終演後の、マジックアワーの空の色、忘れないよ。
※個人の感想/主観です。
第1部はこちら!
2部
愛と哲学の小部屋
ファイナルセトリ予想をガッツリ外した私ですが(アンコール)、一番自信があったのは一休さんでした!!!(そりゃあそう)(たぶんみんな思ってたゾ←)
ファイナルで「とんちんかんちん一休さん」の振付を完成させたミッチーさん。いや今までそんなに振付っぽくなかったけど、上手まで歩いて、「なむさんだ〜」のあとに表情のキメ入れたかな?上手からは腕を元気に振ってリズムをとりながらセンターまで戻り、思わず振りコピを始めてしまう私。そして最後の「とんちんかんちん一休さん♪」で桃色クラブのサビのポーズ、つまりみんな大好きアクスタ「桃色ミッチー」のあのポーズでキメ!!うわあああん!!!ぎゃんかわだよぉおおぉぉぉ!!!
ご挨拶は片言バージョンで「とんちんかんちーん!ミッチーさんデース!!!」。その後も何か英語っぽく話して「愛のPower!着席!」と元気よく号令。
私たちが「着席」したことで、決して多いとうことはないんだけどできてしまった空席について一言。
「そこには『想い』が座っています」
いったん「こわっ!笑」と茶化してみせるものの、
「みんな参加したかったはずです。じゃなきゃチケット、買わないよ。」
すっごく真剣な一言でした。
もしももしも、事情で来られなくてこれを読んでくださる方がいらしたら、これはぜひお伝えしたいと思いました。
笑顔でいてね、という話から、「笑顔でいるとこれ以上悪くならないじゃん。笑顔でいるっていうことはさ、敵が増えないっていうことなんだよ」
こ、個人的に刺さりすぎて真剣にメモしてしまったんですけど…心理学の話で
「1:2:7の法則」というのを話してくれまして、それが
- 7:あなたのことがどうでもいい人
- 2:あなたの味方
- 1:どうしてもあなたのことがキライな人
というものでした。
「『1』をどうスルーするか。『2』を大切にしてくださいよ。『7』はしょうがないよ」「『2』だって、100人だったら20人だもいるよ!大事にしてね」
…私、どうしても「1」が「5」ぐらいに見えていて。なんかいろんな人にすごく嫌われているんだろうなという妄想があり…(認知歪んでる自覚はあるょ)。
でも大事な「2」のことはたくさん思い浮かぶから。そうだよね、大切にする。ありがとうみつひろさん。
と、感銘を受けていたら「どうもありがとう!及川光博でした!」とお辞儀して満足げに下手にはけようとするタースー。それをにこにこ見ているチエホフ。いらずらっぽい笑顔できびすを返して戻ってきました。
Q1 成功し続けるための秘訣は?
A2 つねに向上心をもって仕事を取り組んでいるなら素晴らしい、それでいいんじゃないの?
冒頭の「ミッチーさん、大好きです」を読み上げたあと「ハッハッ」と笑い、なぜかいったん真顔に。
質問者さんがすでにそういう姿勢でお仕事をされているとのことなので、「それでいいんじゃないの?」と肯定し、「ミッチーも、つねに向上心をもって仕事に取り組んでいます」「ミッチーの場合は負けずぎらいっていうか後悔ぎらい。悔いなく突き進んでるんでございます」
26年の活動を振り返って「自分の、過去にクリエイトしてきたものにあぐらをかくことがないんですよ」と、夏目漱石の「こころ」から「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」という「先生」の台詞を引用。場所としてはここかなと思います*1
「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」
私は二度同じ言葉を繰り返しました。そうして、その言葉がKの上にどう影響するかを見詰めていました。
「馬鹿だ」とやがてKが答えました。「僕は馬鹿だ」
出典:青空文庫
向上心をもって日々を過ごす。「するとどうなることでしょう!飽きないぞ♡」
「わたくし、老後の楽しみがたくさんあります。今はこうやって歌って踊ってるけどね、キラキラが出なくなっちゃったらね、今までやったことないことがやりたい。書道、油絵…。油絵、今まで1枚も描いたことがないから、自分がどんな油絵を描くか見てみたい!」
書道はなんとなくわかるでしょ、と自身のサインのクセの話もして笑わせていましたが、「自分がどんな油絵を描くか見てみたい!」という言葉に感動しました。この人ぜったい一生ワクワクできる人だ…。
「とにかく楽しんで生きてほしい。みんな死ぬんだから」
改めて
「死ぬんだからね!生きてるうち、楽しもう!」
Q2 ふだん人の話を聞くときに意識していることは?
