第1部はこちら!
愛と哲学の小部屋
ニコニコご機嫌で登場したミッチー、「及川光博をよろしくお願いしますッ」と選挙ネタ*1。「(今日ここに来ているベイベーの)3,500票は入るよ!ハハッ!ちゃくせ〜き♪」今回はさらに「着席!あっもう座ってたか」というのもあった…笑。
「最初のおしゃべり、長かったねぇ〜。怒られちゃった☆ハハッ」
2部は巻いていきましょう、サクサクいきましょう!とスタッフさんに忠言されてしまったらしく「今日は30分以上しゃべりました!これであこがれのさだまさしさん(40分しゃべる)に近づいた!」
その後は「サクサクいくよ!わかってるよ!」と本当におしゃべり短めに愛哲本編へ。
(抜粋して1つだけ詳述します)
今のミッチーがつくりたい音楽は?
「リアリティのある歌詞が書きたい。BEAT&ROSES(2018年)以降、わたくしの心の中に溜まってきた思いを、リアリティをもって届けたい」
「もちろんロマンチックなんだけど、現実をおおいに受け止めたうえで、ロマンを語りたい」
「2時間、3時間睡眠時間を削ったとしても、納得のいくものを届けたい」
直前の文脈忘れちゃったんだけど、次の一言がおもしろかった。
「すごい俺の釣り竿に食いつくな、お前ら」
こういうときのフランクな「俺」とか「お前」すごくすきだな〜。
「24年もやっていると、そんじょそこらの曲じゃ、ぼーつ!にしちゃってます。自分の曲でも」
そんじょそこらの、といえば私にとってはメロディアス。やっぱり及川さんの語彙なんだねぇ。
引っ越し大名の舞台挨拶の話、「来る人ー!」と手を挙げさせると、客席でほんと〜〜に超チラホラ、手が上がりました。やっぱりこの確率だもんね当たらないわけよ…!「ぜったい紫着てこいよ!」と凄む(凄む?)。そのあとしらっと「慣れてるのよ舞台挨拶(ふふん)。人の話を聞いてるフリしておとなしく立って、紫のとこばっかり見るからな!」で爆笑。テレビやプロモーションのときの「およそゆき」ミッチーが存在するらしいというの少しずつわかってきた。F城のコメンタリーでも半沢直樹の舞台挨拶でシュシュを手首につけたベイベーさんを見つけてくれていたと聞いていて、真に受けてシュシュそのために買った(そして当たらなかった)。
「京都の撮影所で殿!殿!と呼ばれて超気分よかった♡」とも。次の愛哲(ここでは割愛)では一瞬「さもありなん」「致し方あるまい」という、謎の殿口調が出てきたよ。
メンバー再登場*2。つつつ〜っと理枝さんのところに寄っていくスター49歳「なんだろうこの、理枝ちゃんのとこに来ちゃう感じ!」(札幌の「理枝ちゃん理枝ちゃんお話ししよ〜」も最高だった)。
第1部MCでの「酔ったら(ズボンの片方に両足を入れて)人魚になってる」の話を引き合いに出し、理枝さんは「今夜も人魚になっちゃえばいいじゃん」。「あるよねー、そういうこと(笑)」。いやいや、ないわ!
「(酔っ払って帰宅して)20分くらい鍵が鍵穴に入らないこととかね」と飲んべえエピを追加で披露しちゃうミッチー。
*
死んでもいい
「死んでもいい」の〈お知らせイントロ〉で、静岡シフトが確定的に。「さあ振るもの出して!」。慌ててポンポンを探し当てて立ち上がると、ステージ奥の2階ではじけるように踊るさっちんゆうこりん(もちろんキラキラキャミソールの新お衣装)が目に飛び込んでくる。
このまま見とれていて、私、いいものを見たんです!この〈お知らせイントロ〉の最後、ホーンのキメに合わせて、さっちんゆうこりんが両手両足を広げて、チアダンスでいうところのスタージャンプ*3!この大ジャンプが、超そろってたんだ!踏み切り、手足の広がり、滞空時間、着地!これ映像で観たい!ぜひに!!
