ファイナル恒例のお花(※このカットは29日撮影です)
第1部はこちら。
※以下、ネタバレです。また、私個人の感受性に基づく文章です。ご覧になる場合はその点どうかご承知おきください。
セットリスト【乙】(2部+EC)
2部
愛と哲学の小部屋 ※登場曲:「大都会」
13.コングラッチュレーション!!
14.炎上!バーニング・ラブ
15.求めすぎてる?僕。
EC
EC1.Get Down To The Funk!!
EC2.Shinin' Star
EC3.バラ色の人生
レポ
愛と哲学の小部屋
あのイントロが、期待感を運んできます…!
客席には「あ〜っ!」「なんだなんだ?」「お??」みたいな、体験した・話には聞いてた・本当にびっくり、などいろんな雰囲気が入り混じって楽しかったです。
たっぷり焦らしたあと、ついに曲本編が始まります。
♪あ〜あ〜〜〜〜果てしない〜〜〜〜〜
特筆したいのは、緞帳の上がり方が、最初の1音目じゃなくて2音目の「♪あ〜〜〜〜」に合わせてギュン!!!と元気に上がっていったことです。タイミングわざとやろ神やろ。
ブーツが見えた段階で私が思っていたこと。
「これ、絶対、何か羽織ってるはず!!!」
果たして、予想は当たりました。
真っ赤な祭り法被を着て、メガネをかけてキメ顔を作った大スターが仁王立ちで現れたのでした。
口を開くやいなや「祭りだ!!」。
ねえいきなり情報量が多いよ。
2階をふと見上げて、急いで席に戻っている途中のベイベーさんたちに「ゆっくりでいいから、あわてないで、だってそこから落ちてもお姫様抱っこで助けられないから(意訳)」というような優しい声かけ。それは「別料金」らしいのですが、すかさず\払う〜!/と声がかかり「払うじゃねーよ」と突っ込み(私このぶっきらぼうな突っ込み、一周回って愛を感じて好きです)。
その後、及川Pモードになり、みんな15分だと戻ってくるの大変?どう?20分にするか?という議案が持ち上がりました。はてさて来年どうなることやら(たしかに舞台の幕間は25分くらいありますけれども)。
その後、ちょっと忘れちゃったけど、人についていく動作をしながら「刷り込み」が出てこなくて「ひよこの…🐥」と言っていたのが可愛かったです。この、“言葉が思い出せないときに客席から声がかかって解決”、っていうインタラクティブな展開、そういえば過去2年はなかったってことですよね…(もう思い出せなくなっている)。
珍しくその後、着席の号令を忘れてました。
Q1 一人称の使い分けのこだわりは?
A1 僕/俺/わたくしの使い分け(以下)
「『僕』で育ってきましたけど」と、基本は「僕」であるとしながら、「『俺』ってつい言っちゃってるときって日常空間にいるときみたいな心の距離が近近(ちかちか)のとき」。私はコネクターで聴ける「俺」が大好きなのでめちゃくちゃ共感しました。「心の距離が近近(ちかちか)」ってすごく好き!あと、考えをビシっと述べるときは「わたくしはそう思います」というトーンになるという話も。
一人称のモードを変えることで「喋ってて飽きない」→飽きない\商い/のコーレス。
Q2 「星の神」のご利益はなんだと思う?
A2 ミッチーって呼んでごらん、口角上がるから!
実際にある神社(だったかな?)にからめてご質問。「知るかそんなの!」「星の神様じゃねぇよ星の王子さまだよ〜☆」などとわちゃわちゃと喋りつつ、上記のお答えでした。すごく実利的なご利益だなぁと思った!
ちなみに、ご利益はルビをふるなら「ごりやく」となります。何とはいいませんけれども。
Q3 丑の日に合わせてとりたい「う」のつくものは?
A3 昨日、ディスクガレージさんが高級なうなぎ弁当を買ってきてくれた!
前日のMCで「オリジン弁当に寄って贅沢してうなぎ弁当とか買っちゃおう!」というようなことを話していたら、すかさず手配してくださったそうです。DGさん、しごでき!!(福岡のキョードー西日本さんの水法被調達に次ぐエピソード)
で、昨日うなぎを食べたので「今日は…だって飲むからいいじゃないですか。」と嬉しそう。飲んでもいいか的な文脈で「オッケーですか?」\オッケーでーす!/をやりました。
Q4 つい見栄を張ってしまうときは?
