
DON'T THINK, POP!!ツアー、5年ぶりとなる仙台公演にて、ソールドアウトで終幕です!
セットリスト
※アルバム収録曲は🩵をつけています
1部
DON'T THINK, POP!! 🩵
CRAZY A GO GO!! ※通常ver
Amazing Love 🩵
GO AHEAD!!
<MC>
みず色ワンピース 🩵
ラブ・アンドロイド
敏感・センシビリティー🩵 ※中間部分の2曲の順番をずっと間違えて書いてました。ごめんなさい!
世界でいちばん熱い夏(プリンセス プリンセス/performed by Asami)
君がまってる
神サマお願い 🩵
この宇宙にあなたは一人しかいない。
Q.I.D.
Shinin' Star
2部
フライドポテト未来編 🩵
<愛と哲学の小部屋>
恋の嵐 🩵
死んでもいい
Dream Maker 🩵
EC
Don't Stop Me Baby
バラ色の人生
求めすぎてる?僕。
できごとなど
オープニング
- 最後にして、私はこのオープニングナンバー・DON'T THINK, POP!!がとても好きだったんだなと気づく。ズンズン響く低音に、脂の乗り切ったブラスサウンド。そして、本当に四方八方、上からも前からも横からもものすごい音量の黄色い声が降り注ぐ。すごい、これがファイナルだよ。
- センターに立ち、ネクタイのノットに手をやり、クイッと整えるような仕草がアクセントになり、そこからCrazyへ。
- 曲終わりに、「キャーッて言え!!」✕2。うわーこれ好きなやつだ、ものすごく久しぶりに聞いた!あれだ、5年前の静岡で言われたやつだぁ…!
- アメラブのダンスブレイクを今までもっとちゃんと見ていればよかったなぁ…(自分が踊れていないことばかり気にしていたんだ)。改めて、あの衣装でこの振付、すごくかっこいいよね。
- GO AHEAD!!のペンラ。うん…慣れましたね!ここに来て慣れたね私。自分としては、やっと、ペンラをもった状態でこの曲ならではの純度の高い高揚を味わえた気がします。ラスサビで下手にやってきて、歌詞の「GO AHEAD!!」に合わせてマイクを持っていない左手で可愛くお手振りをしてくれた。最後は「5年ぶり!5年ぶり、仙台!!」「宮城!!」
MC抜粋
- 黄色い声援が浴びせ続けられる中、嬉しそうに待たせてゆっくりと身繕いをするミッチーさん。ジャケットのボタンを丁寧にかけなおして、ちょっともったいをつけてピンスポの光の中へ。のっけから生声で「愛してまーーーす!!」
- 収録も終わったしファイナルだし、ペース配分無視してやるからね的な宣言。文脈忘れちゃったくせに言い回しが愛しすぎたのでメモしておきます→「優しいおれ、おれ優しい!」
- 「涼しくてよかったね」の話。「(今日の仙台は)25℃。先週の東京と10℃違うんだよ!」、これは先週熱中症になりかけた私も実感が凄まじく、またこのあと、公演のクオリティ面からも痛感することになりました。
- みんなはこのステージを観れてうらやましいという話。「いいな〜、君等はよ〜!」と拗ねられてこっちもなんだかウェーイ!!みたいなテンションになり、ミッチーさんも「やんのか!戦うのか!」
- そこから、戦いません→いつものトークに行くかと思ったのですが、存外そこはサラーっといきました。ところが始まってしまうエリア別対抗戦。2F:エンジェル、バルコニー:ジュリエット、1F後ろ:フェアリー、1F真ん中:トークネット、1F前:吐息でネット、でした😂ご、ごめん、わかんなくて…!でもミッチーさんアレでしょ、これ「トークネットホール仙台」っていうネーミングライツを知ってから、ずっと「似てるなぁ」って思ってたんでしょ!?2022年の公演があってたらそのときに言ってたでしょ!?😂
- 個人的には、左右のバルコニーに呼びかけての「君たちはジュリエットだ!」が胸アツでした。ミッチーさんに促されるまま、上手端と下手端で謎の連帯感が生まれていたのも見ていておもしろかったです。みちロミオ、ヴェローナで謎のリーダーシップを発揮してくれそう。
- 人見2に続いてビジュがいいソング。乗り物でいったら新幹線、瀬戸物でいったら急須!わたしは急須の注ぎ口がみぞおちに刺さって大変なことになりました。
- メンバー紹介、蒲田行進曲からは後半が「なんでだろう」にスライド。
- 「おいおいおい、あさみ!」(あさみん、そっぽを向いて、スーン)、「なんでこの期に及んで照れながら『なんでだろう』(の振付)をやるんだよ!」
- こんなくだりもありつつ、なんとこのナンバー、3回披露されました。3回目は振り切って全力のなんでだろうを踊っていたあさみん、推せる…!
