完全に猫なのさ

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この先、何もわからない、だから狂おしく待つのみ…/「最愛」第9話感想

私史上もっともギリギリのアップになります!今ですか?会社帰りの地下鉄です!♪走れ地下鉄〜〜!!!

箇条書きでいきます!

 

 

究極の形で表された、梓の「最愛」

  • 「私がしたことに後悔はない」。冒頭のモノローグは満を持して梓ママでした。ヒリヒリします。しかしこの発言の「私がしたこと」が何かについては、実は時制が不明なのです。9話を見終わって考えると、「ラストの出頭」のこととも読めるし、まだ謎に包まれている殺人事件のことなのかもしれません。
  • ただ一つ言えるのは、達夫の死体遺棄をかばった8話の発言、「私も同じことしてたと思う。地位も立場も忘れてね」に繋がる言葉だということ。
  • 事情聴取でペンの所在不明が確認され、梨央が疑惑を深めるシーン。エレベーターホールの床が斜めに撮られ、梓へ質問する梨央が、黒い壁に映ったところにフォーカスして、不安が表現されています(これはタブレットに優の動画が届いた時と同じ手法)。
  • そして、ついさっき警察にアリバイを聞かれたとは思えない柔らかな笑顔でタマゴサンドを渡そうとする母。第2話でそうだったように「美味しいものを食べさせたい」親心が根底にあるのかなぁ…。でもその料理は普通に失敗していたし、ある意味「無理して」母親らしくしようとしていた面もあるのかもしれません。
  • 第9話のクライマックスは、梓の記者会見→出頭でした。息子に目線だけであとを託し、加瀬に頭を下げ、車に乗り込んだ梓のアップにピタリと合う、「♪君に夢中」の2サビ…!演出うますぎ!!!
  • 泣きそうな顔で母の覚悟を受け入れるお兄ちゃんを見て、初めて感情移入しました。ごめんね罪をなすりつけたいとか言って。
  • 梓はカメラに向かって「全部私がやりました」と告白しましたが、これは15年前の達夫が取った行動をそのままなぞるようでした。ある意味、究極の似た者夫婦なのです。

  • 「私…やっぱりお母さんには向いてないみたいね。ごめんね」→いろんな形で母であろうとしてきた梓。その親心の究極の形が全部泥をかぶるということだったんですよね…「♪君に夢中」がかかるのには納得しかありません。

 

しなないで専務(嘆願)

  • 憔悴した表情で首脳陣に謝罪する後藤専務。そして咳き込んで倒れ込み、あわや原島課長というシーンでした。ガクッと膝をついたときの内股が庇護欲を掻きたてます、保護したい…!
  • そして放送前からベイベーをざわつかせた、美しすぎる寝顔(メガネオフ&横顔)!!!おじさんの寝顔がこんな綺麗ってことある???口元もごもごさせたのも可愛すぎる、愛しみがすぎる…!
  • 言いたい放題のワイドショーとダダ下がりの株価を見ながらしょんぼり肩を落とすパジャマの後藤専務…。だめ、もう無理、すきです!!!!
  • その後、体調が戻って久しぶりに出社したシーン。責任をとります、と沈み込んだ表情が切ない…。そして、荒れ果てた専務室の入り口に立ち尽くす後藤を、再び斜めのアングルで捉えます。

  • 梓からもらった特注ボールペンは、桐箱に収められたまま大切に仕舞ってありました。梓のメッセージを読み返しながら、とても悲しそう。やっぱり後藤にとっての「最愛」は、真田ウェルネスという会社なんだとここで一度強く印象づけられます。
  • もしかしたら専務、マオカラーを着ないと元気にならないのでは?あれはそういう特殊装備なんじゃない??なんでもいいからアレを羽織って元気だそうよ!!!!っていう心境にこのとき既になっていました。

  • そしてついにやって来てしまったそのシーン…。出頭を止める梨央ともみ合い、階段から転げ落ちた後藤。一度は起き上がるものの、頭から血を流しながら、ついには床に刻まれた真田ウェルネスロゴマークの上に倒れ伏します。お願い、うそだと言って………
  • 1話で匂わされていた「血」は、まさかの後藤のものでした…。にわかには受け入れられないくらいショックでした…。ショックすぎて口走ったのがこれ↓

  • 今の私には「お願い、生きて」しか言えないよ。。。
  • ロゴマークの上で意識を失った姿を俯瞰で撮影。今回ラーメン屋ばりに「究極」ばっか使ってごめんやけど、これも“究極の”愛社精神の体現だったのかなと思います。やっぱり「ここ」が、後藤にとっての「居場所」なんですね…。

 

シロでいて大輝(懇願)

  • もんじゃ焼きのシーン、「なんでこんなことになってまったんやろ」と沈む梨央。もんじゃが届いて「けど…」を飲み込んで、2人は何を話したのだろう。
  • 記者を追い払う大輝、爆イケ!その後、座布団を差し出したのはアドリブだそうなのですが、すごいな、この間がめちゃ生きているなぁと思います。

  • そして私は「俺はそういう梨央が好きやよ」で無事に爆発しました(ぷすすん)