ステージからミッチーにたくさん「おいで!」と呼びかけられる。間奏前にお水飲みに行くときには「おいでおいでおいでっ!」「(歌いながら)3,500のベイベベイベー♪」。席がどんなに遠くても、バンザイでぴょんぴょんしてるミッチーが満面の笑みだってちゃんとわかるんだ。圧倒的にみんなが踊れる曲でも、ときどき「両手!」とかレクチャーしてくれる。光一郎先生ありがとう。
予想に反してファイナルでも銀テは降ってこず、今夜もポンポンをぶん投げるホーン隊のおじさんたち。
今夜、桃色クラブで。
聞いてくださいよ超けしからん話でしたよもう。恒例の「ごっこ遊び」、以下のようなものでした。
「いい子にして?」
「いい子にしてっ!」
「ペットショップごっこ!」(ここで私の脳は大混乱をきたす)
「君を飼いたい。」(ここで私の脳細胞は爆発四散)
「お仕置き大好き僕ミッチー♪」
うおぇあぁぁぁぁあみたいな声が出ました。ものすごく変なところで振り付け間違えた。動揺が激しい。
「OKそれじゃワンピース脱いじゃお〜」の両腕ぐるぐる、客席が一枚のうねりになってローリングしているの圧巻でした。本当にベイベーってすごいよ。
炎上!バーニング・ラブ
まってた腕筋♡間奏のソーラン節も、右下左下で指差すアレも、とにかく大好き。思いがけず大阪で聞けたときの狂喜を私は忘れない。
そしてバイクの件、どうなったかというと…。
上手に来た理枝さんと、その背後にミッチー。理枝さんが振り返って人差し指でカモン!のジェスチャーからの、「うみーべーまーでー!」高めのハンドルを握ってエンジンをふかす理枝さん!そして、両手を重ねてそこに顎を乗せてにっこりするミッチー。え〜〜〜〜〜!!!
これ本当は歌ってるはずだよね、でもこの謎の乙女ポーズ確かにあるんですよ、歌い終えかな?とにかく先週の謎構造(エンジン2人でふかす)はなくなり、タンデムの2人の距離は3公演で最も…近づいてました…ウウッ。
アンコール
ミッチーコールは通常バージョン。チャチャおじさん点灯前の序盤、2つに分離しかかったものの無事まとまる。3,500人もいれば本当に揃えるの簡単じゃないよね。ホワイトの電飾で「FI」「N」「AL」も!
ココロノヤミ
入り込めずに苦しんでいたから*4ベイベーパートがあってうれしかった。直立で真剣に歌い切る。
長い長いアウトロ、両手を降ろして風に吹かれる光博さん。うつむいた前髪がふわりと揺れ、白シャツの裾がはためく。はじめちゃんのシルキーなソプラノサックスが、いつまでもその姿にやさしく寄り添い続けた。
ココロノヤミの後かメロディアスの後、どっちか(可能性としてはバラ色の後もある…うろ覚え)、光博さん、両手で顔を覆っていた。歌い終えて「おでこに手をやってふーっと息をつく」とかはたくさん見たし今回もあったけど、「両手で顔を覆う」、初めて見た。遠くてよく見えていないけれど、感極まっていたのかな。
♪タタラッタラッというホーンのイントロ、ちょっと突っ込むように始まる。おや?走り気味?というかいつもよりテンポが少し速いのか!
ココロノヤミで没入できなかった自分がショックすぎて、こんな気持ちで大好きなメロディアスを見送るなんてどうしたらいいんだろうと泣きそうだった。けど、
未熟な私を救ってくれたのは、踊り込んできたダンスでした。頭が混乱していても勝手に体は動いた。そのことで救われた。練習し続けて本当によかった、ありがとう光一郎先生(2回目)。
遅れてきたベイベーだから、実はこのツアーの曲で最初に刺さったのが「メロディアス」だったんです。その後、90年代に発表された定番曲、危うげな曲、などなど「本来の」世界観の洗礼もしっかり受けているけれど、メロディアスが好きだ!と思った自分の気持ちは大切にしたい。2016年のアルバム曲が、往年の名曲に混じって2016年、2017年、2019年とツアーで演奏され続けていることがたまらなく素敵だと思う。
今夜のトリートメントは久しぶりに音声ありの「よしよし♪」でした。
しばらく出会えないかもしれないメロディアス、本当にありがとう。また踊るね、家で。
CRAZY A GO GO!!
整列するメンバー。とにかく、とにかく拍手が鳴り止まない。そして客席を見渡す光博さん。うなずいてメンバーを振り返り、手のジェスチャーだけで何も言わずに持ち場に戻す。
「ファンキーですかっ!」\ファンキーでーす!!/
はじめちゃんのクレイジーソロはね、やっぱり音域が低いんだよ!!脳の溝ををぞりぞりなぞられて、快感にうめく。その後、上手であらケンとぐるぐる鬼ごっこ、からのなぜか楽器でタイマンをはる2人。サックスをぶん回すはじめちゃん、ギターをまっすぐ立ててハイトーンをかき鳴らすあらケン。武器なの?ねえ武器なの?
