昨日も寄った最寄りのセブンに行ったら、ポカリスエットのイオンウォーターが払底していた。わかるわぁ…。
さて本来、お譲りで昨日の大阪1日目のチケットを得たとき、今日は朝10時半頃に新幹線でスッと帰る計画を立てていたのですが「いや、新幹線代、もったいなくない???」と思って結局ゴーゴーでチケットを取ってしまいました。崩れてゆく理性。
ゴーゴーなので愛知で経験したくらい天空ではあったのですが、昨日のC&Rで2階、3階を振り返って一体感を感じていたこともあり、あんまり不安はありませんでした。今回、胃薬は飲まなかった(実は昨日も開演前に飲んでた…)。
しかし、期待していた通路は階段であった。つまり、いま足を置いているとこから5センチでもはみ出れば100%踏み外して足をくじく、運が悪ければ前の通路に転落するという恐怖の絶壁通路でした。ここはミッチーがメンバーに口すっぱく言っているという「怪我のないように!!」を繰り返し脳内再生することを決定。ミッチーの言いつけは絶対に守るんだからな、と調子に乗りやすい自分に言い聞かせる。
(以下、曲名に触れています。セトリは抜粋して書いています)
ダンディ・ダンディ
紅のマスカレード
S.D.R.
この3曲を踊り続けて7回目。昨日あたりから、私、もしかしたら少しずつグルーブってやつを理解してきてるんじゃない?と気づき始める。いままでミッチーに「グルーブを1つに!」って言われてもよくわかんなかった。でも愛知の愛哲で「細かく、なるべく多くの(つまり細かく裏で)リズムを取る」って教えてくれたり、理枝さんが昨日、グルーブとは何か説明してくれたりして(曰く、音と音の間のうねり)、なんか俺、わかってきたかもしれんぞ??
両腕が勝手に上がって*1、腰が自分のものじゃないみたいにうねりだす。ああ思い出してみよう、八王子の夜を。こんなにほぼ全曲に振り付けがあると知らずにただただ圧倒されて、降ろした両手をお腹の前で所在なさげに組んで、ウンウンとうなずくように動いていただけだった。両手がそんな感じだったのはどこか緊張していたのもある。あ、それがダメだったってという意味じゃなくてね、踊りたい!のは私自身が望んだからで、そして望めば人はこんなにも成長できるんだなって、しみじみと思ったんです。
S.D.R.のご当地振り付け、昨夜は「明日は女子チームに考えて貰おう!」と言っていたけれど、今夜はまさかの
U・S・J!!
U・S・J!!
でした…もちろん振り付けはあの曲です…!うっそだろ…(1日ぶり2回目)(爆笑) 本来の通りに片足ぴょんぴょんしたら絶壁通路に転げ落ちそうだったのでなんとか我慢。ていうかミッチーのいいねダンスを見れる日が来るなんてね…?
ごあいさつMC
昨日のファンキーに続き、今夜のテーマはセクシー!
「最近、女子の好きなパーツ、部位ね(部位て。)、変わってきた。足首が大好きだったんだけど、今はうなじ」とか語りだす及川さん。某兄貴な俳優さんとお食事に行ったときに厨房で立ち働いていた店員さんのポニーテールの…うなじが…よかったんですって…。 「自分でセクシーだと思う部位を意識して踊ってみて? 」とサジェストされるものの、われわれには少々ハードルが高く笑、首を傾げたりしてざわつく客席。
「筋肉痛は激しい運動から24時間後に出るんだって。だから痛くない!」と元気をアピールし、ご自慢の「固くて筋っぽい」太ももの筋肉でおさわりタイム!!上手でも下手でも「かった!!!」「かたーい!!」とハモる大阪ベイベーっぷりが最高でしたっ!!「大腿何筋なんだっけ?」という問いに客席からはいくつか「大腿四頭筋!!」と正解が飛んだものの聞き取れなかったのか「まあ"だいたい"、そんな感じよ」と適当にダジャレでまとめる。適当か〜い!