A2 言葉尻を盗まないこと!
お名前を読み上げたときのトーンに、「かわいいお名前だなぁ」という雰囲気がにじんでいました。そして「昨日楽しかったんで、今日も来ちゃいました!」という初心者さんの嬉しい言葉に出会い、嬉しそうに、「○○○(お名前)…好き!」って言ったぞ…!
それでは聞いてください(n回目)。
昨日、私がお連れした友達でした。
これにより友達は大変なことになってしまったのですが、それまたのちほど書くとして、お答えの内容すっごく興味深かったです。流石及川プロってかんじ!
「言葉尻を盗まない」。これは人が喋っているときに最後まで聞かずに自分の話をかぶせることはしない、っていう意味で「途中でスパーンって横入りされるのイライラしない?」「ワンセンテンス、もしくは一段落終わるまで聞く」…き、気をつける!勉強になる!*3
そこからバラエティ収録の話になって「とにかく映りたいタレントさんたち」の間でしのぎを削ること、「あれはね、戦いです」。だから、ここぞというときに「スパーン!って決めること。わたくし、多いんですけど、そういうの(フフッ)。テロップの出方まで考えて喋ることもあるよ」→これ聞いてふと、「シャイニングじじい」は編集でテロップが出る!って思っただろうなと思いました。
そういう決め所は「巡ってくるんです、ちゃんと。誰かが振ってくれるのを待つ。上手な人は、『次、ミッチー、シュート決めるな』っていうのを気づいてくれるんです」と具体的にMCのお名前を挙げていて、その話しぶりにリスペクトのニュアンスを感じました*4。そこで臆せず期待に応えてパスを受けてシュートを決められるのが、ほんと、スターなんだよなぁ…。
びしっと決めるためのコツは、話を振られてから「えーと」って考えるんじゃなくて「2行でいい!(あらかじめ)頭の中で文章を打っちゃう。たけている人は3行とか4行とか」とのことでした。
Q3 ミッチーが最近「美」と感じたものは?
A3 昨日ですよ!1750人の人見ベイベーのタンバリンと一糸乱れぬポンポンさばき!
客席からはわからないかもしれないけど、すごくきれいなんだよ、というようなお話。
そして人見1日目に来てくれて最後列(※ファイナルゆえサイコーシートではない)に座っていたもう1人の友達に伝えたいんですけど!!
「最後列の笑顔まで見えてたよ!」
ほんとうに人見2日間、2階宛のコール多かった。こぼれ落ちんばかりの光の海、心から嬉しかったのだろうと思います。
「今日も美しい光景、見せてね」
Q4 ズバリ、ミッチーさんにとって親孝行とは?
A4 君たちがキラキラ笑顔で輝くこと
親孝行とは「もちろんさ、生きてるうちにすることですよ」という大前提を語り、「そしておそらく、親からしたら、君たちが笑顔で、キラキラ笑顔で輝くこと。あなたたちが、一度(きり)の人生を謳歌している、それを見るのが幸せなんじゃないかな」
うっうっ…泣きそう…
遠く九州におわします父上母上…いまこの空間にキラキラ笑顔で人生を謳歌している娘が約2名おります…(いやおかしいやろ)
「死にます、親は。いいとこ見せてやんな!」
これは、50代になりご両親もかなりご高齢にさしかかったであろうみつひろさんの言葉としても、染み入るものがありました。
「輝きましょう、そうしましょう!愛と哲学のこ・べ・や!」で、14公演の愛哲、これにてすべて終了です☆お疲れさまでした!