A4 こんなときです!
これはまさに羽織っている真っ赤な法被を示しながら。元の質問の文言は、見栄という言葉も出てきましたが“よく見せようとする”とかそんな感じのニュアンスでした。「アドレナリンが出ちまえばこっちのもん」というけっこう心配になる一言を言ってました…。ご自愛…たのみます…🙏
Q5 「ココロノヤミ」を今どんな心持ちで届けている?
A5 やっぱり「歌」って変化していくものだから。
私、愛哲の質問自体についてレポではあまり言及しないのですが(どの質問もフラットに触れさせていただきたいため)、これは!めっっちゃくちゃ最高なご質問を!ありがとうございます!!
上記の通り、歌い方の変遷について振り返ったうえで、このように語りました。
「ココロノヤミに関しては、30前の私はプールの底、海の底から水面にゆらめく光を見つめるような気持ちで歌っていました」
「今は、波打ち際に立って、遠くの光を見つめて歌っている」
ここ、メモを頑張って本当に本当によかった…。かつての歌い方の比喩として、プールの底、海の底という表現が出てきたのは興味深く、それは当時の「息ができない」かのような辛さを暗示しているようにも思えるのです。「今」は、相変わらず闇に包まれているかもしれないけれど、砂浜に両足をつけて立っていられて、もう少しタンジブルな生の実感があって、そのうえで手をのべて遠くの光を希求している。なんにせよ、この歌詞世界に「光」、つまり「希望」はたしかにあるんだな…ということをしみじみと噛み締めました。
Q6 思い出深い色は?
A6 紫。
プリンスや三輪さんを挙げて、人生のテーマカラーです、というようなまとめ方でした。*1
Q7 「“SNS”に書かないで」は言葉通り?と悩んでます。
A7 悩まなくていい。
まず「SNS」をわざわざ「ネット」と自分の通常の言い回しに訂正した上でマジトーンで上記のお答え。とにかくちょっと怖いくらいの真顔でメモを書き起こすとけっこう文字面がアレだと思ったので注釈に回しますけど→*2、なんていうか私のような書き手からすれば、ガチの本心が聞けてよかったです…っていう感じでしょうか*3。
Q8 ワンマンを説明する上で「イケオジが汗を撒き散らしながら歌い踊る」以外のキャプションは?
A8 一言で言えば「及川光博の世界」
友人知人をお誘いするときにこのキャプションしか思いつかない、というご相談。ミッチーさんご本人がけっこう(ジワジワと)面白がっている印象でした。他のキャプションの提案としては「決めポーズが優雅」「トータル1時間は喋る」など。
すごい、本当に8本あった!はしょったわけじゃなくて本当にサクサク進んだからこの程度の文字数ってことですかね。愛と哲学の小・部・\屋!!!!/ ←今ツアーの締め。
2部本編
誰も言ってなかったので私だけがそう感じたみたいなのですが、「コングラッチュレーション!!」、ほんのすこしBPM速くなかったです…?なんかダダダダッ!っていう感じの演奏だと思いました(オノマトペで済ませるな)。出来事としては「グルグルグルグル!」を元気に言っていたり、最後の斜めに大の字がビシッと綺麗だったことなどがありますが、心に残っているのは「♪もう死にたいなんて 二度と言わないで」の「二度と言わないで」を、手振りをつけて足も一歩踏み込んで、圧をかけるように強く歌ったことです。
その後の「炎上!バーニング・ラブ」も、なんかわ〜〜!!って感じで(だからオノマトペで略)、でもこれは最初からこういう曲だっけね?