メンバー紹介では理枝さんが「お前さんのDiamon Hipの調子はどうなんだいィ!」とミッチーに無茶振り。昨日「やんないからな」と言っていたのにDiamond Hip!!は今夜もキメッキメでアピられたのだった。はぁ…やっぱ小さい…キュッと小粒でキラリと輝くお尻…。やっばいな私、男性のお尻に対してこんな形容繰り出すようになるなんてな…。
ほか、理枝さんからは、昨夜のミッチーは日本酒は我慢してハイボールばかり飲んでサッと帰ったという話が明かされるのだけどその去り際のセリフが「ばいばいぶー!」。はい?????理枝さん「なんなんですかばいばいぶーって。可愛いんですけど!」
今夜はファンタスティック!
きれいな嘘
Lazy
さらにこの3曲で、ミドルテンポでグルーブにのって踊る気持ちよさがわかってくる。最初3曲を円盤で鬼履修すればするほどね、教材未入手の4曲目の振り付けがそれはもうフワッフワなんすよ。しかし!今夜の私は!!振り付けはグルーブを発生させるための単なるトリガーに過ぎないんだ…!とわかったんだ!!!
もうだからフワッフワでも気にしない!グルーブ感じてればオッケー!いやもう先輩ベイベーからみると今さら何言ってるんだって感じだと思うんですけど、この気づきは、「ミッチーのワンマンでは振り付けがたくさんあるからそれを覚えて踊る」と思い込んでいた私にとって、ある意味天変地異くらいの、すべてがひっくり返る体験だったんだ。
ズキズキ
昨日の愛哲で作詞当時を振り返り、「1コーラス目と2コーラス目の歌詞を変えていないの、49歳の今歌っても大人だなって思う」と話していたサビ。
ズキ、ズキ、の1つずつ違う歌い方を味わう。置くように歌ったり、ビブラードを響かせたり…。この後の「ご着席ください」は少し遅れてライトの外の水飲み場から。姿は見えなくても、マイクが拾う息遣いが聞こえてくる。
君の中へ
「運命って変えられるなって思うんですよ。だけど、宿命は変えられない」というMC*2の後に、
「聞いてください、君の、中へ。」
歌い出し、「からだじゅう…」の「か」が、それこそ体中の深いところから集めてきたような吐息のよう。 転調サビの前には、美しい超高音スキャットの後、シャウト!そして「おいでっ」。
最後は客席に広がってゆく照明とともに両手を広げて、ゆっくりとハグ。ピンスポの円錐形の下に両肩を抱きしめる立ち姿が残され、「いよぉしっ!」。うわぁぁ今日のズキズキよかったなぁぁ!!!なんかその後も、水飲み場から吐息というにはワイルドすぎる雄叫び?も漏れ聞こえたのよ。
Wish
これまであったのを聞き逃してた可能性も高いんだけど、1番も2番もAメロのメロディを若干変えていた!「本当の感情に気づかないフリしても」の「て」で下げるとこを上にいく(2番は、低くしゃがまなきゃ、の「な」)。
「理枝ちゃん、一緒にいこう」。アウトロ前、理枝さんのそばに歩み寄り、Wish my Looooooooooveのハーモニーを伸びやかに響かせる。
このとき私は、照明にも〈腕〉があるんだなって思った。天井からの4本のライトがグワーン!グワーン!と客席へと勢いよくせり上がり、ベイベー男子がステージに向かってすくい上げる両手と呼びかけ合うんだ。
*
MCに影響されて新幹線でハイボール*3を飲みながら書き、そしてさきほど帰宅しました。後半もものすごかったから早く書き残しておきたいけれど、先週と同じ過ちを繰り返せないのでそろそろ寝なければなりません。でもね今夜感じたのは光博さんが思いがけずも叶えてくれた、音楽との再会だったんだ。まさにStep into the grooveを地で行く体験ができたんだ。
今いきなり泣きそうなんだけど、私、音楽に見捨てられてなかった…。幼稚園から社会人1年目までピアノを習い、中高吹奏楽部→大学までサックスを吹いていたけどどちらも続けられず実家のピアノは調律してなくてサックスは10年ケースを開けてない。でも私、ミッチーのお陰で音楽と出会い直せたんだ…。
— くいな (@purplekuina246) 2019年6月23日
菊名駅でキャリーケースを引きながらぐずぐず泣いていたのは私。あんなに子供時代から青春までを音楽に捧げたのに、まったく関係ない仕事につき、単なる趣味としても残せなかった。ここ数年は何を聴いたらいいのかもわからなかった。でもこんなに大人になって私は、週末ごとに音楽に体を預けて踊りまくっている。今夜はそのことがいちばん胸に沁みて、人生って愛おしいなと思っています。