メンバー再登場。
理枝さん、「聞かれてないのに自分、自分のお尻の固さなんかしゃべっちゃったなぁって…」と反省してみせて「だってみなさん、ミッチーさんのお尻の固さを知りたくてお集まりになってる」で爆笑。1850人が集合する目的としてクセが強すぎるwww
お尻の固さ…聞いてくれる人はもう…ぐす…ぐす…(1部レポに戻る)。
14.フライドポテト
ファイナルにして発見があったんだけど、ほとんどの人が右手(多くの人の利き手)でタンバリンを持っているわけですよね。そしたらこんな風になってるんだよね!!
「♪経験から学びましょう」(右手)→\シャンシャンシャンシャン/
「♪お酒ほどほどにしましょう」(左手)→\スンスンスンスン/=ほぼ無音
「♪フライドポテトだめでしょう」(両手)→\シャンシャンシャンシャン/
これは今までもそうだったのは当然なのですが、ファイナルにして思ったのは、ツアー最多の1850人でやったから、かもしれないです…!
そして、間奏の小芝居も最後です。
すすす…と理枝さんのところへ行き、2人で向かい合い、互いに膝をついて深々と平服。
このとき、上手から「赤いサテンに包まれた砂肝の固さのお尻」のツヤツヤっぷりを堪能していた私には、この「向かい合っての深いお辞儀」に意味が込められていたかもなんて、これぽっちも気づく余地はありませんでした…ね…。
最後は目の横に指を閉じたピース添えて得意げにビシッ!…これ、前も書いたけど初日には終わってすぐ「大丈夫?」って聞いてましたからね。迷いがなくってゆく様を見届けられて、幸せです。*5
15.死んでもいい
シャンシャンするものしまって!ガサガサするもの出して!のいつものサジェスト。もたついていたら(私毎回そこそこギリギリ)、「早くしなさいよ!都合あんのよ!笑」って愛のムチが飛んできたわよ。
冒頭からジャケットを脱ぎ始め、ジャンプするようにジャケット投げ!なんとなくハンドボール選手のようなフォームだなと思いました。
2番の下手からの帰り道、いつものように理枝さんに向かい合うミッチー、いつものようにうんうん、って笑顔でうなずく理枝さん。そこにあったのは確かに「いつもの」ひとコマでした。
ミッチーさん、次から「愛と真実」のとき、どこを見るの…?何をするの…?
16.コングラッチュレーション!!
心からしびれたのがイントロ。「♪ぐるぐるぐるぐる」まではっきりオンマイクで言って、「グルコサミン!」だけ、はっきり口は動いていたけどマイクを外した!!!!!
関係各所に配慮したOA&円盤対応か…ッ!
天才!!!!
最後のウェーブ。昨日はほぼお水飲んでて見てなかったけどミッチーさんも途中いっしょにやってくれたりしたかな。
落ちサビの前にポンポンを一回しして下の方でワサワサ…とやるのは「死んでもいい」とまったく同じ構造ですが、「死んでもいい」より空間を使って難しいのに、誰もがスペースを見つけて空間を譲り合ってこの動きを入れていることに改めてじーんとしたのでした。
祝祭感と多幸感に溢れた、大好きな曲。コングラ、次はいつ会えるかな…?
17.ポン酢・ポンザー・ポンゼスト
あのね、ポン酢で泣くなんて聞いてなかった。
昨日チエホフが絡まれて大変だったのでなんとなく上段に注目していたら、フラフープを配りに来たのは黒いツアTのおじさん…一瞬、誰…???ってなって*6、でもホーンのおじさんたちと一緒に振付までやってるよ、、え??よく見ると、くわっちだぁ!!!
はじめちゃんorくわっちでツアーを回ってきたサックス担当。仙台でファイナルを迎えるはずだったくわっちには、もう会えないはずでした。なくなった仙台公演の日、自宅から生配信してくれて、すごく楽しませてもらいました。でも、人見に来てくれたらいいのにな!みたいな話でも盛り上がっていて。なんと、実現したよ!!