2サビは上手のあさみんのバイクにちょっと抱きつく感じでご乗車。あさみんが小柄なので、ちょっと縮こまった感じになって可愛かったけど、そんな華奢なお嬢さんが運転するバイク🛵に乗りなさんな、降りな??ってなるわね。
「求めすぎてる?僕。」の2Aは、カナケンから登場した振付バージョン。センターからがっつり下手を向いてじっくり観察しながら歌うお兄さんになってました。やっぱり、目が足りませんでした!私は個人的には、序盤に披露していたエッ…セクシーな演出がもっと見たかったけれど、バレエ歴13年✨というあさみんの強みが生きる着地点でしたね。冒頭、さちゆこが腕で作ったダイヤモンドの中にはいったあさみんがちっちゃいのも萌えます。
カナケンでは「崎陽軒!!✊」だったブレイク、ファイナルでは「三元豚!!🐖」でした。なんで???三茶だから!??😂
最後は「悔いがねぇ〜〜〜!!!!!」と叫び、「さっちん、打ち上げやろう」「ゆうこりんも頑張った!」と呼びかけて*4、超リラックスしてはけてゆきました。これぞファイナルの空気!
EC
ミッチーコールは強烈バージョン👏
(私だけかもですが、なんかうまくチャチャおじさんと合わせられなかった日でした。遠かったからかな?)
あらケンと龍ちゃんのわちゃわちゃがあって(なかったかも?)、いつものようにGDTTFのイントロが楽しげに始まって、下手からはタースーを筆頭にあさみん、ゆうこりん、そして上手からはさっちんと…、まなみん!!!!
ひとりだけ黄色のツアTを着ていてパッと華やかで、誰もが気づく演出で、タースーも「まなみ!!」とコール。
すぐに歌い出しのサビが始まり、「たまらん!」と思ったのが、V字のフォーメーションがめちゃくちゃキレイなこと。そして5人で踊ると超豪華、Bメロのカノンも映えます!!
げっだんとぅーざふぁん!バキュン🔫💥から、間髪いれずに、パパン!のきっかけが鳴って、息つく間もなくシャイニンへ!!お願いたーすー生きて〜〜〜!!
笑顔でマイクの前に立つ2人のコーラス、あさみんと、まなみん。もともと親交のあった2人がファイナルにしていっしょにステージに乗っている姿が、キラキラと眩しいです。コーラスがポイントになるシャイニンのイントロ(♪You are Shinin' Star…のところ)、透明感のある女性ボーカルが三度で美しいハーモニーを響かせているのにめちゃくちゃグッときてしまいました…!しかも2Aのドキドキ🫶の振付、かみしもの2人がサササッとセンターに集合して、腕でおっきなハートを作って超かわいかった!
Bメロでは男子さんを「男子!!」とご指名。遠くからでよく見えませんでしたが、最後は握手するかのようなアツい展開でした🤝
いったん整列。
「とにかく仲良くやっていこう。そのうちいなくなっちゃうから。一緒に輝こう」
ココロノヤミを歌う上での心情を聞いたから、死生観にリンクする一言が、盛り上がりながらも染みました。
そして、「帰ろう!」\え〜!!/のくだりをやって、客席から\ロックせんぱーい!!/の声がかかるなか、ミッチーさんは逡巡するように「…呼んじゃいます?降りてきてくれるかなぁ、降りてこないんじゃないかなぁ〜〜〜〜」と、わざとあらケンに背を向けて焦らして、くるっと振り返ると、うつむいていたあらケンもといロック先輩がバッ!と顔をあげます。タースーは思わず「顔!!」
パイセンに、かわいいかわいいおねだりベイベーちゃんだよッ!!と煽られてテンションが振り切れます。ミッチーが届けてくれた愛と!ファンクと!ロックと!!みたいな感じであとは忘れてしまいましたが、ファイナルにふさわしい爆煽りいただきました👏
そしてもう1人の先輩も降臨!!メタル先輩だぁ!!!
そんなもんかァ!まだまだやれんだろ!みたいな煽りで、あんな小さな身体からどうやって!?ってくらいパワフルにアジられて、全然違うライブに来たみたいだった👏
そしてバラ色のイントロ、ではなく……みなさんお待ちかね!この日はさっちんのお誕生日でした🎂
演奏の中心は龍ちゃんだった、と思うんですけど、ツインテの先をつまんで三拍子にあわせてステップを踏むさっちんが可愛すぎて記憶は全部どっかいきました。タースーにマイクを向けられて「だっておかしくないですか?ミッチーさんの(ステージ)なのにこんな😂」みたいな遠慮を素のトーンで返していてかわいかったです*5。
バラ色、例はよって記憶ほとんどないのですが、「愛してるよ!!」っていう感じのメッセージがあったような*6。
最後のハグはこんな感じ。
「両手を広げて!遠隔〜ハグ!!」
(ぎゅっ💓)
「おでこに…チュッ」
///
「突き放したドン!」
(わぁ!)
