完全に猫なのさ

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何度でも呼ぶよ、あなたの名前を/及川光博ワンマンショーツアー2023「踊って!シャングリラ」5/27三郷市文化会館【初日】レポ・後半

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ビクターさんからのお花!

 

※以下、ネタバレです。また、私個人の感受性に基づく文章です。ご覧になる場合はその点どうかご承知おきください。

 

 

セットリスト(2部+EC)

愛と哲学の小部屋

13.放課後ジュリエット

14.死んでもいい

15.悲しみロケット2号

EC1.Get Down To The Funk!!

EC2.バラ色の人生

 

レポ

愛と哲学の小部屋

登場曲は「アルプスの少女ハイジ」でしたっ!

「あのヤギの名前知ってる?」\ゆきちゃん!/「あの男の子の名前は?」\ペーター!/「あの靴、痛そうだよね〜!」…という感じで客席とのおしゃべりを存分に楽しみ、チエホフを呼び込むミッチーさん。黄色い愛哲BOXをすごく重そうに運んでくるので何事!?と心配したら「気をつけてね、この箱、大理石でできてるから〜」という小芝居だったのでした!楽しそうだなおい!笑

 

Q1 お顔がすっきりされました。どうやって痩せたんですか?

A1 糖質と揚げ物をカットしました

3月、4月のことをふりかえり「3月…よんがつ…」と言いかけて自分でだっひゃっひゃっと大笑い。糖質をカットして、あれをあれに変えて(※ここは書かないで案件*1)、揚げ物をがまんしたところ、4キロやせたんですって!*2

「できる準備はする。準備なくして成功なし!」

ちょっと飛ぶけど衣装の話になり、最初に決まったのはダンサーのオープニング衣装とのこと。やっぱりな!!「悠子とか本物すぎて。」という評には、ゆうこりんの表情管理に唸っていたので納得。衣装にあわせてメイクを作り込むダンサーのプロ意識に触れて「俺の顔うすく見えるじゃん!」って言ってました。笑

 

Q2 デビュー27周年。初心を貫いていますか?やらなくなったことはありますか?

A2 ヘソを出さなくなった。

これはオチにご用意された回答ですが↑、初心について最初に出た答えは「皮肉を言わなくなった」でした。そして「貫いてなかったらもっと売れてると思う」。マジレスおやめろください😂

よく引き合いに出す下積み時代のコンビニバイトのお話、面白かったのは「いらっしゃいませをちゃんとした滑舌で言ったことがない」。当時のコンビニ店員風の「…しゃせっ」を実演してくれたのが最高でした笑。

 

Q3 いつもより長かったツアー準備期間。早く見せたくてウズウズしていたものは?

A3 ダンサーの衣装!

「フィッティングの瞬間、勝てるって思った」とのことで、わかりみがすごかったのですが、改めてタースーのイメージを完璧に体現できるさっちんとゆうこりんのプロフェッショナリズムにも感銘を受けたのでした。本当にビジュが優勝してたもん!

なお準備期間が長かった=ツアー開始時期が遅かったことについては「GW後にしようというのは昨年から決めていた」とのこと。7月末までほぼ毎週末ワンマンをやって、「俳優業をやったり…やらなかったり…おっと。笑」と解禁前のなにかしらを匂わせ。

ドラマの役名について気づいたことがあるというので、なんだろうと思ったら「正しい、という字が名前に入っていると裏切らない」という法則を披露。城塚翡翠の「鐘場和」やテミスの「守宮清」がそれにあたり、じゃあ「浦地宗」はどうかというと「裏切るも何も最初っから悪い」。先日解禁になったNetflixドラマ「御手洗家、炎上する」での「だめパパ」(←原作では本当にそうです)は、「おさむちゃんです☆」とのことでした(御手洗 治)。昭和ネタありがとうございます〜🤗

 

Q4 新技があったらお披露目してください

A4 遠隔ボウリング!