ファイナルだから。1公演欠けてしまったツアーのファイナルだから。普段では絶対に起こらないことが実現していて、その特別感で泣いてしまいました。ポン酢で、ホーンのおじさんたちのフラフープで泣くなんて…。
最後のポンゼストはY字…!ミッチーさん、ためてためて…ぐわっと腕を回して「命!」決まったーーーッ!!!ミッチーさんがためるもんだからY字の最後、ダンサーが最後きつそうだったよ!それもまたよしっ👍笑
そして…最後の「ポン酢ポン酢ポン酢ポンザーYeah」で、両手を水平に広げて左右に揺れるところ。初心者の妹や友達に伝え忘れたので、周知のことも一応ここで書いておくと、本当はこの箇所、コロナ前は、見ず知らずのお客さんとも肩を組んでやっていたんですね。私は残念ながら未経験なんですが、私が参加できなかった19-20ゆくくるでも、みんなで肩を組んだとのこと(参加した同期は体験済!)。で、今年セトリにinして、ステージ上でもディスタンスがあるまま揺れていて、私達も肩を組むことはなく、それでも一体感をもって楽しく揺れてきたのですが。
最後のこの日、下手の立ち位置のゆうこりんと、理枝さんが、指先だけでそっと、手をつないで揺れていました。
まだこのときは何も知らなかったにもかかわらず、私、くわっち登場でエモ散らかしてすでに泣いてて、この「小さな手つなぎ」を目にしたとき、さらに涙腺がぶっ壊れてしまいました。
今思えば、これもまた「特別なファイナル」だったから。この景色も忘れないでいたいです。
最後に悔いなく阿波踊りをやりきったタースー、はけるときに上段を指差して「くわっち!!」
EC
ミッチーコールは強烈バージョン!いやぁ、決まるの早かったのなんのって!笑
センターの階段には「FINAL」の文字。チャチャおじさん今年もありがとうっ!
EC1.君の中へ
ツアー最後のバラード。ミッチーさんを見るというより、全身で感じようと思って、目をつぶってみたら、かえって泣けてしまいました。
このツアーで一番好きだった照明、7本の美しいピンスポ。空間を撫でるようなあのゆったりとした動きは、愛と慈しみの表現だと思うのです。
とても分厚い拍手。深々とお辞儀するみつひろさん。
そして、そうっと、「待ってよ」…というように合図してピンスポの下を離れて、水飲み場で静かに水を一口。戻ってきてから下手袖に合図。
ふわあ…と青い照明がステージを染めて…
あれ…???
EC2.Song for you
始まったのは、そんふぉゆでした(綾鷹みたいに言うな)
まさか1部の入れ替え曲がアンコールに来るなんて…ッ!冷静に考えればこれは全然アンコールにも選ばれる曲なわけだけど、やっぱり先入観ってこわいね!!
踊り収めたはずのそんふぉゆを、心を込めてもう一度。
上手で歌ってくれた1番Bメロ、「♪ミルキーフェイス」が破壊的な可愛さでした。
そしてセンターでの「♪愛情全開!」では「全開」に合わせて左手でシャツの襟元を掴んでガバッ!
理枝ベイベーからの大切な発表
いったん整列してからの、タンバリンでの「終了です!」\スンッ/「もう1曲やりますか!」\シャララァ〜〜!!!!/を、昨年の渋谷1で開発されて以来、間違いなく、最高の密度と揃い方でやりおおせました。二重否定で迷っちゃうところまでがお約束。
そしてなごやかにメンバーを位置につかせて。ちなみにダンサーの立ち位置は、上段じゃなくて、ステージ上。
このとき私の胸中にあったのは、S.D.R.最後にやりたいよう!ここで来たりしないかな?というちょっとしたドキドキでした。*7
みんながしっかりと位置につききったところで、ミッチーさんが、下手を指差して大きな声でこう言いました。
「ここで理枝ベイベーから、発表があります!」
水を打ったように静まり返る客席。
口をひらいた理枝さんが、震える声で告げたのは、
「わたくしごとではありますが、このGROOVE CIRCUSツアーをもちまして、ミッチーさんのサポートメンバーを引退させていただくことになりました」
という決定事項でした。
声は出せない、だからこそ、本当に、声にならない悲鳴が、静寂の中に響きました。