  • 加瀬さんの君に夢中タイムもそうだったけど、やっぱり大輝は、青春の幻影だけではなく、今の梨央のひたむきな情熱とがんばりに惚れ込んでいるのだと思う。

  • そしてラスト、藤井から投げかけられた、衝撃の疑惑、「現場におりましたよね」…。お願い、うそだと言って………

 

ハピエンの世界線で10年後の加瀬と優が見たい

  • 「立帝大学」赤本を見ながらの、未来を見据えた会話。何話になっても梨央と優のシーンは明かりが灯ったように温かいのです…それがつらい…!
  • 「大丈夫じゃないときも、大丈夫って言うよね。」敬語からタメ語へ業務連絡から全力ケアモードへ、加瀬さんのギアチェンが尊すぎてやばいです…。

  • もう辛すぎて、ハピエンの世界線で10年後の加瀬と優のベテラン&フレッシュ凸凹弁護士コンビを妄想しています。1万歩譲ってハピエンじゃなくても弁護士になった優が今度はお姉ちゃんを助けるとかさ…!頼む!!私たちにも優の幸せな未来を見せてくれ…っ!

 

その他いろいろ

  • 公式SNSで予告されていたお兄ちゃんのスピーチ長台詞(Tverで6:34〜7:44)、ほぼBGMとしての扱いでしたお疲れ様でした…!ごめん全然聞いてなかったんだけど、派遣法の改正→この事業に着目→先見の明がある、みたいなことを言ってたんで多分自画自賛してたんかなと思います(雑把握)
  • 梨央に関するバッシングが吹き荒れるくだり。しおりのPCは編集長のところに渡っていたことが明らかにされたので、8話で後藤専務が破壊🔨してたのは、やっぱりしおりのじゃなくて寄付金流用の証拠PCですね、良かったぁ!
  • ていうかこの世界線Twitterは「いいね」じゃなくて「ふぁぼ」…!!

 

 

真相、さっぱりわからない(わからない)

芝池公園の事件
  • 梓は寄付金詐欺の件で出頭しましたが(扱いは捜査二課とかなのかな?)、同時に捜査一課が引っ張ろうとしていました。根拠はアリバイがないことと、ペンがないこと。じゃあ梓が犯人なの…?
  • これに関しては、繰り返し語られているように、仮に梓がかかわっていたとしても、1人の犯行ではないはずです。捜査線上に浮上したのは、梨央、しおり、梓…女性ばかり。でも上背のある渡辺父を1人で殺せないだろうということは序盤で桑子が指摘しています。実際、「渡辺昭殺しを1人でやったとは思えない」「共犯者も必ずあぶり出します」というセリフがありました。だから違うと思うんですよ。
  • で、ここでいきなり怪しくなった藤井…!え??なんで梓と藤井に繋がりあんの?どういうこと??わからんのだが???
  • っていうかね、大輝が藤井を見つけるタイミング、難易度高すぎじゃない???
  • だって、見返してみても、“後ろ姿の男が車の人物に挨拶した”とわかる動作、数フレームしかないんですよ。そして一見しただけではその後ろ姿が藤井だなんてパッとわかんないのよ(視聴者は大輝やないんやよ。
  • ていうか一周回ってやっぱり優でした、とかも絶対やめてよねぇぇぇ!?
15年前の事件
  • 先輩も現場におりましたよねって、無理無理無理!!!!!!!それだけはやめて泣!!!!!勘弁して!!!!
  • というかこのドラマ、ジャンプの連載かよってくらい引きを作ると思いません?そしてうまいことミスディレクション(=注意をそらす)を仕掛けてきてると思いません?
  • 8話ラスト「まさか加瀬さん!イヤァァァ!!」→9話でペンあった✌️✌️✌️
  • 8話で「しおりのPCがどこからも出てこない泣」のセリフにかぶせて後藤がPCを大破壊→9話でPCはしおりが編集長に送っといたことが判明✌️✌️✌️
  • とかなので「そんな大輝が!!イヤァァァ!!」も制作陣がうまいことフェイクを使ったと思いたいん…ですよ…。
  • そして「うそでしょ後藤さん!イヤァァァ!!」というのもそうだと思いたいお願いお願い一命をとりとめて!!!!
  • (ていうかこれ梨央、二人のもみ合っている現場は誰にも見られてないし、下手すると殺人未遂になっちゃわない!!!??泣)
  • …でもなぁ。このドラマのキャラクターの「最愛」の表現の仕方を考えると、もし本当に大輝が居合わせていたとしたら、きっと真っ直ぐに、梨央のために行動しちゃったんじゃないかなって思うんですよね。
  • 結論、なんもわからん(※半分は「わかりたくない」)

 

 

「最愛」は、OA後はグッタリ疲れてしまって感想を上げるのが遅くなった分、1週間じっくり思い返すことが多いドラマでした。今日も頭の中に「君に夢中」が流れていました。あと30分で最終回が始まってしまうなんて、信じられない。観たいけど観たくない、真相を知りたいけど知りたくない、そんな気持ちでいっぱいです。

「どんな事実であっても、私達は受け入れる覚悟です」。予告の冒頭に流れる梨央のこのセリフが視聴者としての自分の心境に重なります。最後、ほんとうにほんとうにドキドキしますが、みなさんいっしょに見届けましょう…!