そうなのだ、いつもの「オン・ギター、あらケン!」\え〜!/がなく、先週の静岡でキレキレだったロック先輩は降臨しなかった。3,500人で浴びせ続けた熱い拍手と歓声が、ステージを動かしたように感じる。
バラ色の人生
さらに鳴り止まない拍手。センターに戻った光博さん、上手側を向いて手を掲げる。合図と共にイントロが流れ、ミラーボールが回りはじめる。幕を引き下ろし、光と音があふれだす一瞬。
今週踊り込んできた通りに*5右手、左手、を交互にピン!と掲げながら、今まさに、完全燃焼してゆく自分を感じた。
ふたたび右手を掲げてエンディング。合図と師匠のキメがおそろしいほどぴったり合う。よろ、よろ…と下手のほうへ力なく歩む光博さん。理枝さんの前あたりで完全にへたりこむ。このポーズ、やっぱりこのポーズは…と思っていたら、振りがあったかわからないけれど私もみんなと一緒に口をついて出た\愛してまーーす!!/
そこからスクッと立ち上がる光博さんを再び大歓声が包み込む*6。
きたるべき50代への思い(これまでがそうであったように、苦労、喜び、達成感etcでいっぱいの日々になるであろう)を語り、お別れの挨拶。声、かすれてる。
「両手を広げて、遠隔〜ハグ!」(ぎゅっ♡)
どこにキスかな、と思ったら
「このまま持って帰るっ。」
自分の両腕をマイクごと抱きしめたまま、すたすたと歩いてはけてゆきました。
終わった後はなんか変な感情で、アンケートもうまく書けませんでした。本格的なロスはいつ襲ってくるのだろう。
*
どのお花も素敵でした。美輪さんのお花はその中でも一線を画す佇まい。「引っ越し大名!」のお城もお見事、城主への愛とリスペクトを感じる!
WOWOWの放送日が決まって高まる!そして、サブタイが「エド☆ムラサキ」…。うちの推しのセンスに私はまだ慣れt(略)。
ついに初めてのお手紙を出せた。糊を忘れて、シールだけじゃ心許ないからセブンで買ったスティック糊がまさかのパーポー(塗ったところが紫に)。
お手紙、縦書き民なのです。自意識が邪魔してずっと書けなかったけど、書きあがった時はなんとも言えない幸せな気持ちになった。また遠からず筆をとることでしょう。
夕方も過ぎて夜になってしまった。PCに向かい続けた私のファイナル休暇、おわり。10公演、つたない長いレポ(のようなもの)をご覧いただき、ありがとうございました!
*1:第1部MCでフッシーが選挙に行ってきたけど「及川光博」と書きそうになったと語り、やめなさいって言われた流れを踏まえてる
*2:このとき、理枝さんが2つある第2部のお衣装のうちミニワンピのほうを着ていたので、心の中でよ〜しよしよし♡と思っていた
*3:私ダンスに詳しくないんですけど、紅マスはラテンだし、今回はセトリに残らなかったけどミスアバも間奏にバレエあるし、すごく多彩ですよね。それをジャンル問わず自分のものにして表現するダンサーさんって本当にすごいし毎回見とれる
*4:これはもう局所的な私だけの問題です。一部同様に前方の点滅手首(しかも片手に2個つけてオペラグラスを掲げる)が完全に目に入り、なんとかこの歌の世界に取りすがろうとしたけど、自分はオペラグラスがポンポンの下にあったので(ガサガサするから)諦めました。毎公演泣いていたから、入り込めなくてとても悲しかった。でもしかたないことです。
*5:初ワンマンの1週間後、躍起になって覚えようとしていたのがこの曲(なぜか沖縄の離島から戻るフェリーの吹きっさらしの甲板で)。でも当時はとにかく上半身の振りしか頭になくて(ミッチーが言うところの「体操」)、だからこそ最初に覚えたのに実は一番下手くそに仕上がっていた。今週、銀河とパンチラと歌合戦を交互に観ながらとにかくやり直した、きつかった…。「恋のマジック」の1小節が何回やっても覚えられなくてなんと前日にやっと習得
*6:仁王立ちというかロボっぽい立ち姿、完全にパンチラのときと一緒だった。ああ本当にパンチラ履修しといてよかったなぁ