- メンバー紹介、最近のレポでは割愛してましたが、面白すぎたので1個だけ。あらケンが船旅になぞらえて今日の意気込みを「遭難するくらいに」と表現したところ、「しない!💢」とカットインする座長。
- ハピネスさんの歌コーナーは「愛のメモリー」から、「ヤングマン」と見せかけて「夏の扉」へ。2曲目は客席のアンコールに応えてものだったけれど、実際に始まった龍ちゃん&師匠の伴奏はその曲で、あさみんが、自分の担当曲じゃないのに例の振付を軽く踊っていたのが可愛かったです。
中盤
- みず色ワンピースのライブアレンジの良さを、今更ながらしみじみと感じる。コーラスがリードする軽い振付(あくまでも“軽い”)があるのも楽しみやすくて素敵だよね。最後のキメは電話ポーズじゃなくてエレガントなやつだった。
- 暗転したステージにチエホフがマイクスタンドをさっと運んできて、わぁ、最後もラブアンドロイドなんだ!と思う。でも私たぶん、ソルトラ15公演も含めて、今回が一番楽しくのれた気がする。なんでだろう?(←メンバー紹介に戻らんくていいから)
- アウトロのダンスがすごくかっこよくて、キメに合わせて左右の足で再度に軽いキックを入れていた。間違いなくミッチーさんはリラックスしていると思った。
- 敏感センシビリティー、あさみんの「♪あーい」が大好きなんだけど、指ハートも添えてあって可愛かったなぁ。
バラード〜1部ラスト
- MCを挟んで2曲をバラードと定義した場合、1曲目の光り物はどう考えるのか。それについて議論をするつもりはないけれど、今日の消灯は圧巻だった。
- そして白状すると、私は今日まで、今年の(自分が参加した公演の)バラ間MCにぜんぜんハマれていなかった。なんだかパターナリズムに陥っているというか、なんだか“教え諭す”立場を意識しすぎではないかと思っていました。
- でも今夜は、ミッチーさん自身の武装解除を感じた気がします。「今日は空間がとても優しい」「笑顔で音楽を受け取ってくれてありがとう」。そう言ってくれる本人の声のトーンが、とてもとても、優しかった。
- 「終わりのない祭りって、ないからさ。明日からは地獄のような疲労感を経て、ベイベーロスが始まると思います」「(声援などが)エネルギーになりました」
- ミッチーさんが考える、幸せになる方法。①愛し合いされる、②美味しいものを食べる、③努力が報われる、④趣味に没頭する。「小さな幸せを積み上げていってください」
- このあたりで、たぶん泣いていらしたなと思う。
- だから、神サマお願いの歌詞にシンクロを感じたとき、感情の波形が見えた気がした。なお、この曲も今年はじめてようやくちゃんと受け取れました。はっきり言ってこの曲で意図されているオケとマイクの音量は大きすぎると思うんだけど、それでも今夜は音のバランスがよくて、何より絶妙に抑制のきいた歌い方で、ようやくメッセージを受け取れた感じがします。
- そして、すでに多くの方が言及していますが、この曲の終わりの静寂はすごかった。楽器の音が止み、オフマイクの「はぁ…」という吐息に続き、硬い靴音が響くまでの静寂を、1250人で文字通り固唾をのんで見つめていた。うまい表現ができないけど、「いま、何かが通った」という感じ。
- 拍手は靴音が響くまで待つべき、みたいな同調圧力は、私は正直好きじゃない*1。でも、みんなで共有した今夜の数秒間は間違いなく奇跡だったし、忘れずにいたいと思う。
- そして、素晴らしすぎた「この宇宙にあなたは一人しかいない。」。良好なコンディションのおかげで、とにかく伸びるミッチーさんのボーカル。ハピネスさんが小気味よく刻むベースラインに乗って、ちょっぴり切なく叙情的なメッセージがダイレクトに届けられます。ミッチーさんの歌って、揺るぎないリズム感による疾走感も魅力なんだなぁ、と、今さらながら感嘆しました。
- Q.I.D.終わりにはバルコニーに向かって「バルコニー!俺のジュリエット!!!」、この呼びかけめっちゃ羨ましかった〜!
- シャイニンが最高すぎて思っていたこと→ワンマンショーの日の気温はとにかく25℃以下であれ。
愛と哲学の小部屋
いつもの仙台公演はバタバタと帰京するところ、今回はファイナルということで「泊まらせてもらえる!」とご機嫌なミッチーさん。「今日何食べるの!」と客席に問いかけて、「牛タン?仙台の人食べるの?」など適当に拾いつつ*2「みんな、ミッチーと会話したって末代まで語って!」
Q1 お札の肖像画になるなら何円札がいい?/新たな通貨の単位は?
