完全に猫なのさ

4年目ベイベーが及川光博さんについて書くブログ

ワインレッドに染まるオタク心/「最愛」第3話感想

リアタイできなかったけど長距離移動中にTverで見てそのまま感想を書いている限界オタクですこんにちは*1。あー面白かった、ドキドキしました。ということで、さっそく3話について書いていきます!

少ないけれど濃厚な、専務の登場シーン

あれです、このドラマの専務の撮り方、めちゃくちゃフェティッシュですね。オタクが欲しいものをくれるじゃないですか…ッ(血涙)。そして少ない登場シーンで画面にしっかり“色”をつける及川さんが流石なわけです…。

造形については繰り返し書いてきましたが、今回最初のシーンでアップになって目に飛び込むのが、ごく薄い眉毛にウェットな前髪に鋭い眼光。いや作画センス良すぎやろ。

ということで最初のシーン、舐めあげるように下から煽ったり、「すぐに嫌疑が晴れればいいのですが。」の嫌味に続く嘲笑の「フッ」を下から煽ったり、こういうの欲しかった!最高!!!

そして事業説明会の後、しおり(田中みな実)の電話を受けるシーン。マオカラー(色違い)で盛大に湯呑みの茶を吹きました。えっ何なの?なんでワインレッドも持ってんの?専務専用の制服なの?もしかしてダークトーンで5パターンくらい作らせてるの?オタクの夢を実現しないでください公式で!!!!!!

湯呑みの底を支える小指がピーンと伸びてるのも愛しみです。たぶん茶葉とか温度とか事細かに指定してると思う。

最後にしおりがブチ上げた記事のゲラを読み、無表情で電話するシーン。この人は出世の過程で表情筋という表情筋を潰してきたんだなと思いました(嫌味に笑うときだけ口角が上がる仕様)。すごいよね、後藤専務もわりと「電話ばっかりしてる役」ということが分かってきましたが、同じく電話担当だった渡真利忍とのギャップよ…。

 

映画のような緊迫感

先週は「2話にしてこの展開!!」って書いたけど、今週も「3話にしてこの展開!!」でした。脅迫に屈せずに開催した事業説明会。やっぱり事件が起きてしまうわけですが、警備員になりすました脅迫犯を、大輝が全力疾走で追い詰めて制圧する逮捕シーンが圧巻でした。元陸上部の脚力!!!!!15年前と現在でちゃんと一本の線がつながっていると思えるシーンだったし、2時間くらいある映画のクライマックスみたいに見応えがありました。…っていうか脅迫犯、「我が家」の谷田部さんだよね????すごくない?????いやふつうに演技うまかった、鬼気迫る表情がすごかった!

 

その他、印象に残ったところ

  • 渡辺の父(酒向芳)の哀れっぽさの表現がすごい…*2。悲しみを抱える役柄だけれど、主人公にとってはいつまでもつきまとう過去の影であり呪いでもありました。
  • このドラマ、ひとつひとつ台詞が冴えていて印象に残りますね…。大輝の(私情を)挟むなって言われたって挟まるだろ」、桑子の「そこは刑事のカンでジャッジメントですよ!」、そして刺された加瀬の「給料に見合いませんよね」のキザ笑い…などなど、たくさんあります。
  • 被害者の身長が180cm以上という点を指摘し「30代の女性が首を絞められます?」→桑子するどい!
  • 「ほんとに真田さん、近所に住んでただけですか?」→桑子やっぱりするどい!
  • 係長ツダケンが振り返ったら全員持ち場に散っている捜査チーム優秀すぎ大好き。
  • ていうか桑子すごい好き。殺された渡辺の経歴を調べて「ガチクズですね!」と憤り、狭い交友関係で起きた性犯罪について「お前に隙があったから、犬に噛まれたと思って忘れろとか言われるんですよ」と大輝に言い募るのですが、この怒気の含み方は、そのコミュニティに属していた大輝にも向けられている気がするのです。
  • 事実を巧みに小出しにしてゆく脚本。3話では、優が失踪するまでの間、梨央と一緒に真田家に暮らしていたことも明らかになりました。「一緒におろうよ」と白川郷で優に話したこと、梨央は有限実行していたんですね。中学校の校門や交番のカットで、真田邸は田園調布にあることも示唆されました。
  • 優が加わった真田家の、ぎこちない食事のシーン。やっぱり魚眼レンズが使われていて、いびつな家族の苦しげな姿が描かれていました。ステーキもうまく切れなかった優は、あのクソ兄にめっちゃ虐められたんやろうな…(イラァ)。
  • 病院の廊下で梨央と大輝が語り合うシーンも白眉でした。大輝がかけた言葉は「怖かったろ」で、やっぱり友達として心配しているんですよね。午後の金色がかった光に包まれて、「♪君に夢中」が流れるなか最後に2人が見つめ合うカットがあまりに長くて、Tver止まったかと思ったくらいです(実際は音楽が流れているからそんなわけない)。冒頭のもんじゃ焼き屋のシーンで「刑事だから、相手の顔をじっと見る」という大輝の癖が明かされているので、すごくうまいつながりだと思いました。話したいことが本当はたくさんあるのに、刑事と重要参考人という壁があるから、言葉のない“長い間”を必要としたのだと思います。

 

 

ということで色々面白かったんですが、相変わらず情報量を削ぎ落とした次回予告に何で専務の鼻血シーンが出てくるんですか。やっぱりフェティッシュなんだよぉ撮り方が!!!次週、正座待機!!!

*1:最愛、面白すぎるので私にはめずらしくネタバレ自衛のためしばらくTLにも不在でした

*2:70代の設定だけど62歳なんだよね