現したい音楽にひたすら真摯なんだろうなと思いました」という感想をもらいました。及川さーーーーーん!伝わってるよ!!

 

せっかくだからちゃんとしたコメントももらったよ↓

 

「姉に『楽曲に興味があります』と伝えたら『たぎる』→『Spotifyプレミアムになった(報告)』までがほぼ秒だったので笑いました。
最初は音楽の強烈なキャッチーさに驚き、歌詞が入ってくると今度は「生きていること」を真っ直ぐに肯定する言葉の強さに驚き、そこからご本人の美しさを思い出し「…才能、マルチすぎでは!?」ってなりました。
ワンマンショーたのしみです!」

 

 

それにしても苦労したのはロディアス入れるところですよ。そりゃあね。本当はPURPLE DIAMONDのセトリを真似て最後にメロディアス→バラ色→どんふぉげを考えたんだけど何ていうかライブじゃなくて素のプレイリストにするとエモエモしく終わらせたいという作為が悪目立ちしてしまい。どこに入れても繋ぎが変になって、、やけっぱちで冒頭に入れました☆

ファンクのプレイリストとは??????

 

妹は、バラ色、フィアンセ、そしてメロディアスを特に気に入ってくれたようです。ねじ込んだ甲斐があった。