A1 五千円札/ラブ♡
新紙幣発行にからめた面白い質問。ミッチーさんも面白がって「お札の顔って流し目アリですか?」「鼻の高さを強調したアングルがいい」とノリノリ。回答は五千円札だそうで、理由は「お札の中でも怪しいイメージだから。インクに紫が多い!」。単位はラブだそうです。今ふと思ったけどノノくんが聞いたらブチギレそう(悪貨、10年前なのか…)
Q2 今ツアーの航海日誌で印象深かったこと
A2 とにかく暑さとの戦い
クルーズに見立てたこのツアーについて、仙台公演を「仙台港」と表現してよいか(気仙沼港じゃなくてよいか)前日にキョードー東北さんに確認していたというミッチーさん、ぬかりない。暑かった人見2の収録公演については、OAを経て「いずれ円盤になるでしょうから」。ねえ今、円盤って言った???(それ普通にオタク語彙では…?)
Q3 もし学校の先生になったらどんなことを伝えたい?
A3 なんといっても、卑怯者を育てたくない。
先生ベイベーさんからの愛哲でした。「難しいとは思うけど、仲間はずれのいない学校にしたい!」
Q4 嬉しくなる/心が温かくなる、積極的に口にする言葉
A4 愛してる!
アガペーって言っていたけど、変な意味じゃなくて、とにかく愛してるって伝えたいときにすぐ伝える、というようなお話。「愛してるって伝えたいとき、伝えないで、いつ伝えるの?」「愛してるって言っちゃえ言っちゃえ*3」「生きてるうちに愛し合いましょう」
Q5 どうしたら甘えと思わずに自分に優しくできる?
A5 自分に優しくすることが甘えだなんて、誰が言った?(※というようなニュアンス)
答えにあたる部分、ちゃんとあったかな、微妙かもしれないけど、発言はこんな感じ→「行動や発言に責任を持てるのならば、相手に厳しくするのも、また優しさ」「いっしょに高め合いましょう」
Q6 ミッチーさんが夏を感じるのはどんなとき?
A6 ふと、蚊取り線香の香りをかいだとき
※このへんから東北ベイベーを引くぞぉ!というモードが始まって、これはあっさり終了
Q7 チエホフが最後に出てきてお別れをするスタイルは、いつから?
A7 90年代の終わり頃から
これは前フリが面白くて、同僚の方に上記のことを話したら、「最後に出てくるのチエホフが一番美味しいのでは」というツッコミがあったとのこと。スポットライトの後ろで愛哲ボックスを抱えて気配を消していたはずのチエさん、肩を震わせながらがら2、3歩あとずさり。
Q8 愛哲との向き合い方やモチベーションに変化はあった?
A8 変わりませんよ!
これは、とある上様のコンサートで、目安箱が置かれていたという話が導入になっていました。対するミッチーさんも、大河ドラマ出演時に上様にご飯に連れて行ってもらった等のエピソードをしっかりお持ちなので、つよつよだわ。お答えとしては上記で「公開ラジオ収録みたいなもの」とのこと。ネットNGが1個だけあったんだけどその内容は発言じゃなくてこう、、、…おっといけねぇ。
2部本編
- すでにイントロ前から客席がピンクに染まっている、恋の嵐。自身5公演目かつラストにして、やっとミッチーさんをしっかり見ながら踊ることができて、そして改めて、私はなんてものを見逃していたんだ、と後悔した。ラジオで解禁されたときに記事を上げたくらいすごく好きな曲だったのに、ペンラについていくのに精一杯で、さらになかなか心のチューニングが合わなくて、この愛情に満ちた表情をずっと見逃し続けていたんだ、私は。
- サビのタタタン、タタタン、というペンラの振り方は、直前の振付に比べて明確に高さが落としてある(顔の高さで振る)。そういうコレオグラフィーの工夫にもようやく気づくことができた。最後はミッチーさんも一緒にめちゃかわなウサギさん🐰
- 「死んでもいい」も、曲名のコールからもう元気いっぱい。2番で下手からセンターに戻るときの「愛と真実」では、本人の表情はもちろん見えないのだけど、あさみんのいたずらっぽい笑顔から、素敵なアイコンタクトが交わされたれたことがちゃんとわかった。
EC〜エンディング
- まさかのドンストの入りをやり直し。最高ですか?\最高でーす!/のフリをやる前に何かを合図と間違ってウラウラと師匠が始めてしまった感じかな?