「いつかご迷惑をおかけしてしまうのではないかと思っていて、ご迷惑をおかけしてしまう前にと、50歳という節目で、決断させていただきました」
「これからはいちファンとして応援させていただきます。そして今後は、自分の歌を歌っていきたいと思います」
「25年間、本当にありがとうございました」*8
漏れてしまう嗚咽、しゃくり上げる音。
肩を震わせる人。目元をおさえる人。
私も、両手で顔を覆って、泣いていました。
理枝さんの言葉を、背中で受け止めていたミッチーさん。泣いていらっしゃいましたね…。
この刹那、私の心に浮かんだのは、「お願い、一人にしないで。ミッチーさんを一人にしないで」という思いでした。
「そんな理枝ベイベーから最後の曲、合図をお願いします!」
爆イケの表情でバイクにまたがる理枝さん。
エンジンを更かし、ミッチーさんがオンマイクでエンジン音をボイパでかぶせて「乗れよ!」
EC3.Shinin' Star
マニピュレーターに合図を出す!というムーブでありながら、始まったのはバラ色ではなくシャイニンでした。
期待通り、くわっちも合流して、激レアな4人編成でのホーン隊でスタートです。
涙でぐっちゃぐっちゃの顔を歪ませて、それでもみんなで突き上げたタンバリン。
キラキラの海が涙でにじんで、上手に来てくれたときもミッチーさんを見上げてぐしゃぐしゃの顔で泣きながら踊って、こんなシャイニン、一生忘れない。
2番Aメロの「♪ティーンエイジャーみたいにドキドキ」、さっちんがあらケンのところに、そしてゆうこりんが理枝さんのところにツツツ、って寄っていって一緒に「ドキドキ」の振付🫶*9。気づくの遅かったけど、ふだんはダンサーが上段にいるシャイニン、ステージ上でみんなでやろうっていう演出だったのですよね。
上段の上手には4人でぎゅうぎゅうに並んでいるホーン隊。音はいつもより分厚かったはずですがサックスでパート分けをしているのか気づく余裕はなく…たぶんしてない、のだろうとは思います*10。
そして落ちサビ。
「♪Shinin' Star Baby, you are my star」
上手側の私が目にしたのは、振り返って理枝さんを指差すミッチーさんの背中でした。
世界でたった1人のスターが客席に「あなたこそが私のスターだ」と歌いかけるからこそ感動的な、この曲。
その大切なコアメッセージが、世界でたった1人の盟友に捧げられた瞬間でした。
最後のポーズ。手を高く掲げて、上手側に顔を傾けていたミッチーさんの表情がよく見えました。目を閉じて長く余韻を味わったのち、上手に立つさっちんに目線を動かして、ふっと安心させるように微笑んで、私、なぜか確信をもって、その口元が読み取れたのです。*11
「大丈夫だよ。」
その瞬間、うっ…!と感極まって顔を歪ませるさっちん。
どうしたらいいかわからないくらい、私も泣きました。
*
整列からエンディングまで〜Don't for get me
整列。ほんとうにお別れの整列。
なぜか宇宙人をここでやるミッチーさん。楽しい気持ちで終わってほしかったのかなと思いました。
「GROOVE CIRCUSツアー、15公演中、14公演が無事終わりました」という言葉には、欠けてしまった1公演、会えなかった仙台ベイベーたちのことを忘れない、という意思が滲んでいるようでした。*12
1人ひとりを順繰りに紹介して、理枝さんの番になったときに「理枝ベイベー、一言!!」
理枝さんはファビュラスな発音で「Super star!! Mitsuhiro Oikawa!!」とスーパースターことミッチーさんを両手で指差し、ミッチーさんも咄嗟に「Yes! Super star!!」と答えたのち「それだけでいいの?」「いい!」
誰よりも名残を惜しもうとしていたのは他ならぬミッチーさんでしたが、潔く、笑顔だけを残して、理枝さんはいつもとまったく変わりない様子で袖に吸い込まれてゆきました。
最後に、今ツアー最高の遠隔ハグのひととき。
「両手を広げて!遠隔ハグ」
「構えてドン!」
「遠隔!アーチェリー!どしゅっ!」←うんうんうん、と満足げに頷くミッチーさん。
「刀抜いた…スラリ」
「構えて…」
「チャキ…」←顔の横に刀を構える
「遠隔!真剣、白刃取り!」