「考えてなかったわ。真剣白刃取り以上のものってある?」としばし思案、「あっわかった!」遠隔ボウリング爆誕

位置について!→ピーン!(体を「気をつけ」でピーンとさせてボウリングピンになる)→遠隔、ボウリン〜グ!パカーン!→前から順にバタバタなぎ倒されていく。

試しにやってみたらすごくスローモーションみたいなドミノ倒しになってしまう笑。ミッチーさんは楽しげに「あとでやるぞコラ!笑」と観客を煽り、「2階の一番うしろまで行ったらストライク。端だけ残ったら…わかってるね?フリだからね!」と伏線を仕込むのでした。

 

2部本編

そして2部本編、ほんっとうに胸が熱かったんだ…!

「声出していくよ!」と元気に始まったのは「放課後ジュリエット」。うっふっふ、これはメンバーのオフショに写ったアイテムで予想しておりましたよ!待ってたよ!

放ジュリ、ゆくくるで聴いたことがあって初めてじゃなかったのに、高揚感がぜんぜん違って衝撃を受けました。メガホンを握るメンバーの煽りを受けながら「うぉーおーおーおーーおー!」の声出しでひとつになり、高まっていくムード。そしてなんといっても、「だし。」初演キャスト(?)であるまなみんの持ち味、パリピ帰国子女みが遺憾なく発揮されて、というか8年の時を経てもめっちゃくちゃ可愛くて、さちゆこはチアダンスをバッキバキに踊りこなして、そこにM・I・T・C・H・Y!!!\ミッチー!!/のコーレス、及川先輩のでっかいスタージャンプ。どの瞬間も、多幸感の塊でしかなかったです。

 

そしてポンポンの前フリ曲が流れて、実は一番びっくりしたのがタースーが「ポンポン出して!」ってはっきり言ったことです。なんでかわからんけど「振るもの出して!」みたいな感じでブツの名前をはっきり言わないのが謎に習わしになっていたよね?なんかすごくびっくりしたんです、「ポンポン出して」…!

そうしてなだれ込んだ「死んでもいい」。この曲も象徴的な声出しがあるじゃない!とすぐに思い出して(※それくらい、声出しから長らく遠ざかっていたんだよ)、最初の「えーが!」\えーが!/にさしかかったとき…思わず歌に詰まって「泣けてくる…」と言葉に出すタースー。それを励ますように、いよいよ元気に声を出す私たち…「ぞーお!」\ぞーお!/「憎悪!憎しみよ!」を思いだして、でかい声で「憎悪!」って叫ぶ客ってなんやねんって心の中でツッコミつつ、すっかり忘れていたことを思い出すのです、これ、無言で踊る曲じゃなかったんだ…!

ミッチーさんが言葉に詰まったときにちょっともう涙腺に来ていたのですが、私にとっての決定打は「愛と真実」のところでした。理枝さんと必ずやっていたアイコンタクトを、しっかり指さしながらまなみんに向けたのを見て、ブワッと涙が溢れました。うれしかった、うれしかった本当に…。ゆくくるでは、見ていられないくらいだったんです。歌いきれなかったサビ、下手の空白を気にしないフリしてセンターに戻る姿…。でも、もうきっと大丈夫なんだ。

「死んでもいい」は、こうやってちゃんと繋がっていく。そして本来の姿で、ようやくミッチーさんと私たちのところに戻ってきたのです。

 

ラストは「悲しみロケット2号」、怒涛の声出し曲オンパレードです。

それは歌いだし早々、\いっちゃえいっちゃえ!/のところだったと記憶していますが、ミッチーさんは感極まり、黒いギターを抱えたままがっくりと膝をついて崩れ落ちたのでした。私の場所からは見えていないけれど、もうこのときはちょっぴり泣いていたんじゃないのかな。落ちサビにある最大の声出しポイント\ミッチーの!!/では、マイクスタンドを握って高く掲げていました。そうだよ私たち、これから何度でもあなたの名前を叫ぶよ。

 

EC

ミッチーコールは通常バージョン。チエさんのサンプリングは登場せずで、なんだか水泳教室でビート板なしで泳ぎだしたような気持ちでした(どういう比喩?)。

ミッチーさんは、前身頃にびっしりとスパンコールがついた青いシャツで再登場。ちょっぴりオリエンタルでこの解釈はすばらしい!最近のアンコール衣装で一番好きかもしれません!?