- 「お前たちの、この2分間の記憶をイレ〜〜〜ス!」と、客席にリモコンを向けるみたいなアクションをしたのち、本当に袖まで走っていって登場からやり直す徹底ぶり。これも書きながら思ったけど、ミッチーさん、それくらい元気だったってことだよ。
- バラ色、私は基本的に踊る事に集中しがちなんだけど、今日は、はっきりと笑顔を向けながら目を見て踊れた瞬間があった(別に目線はきてないけど、2サビだったか、下手側にきてくれたタイミングで)
- 古い会場ゆえにとても狭い座席だったから、この日はずっと、体が不意にぶつかることを避けるため、小さく踊るのはもちろん、体のバランスを崩さないように振付の中の足踏みとかも省略してた。それでもバラ色では十分な充実感が得られたんだ。
- 栃木先輩と奈良先輩がじゃんけんをして(※ミッチーさんは「じゃいけん」と言った*4)、負けた栃木先輩が「おいおいおいおい〜!なんでファイナルでこれやんなきゃなんねーんだよ?」(※ニュアンス)、これで十分テンションがぶち上がっていたのだけど、さらに奈良先輩にバトンタッチして「おいおいおいおい〜!てめぇらみんな可愛いじゃねーかよー!!」が聞けたので絶叫してしまった。列に戻った2人が、ゆうこりん→さっちんだったか、「もうっ!」みたいに肩をバシッと叩いてフランクにじゃれていたのが尊くて可愛すぎました。さちゆこフォーエバー。
- そして満を持して降臨したのがメタル先輩!!「本物見せてあげる…」が爆イケすぎて惚れそうでした。私にとっての今年初のメタル先輩だったのだけど、去年見たときよりもすごく好きだった*5。理由は「おいおいおいおい」のロック先輩由来の煽りじゃなくて、たぶん、(ライブを拝見したことはないけれど)自分のふだんの煽りに近かったからじゃないだろうか。「仙台、こんなもんじゃないよね!!」カッコいい、ついていきたいって普通に思った。世界を股にかける人気バンドのフロントウーマンのオーラをビシバシに感じてしびれました。
- こうして始まったのが、求めすぎ!先週、収録バージョンでアダルト感が控えめだった2Aは、タースーを挟んださちゆこがさりげなく肩に触れていて(さちゆこ→タースーがポイント)、しっかりアダルトなムードがあって、私は大変満足いたしました(←キングダムの大◯たかおのアレの顔で)
- ブレイクは、「墨廼江!」→いっしゅん何かわからなかったけど、その後「阿部勘!乾坤一!!」と続いたので大好きな宮城の地酒シリーズと理解できました。まぁ最初は、2つめの阿部勘は阿部薫って聞き間違えたけどね。
- 遠隔ハグの後は、「お前たちを薙ぎ払う!」流し目ビーム→「お前たちを吹き飛ばす!」前髪ハリケーン→ときめきアーチェリー→「全集中、光の呼吸!」遠隔真剣白刃取り、で締めでした。チャチャおじさん(多分)が技に合わせてステージの照明をビカビカ光らせてくれて、爆笑。
- 先週も収録を意識した遠隔技コンボがあったけれど、今日のは全然違った。ベイベーたちとずっと遊んでいたい、まだまだ一緒に時を過ごしたい、素直な愛情がダダ漏れでした。ずっとこうだったらいいのに、ミッチーさん。
- 「スタッフに盛大な拍手を!キョードー東北に盛大な拍手を!」来年も仙台公演、ありますように…🙏
- 愛哲の話題を受けて、どうもすみません…!みたいなテンションで恐縮しながらチエさんが現れたところまで、最高でした。ごし姉様の下船アナウンスが「明日も良い日でありますように」で結ばれたとき、古めかしいホールの空間が、温かな拍手で満たされました。
*
改札で友達を見送ったあと生ビールを2杯飲み、新幹線の下り最終でひんやりと涼しい北の街に降り立って、3時を回ってもキーボードを叩いている。
今ツアー、私はずっと迷路にいるみたいで、なかなか自分をアジャストできずに苦しんでいました。発言にひっかかりを覚えることが増え、SNSを見ているとつらくなり、レポは好きで書いているのに今年は当たり前に読まれることが逆にしんどくて、実はこのファイナルを区切りにレポもやめようとほとんど決めてしまっていました。
でもミッチーさんは結局、私の手を離してくれなかった。
こんなに強く握り返されて、優しい微笑みを向けられて、私はどうしたらいいんだろう。
地方でファイナルという魔法のせいかもしれないけれど。とにかく、心の居場所があったことが、涙が出るほど嬉しかった。今宵のパフォーマンスをしばらく反芻して、どこがこんなに好きだったのかを考えていたいなと思います。
にぎやかな思い出を乗せた豪華客船が、岸壁を離れて遠ざかっていきます。
見えなくなるまで、私はこのペンライトを振って見送るのです。