「刀を抜いたスラリ…!構えて!」
(ばっ🙌)
「遠隔!真剣白刃取り」
\パァン/
「おぃ〜〜」※満足気に
「片手を上げて!」
(ばっ🖐️)
「遠隔〜ハーイターッチ!」
\イェイ!/
客席から名残を惜しむように\ミッチー!!/の声がかかる中、最後にぴょこん!と足を上げてハグをしてくれ、それを抱きしめたまま飛び跳ねながらはけてゆきました。
*
遅くなってしまいましたが、木〜金にかけて書いておりました。出張中こそ時間がとれるので狭いビジホで書いていたわけですが、あれっ今夜って遠征だったかな!?という勘違いが生まれてちょっと楽しかったです。
なんだかファイナルはすでに昔のことに感じますね。体調を崩された方は、くれぐれもお体大切に、ゆっくりお休みくださいね。
これまで、特に直近の3年間、前後編に分けてアップしてきたレポをご愛読くださった方、ありがとうございました。
心血と時間の注ぎ方を見直したく、また推しが増えたため来年以降も迷いなく「全通します!」と言えるのか自信がなく、いったん、これまでの書き方でのレポは、本ツアーのファイナルを持って区切りにしたいと思います。全通していなければ文章のありようは間違いなく変容するからです。
私は感動を言語化して伝えることに強い衝動があり、それをやめられるとは自分でも思えません。速報性や網羅性にこだわるのは、職業柄です。自己表現としてこんなに楽しいのだから、やめられるはずがないんです。でも、しばらく時間もありますし、新しい推しもたくさん舞台に立ってますし、いったん棚に上げてみようかなと思います。たとえばセトリだけとか、1000字くらいにまとめるとか、新しい方法をすぐには思いつかないけれど、次のツアーまで時間はあるから…。
心を寄せてくださっている人がいることは存じ上げています。それにはとても感謝しています。12公演のツアー完走、ミッチーさんもベイベーもみんなお疲れさまでした✨
来年も、なにかの形で、またお目にかかれますように。
*1:質問の読み上げ方のトーンのちょっとした差で、あんまり笑わないほうがいいだろうなというところで笑いが起きてしまったのがちょっともったいなかった。会場を盛り上げようとして読むからね…
*2:「私にさして興味がない人が乱暴な言葉で絡んでくるのが嫌」「第三者の情報マウントとかいらないんですよ。」
*3:しかし現在の心境としては全てにおいて勘弁してくれって感じですね。
*4:呼びかけ、幸愛だったかも。ゆうこりんは悠子と呼ばれることが多いのにめずらしくゆうこりんでした。
*5:あさみんはもしかしたら今年限りなのかもしれませんが、タースーの言葉通り「またどこかで!」という明るい雰囲気でしたし、私も、あさみんにまた会えたらいいなと思ってます。お衣装の振り返りツイ、改めて可愛すぎました
*6:曲終わり、整列してからのメッセージのひとつ→「なるべく早く会おう。みんな忘れっぽいんだから…忘れないで。コロナ禍を経て、大きな声で愛し合ったこと」。思うところがあって注釈によけておきます
*7:前から順に、2列[最前]★、11列、13列☆、19列、20列☆、22列☆、26列☆、2階2列、2階5列、2階8列☆、2階8列、3階12列◆(★特殊事情、☆他名義、◆一般)
*8:「自分だけのメモにしておいたら」とも言っていただけますが、私が文章をブラッシュアップするためには、人数の多寡にかかわらず読者を意識するというフェーズが不可欠です。これは文章を書く人にしかわからないので、承認欲求だろと思われるでしょうが…もう、しぬほどどうでもいい…このあたりの経緯はふせったーで読んでください。