1曲目はGDTTFっ!!私、これがミドルテンポのナンバーだったことを評価したい。洒脱でいい感じだし、体力配分の面でもよき采配。間奏のステップがめちゃくちゃかっこよくキマってて、余裕を感じさせるからこそセクシーなんです…!

この曲の終わり、♪げっだんとぅーざふぁんくべいべー!バキュン!!のキメで師匠のドラムがガタガタッ!ってなって、座長から猛ツッコミ(そして師匠が話題の中心になっているとき、立ち位置的にすかさずしゃがむさっちん、大好き)。「じゃあ次の曲のイントロで、聴いたことがないドラミングやって!」と無茶ぶりをするのですが、そうやって両手を振り下ろして始まったバラ色のイントロで、師匠がド派手なフィルイン(っていうのかな?)をかましてくれて最高でした、毎回やってくれていいよ!!(曲のテイストにはそりゃ合わないんだけどアガる😂)

巷ではベイベーパートと呼ばれることもあるCメロ…ここでも直前に「歌うやつやん!」って思い出したのですが、聞いてください、私、歌詞を忘れていました。笑

ミッチーさん、ちゃんと歌えてた、本当によかった…。これまでアンコール3曲目とかで登場するときは、多幸感があふれてるからもうなんでもいい!っていう感じでどんなパフォーマンスも受容してきたけれど、やっぱりちゃんと演奏されるバラ色は素晴らしい。本当に大好きな曲です。

 

 

整列しての挨拶、「僕がいうのもおかしいかもしれないけれど、感動をありがとうございました!」という言葉に、この日のすべてが詰まっていました。*3

「BE MY ONE」が流れる中でのメンバー紹介。1人ひとりの名前をはっきり呼べて本当に嬉しかった。気持ちを届けることができることの喜びよ…。ウラウラに差し掛かる頃なんて、袖から出てくるのが待ちきれなくて「マニピュレーターは…」\ウラウラ〜〜〜!!/って呼び込んでしまうベイベーたち。

「ずっと頭の中にあったものをようやく出せて、楽になれる…ここ数日、怖い夢ばかり見てた。怖いっていうのは(パフォーマンスを)失敗する夢とかじゃなくて、ステージで歯がボロボロ抜けたりとか」「こう見えて、繊細なのよ。笑」

なんかもう、めっちゃ考えてたんじゃん…!という心労が垣間見えて、もうさ、本当にもうさ〜〜〜!!!!私たち、語り合ったら分かりあえるじゃん、大丈夫じゃん、もう、本当にさ〜〜〜〜〜〜〜〜!!あ〜〜〜〜しんどかった!!!

「この夏どうせ暑いんだし、いい汗かこう!😉☝️」と今後の来場を促すタースー。最後は予告通り遠隔ボウリング。2階の端を指さして(たぶん前フリに答えて倒れなかったのかな?)「ガーターです!」と言い残して、すっごい笑顔で、袖に吸い込まれる直前にはピース✌️して、ゆったりとはけてゆきました。

 

 

さて!

いろんな感想や意見があると思いますが、あくまでも私の主観でお届けいたしました。ひとつ総括するならば、濃密でコンパクトな2時間半、大歓迎ということです。MCも端的だし全体的にテンポがよく引き締まった印象。ミッチーさんの完全燃焼のへろへろ姿も愛おしいのだけど、最後まできっちりハンドリングしてビシッと締める座長姿、本当に頼もしく、かっこいいと感じました。

少なくとも私自身は初日を経て、このツアーをちゃんと楽しめる実感がわきました。帰ってこれて本当によかった。もしも心が動かなかったら、その時点で私はレポを引退しなければなりませんでした(=私の場合、そうなるともう何をどうやっても書けないから)。

3時間後には乙セトリで開演だよ!うれしいな、楽しみだなぁ!

私、やっぱりベイベーだった!ミッチーさんありがとう、大好き、ただいま!!

 

 

 

*1:むやみやたらに箝口令を出されると閉口してしまいますが、これは納得感のある理由だった!笑

*2:(重要な役を演じるために)4キロ痩せて準備したというエピソードは別の方で聞いたばかりでして、ねえなんでシンクロするのそこ…

*3:あとこういうのも→「(これからの公演でも)魂込めて握ります!旬のネタを。及川寿司!」