\パァン/←今ツアーイチの音量と揃い方。
とても満足げなミッチーさん。白刃取ったはずだけどけっこう刀を押し込まれまして(もしかして:斬られた?)、優雅に刀をさやに戻すところまでたっぷりと。
このツアーで何回か出てきた、「歌詞の読み上げ」。背後に流れるDon't forget meの歌詞を踏まえてこう伝えてくれました。
「泣いたり笑ったり、いろんな感情を持って帰ってください」
「でも、忘れないでいで。グッバイ、心からありがとう。」
上手側を向いて少しうつむいて、少し揺らいでいた、「忘れないでいて」という声。
このツアーの一瞬一瞬、そして理枝さんのことも…というメッセージに感じられたのは私だけではないはずです。
袖に向かって歩きながら、
「ボリューム上げて!」
いっそう大きくなったサビのメロディを背に、15公演中14公演を完全燃焼したスーパースター・及川光博が、ステージを後にしました。
センターでお辞儀をし、いつものように後ろ歩きをしながら笑顔で両手を振るチエホフ。コーラスの立ち位置に差し掛かったとき、「あっ」という雰囲気で後ろの卓に立ち寄り、理枝さんのステージドリンクであるコーラのボトルを取って、もう一度笑顔を見せてはけてゆきました。
さよならする人の存在を、シンボルともいえる「コーラ」に仮託した演出。あの卓に、ストローをさしたコーラのボトルが置かれることはもう二度とないのです。
私の涙腺はここで完璧に破壊されたのでした。
時刻は18:53。*13
Don't forget meが終わるまで待ってくれてありがとうございました。イベンターさんが規制退場の案内に出てきても鳴り止まない、万雷の拍手。チエさんがまたそっと現れて「いいですよ」というふうに促すまで、待たせてしまってごめんなさい。最後に惜しむ時間をくれて、ありがとうございました。
*
既に見たことのない文字数なので無駄な語りはやめて、ここでいったん筆を置きたいと思います。
14公演28記事のレポ、どんどん文字数がタライどころじゃなくなっていったレポ、読んでくださった方がいらっしゃいましたら本当にありがとうございました。
振り返りなどは、いずれまた。チャオです!
*1:先に言ったのはKで、そのあとの機会で「先生」が言っていて、たぶんKじゃなくて「先生」の文脈でミッチーさんは話していたので。
*2:この間に「にんげんだもの。みつひろ。」っていうのがあった。笑
*3:仕事モードのときはできるんですけど(インタビューとか)。おしゃべり大好きだから…ほんと気をつける…
*4:上田さんと後藤さんでした!
*5:初日のレポをここで確認したら、理枝さんとチエホフについて私はMCを踏まえて“90年代からずっと一緒”って書いていて、また泣いちゃった。ミッチーさん、初日に「90年代からずっと一緒」って言いながら、脳裏にはっきり、理枝さん引退のことがあったのだなぁと思って、その心中を思うと…。
*6:実は、白状すると結構長い間「誰」ってなっていた。そんなことあるか??いやでも理解した、楽器隊の人は楽器までがその人なので!!!(特にサックスは楽器を持っていなくてもストラップを首からかけているという記号があります)
*7:よく考えたらダンサーが下にいるのでS.D.R.じゃないんだけども、それならしゃいにんだって同じだわ
*8:正確に再現できてはいないけれど許してね。その後上がったYoutubeと文意はほぼおんなじだったと思います。
*9:私がちゃんと見ていたのは立ち位置的にさっちんのほうでした。一緒にやろやろ♡ってあらケンに誘いかけるのが可愛すぎて、私は一瞬あらケンがやってくれるんじゃないかと…ってやったらギター弾けんわ。
*10:アルトサックス2本あったらぜったい1stと2ndあるでしょと思ってしまう吹奏楽部脳
*11:間違っていたら本当に大罪だと思うのですが、本当にはっきり、瞬間的に、迷わずにわかったんです…違ったらベイベーやめるから許してほしい。
*12:メモが煮崩れてますが、「悔いなくやりきりました」「魂を燃やしました」というような言葉もありました。
*13:約3分押しと思われるので公演時間は約2時間50分だと思われます。もちろん、最長ですね。