完全に猫なのさ

とあるスターと、いろんなエンタメについて書くブログ I'm here for you.

ミッチーによる要請・命令が好き〜アルバム「BE MY ONE」の歌詞より

外出自粛の要請で2日間ずっと家にいて飽きたので、どうせならミッチーに要請されたり命令されたりしたいよね〜という記事です(大丈夫かな私)。

そもそもミッチーの歌詞に出てくる要請・命令がすごく好きなんです。真っ先に思い浮かぶのは「求めすぎてる?僕。」。歌い出しから「もうあと7cm短めのスカートはいてくれないか?」ですからね*1

あとは2019年PURPLE DIAMONDツアーで繰り広げられた「今夜、桃色クラブで。」での「ごっこ遊び」。よりによって円盤に収録されたのが「ペットショップごっこ」で「いい子にして!」…(頭を抱える)。

じゃあミッチーの要請・命令はJ-POPの平均に比べて多いのか?というと、流行歌に疎い人生を送ってきたので、う〜〜〜〜ん「SAY YES」くらいしか思い浮かばない。

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というわけで、タイトルからして要請・命令である新譜「BE MY ONE(≒俺の女になれよ)」について、コピーした歌詞カードにマーカーを引きつつ、以下に書き出してみました。

 

<注>

※新譜の歌詞に触れています。

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M-1 Purple Diamond

deep breath… 胸のカギ 僕に渡して ネェ baby

最高級のpurple diamond 全部ささげて
僕なしじゃいられない君になってよ

半透明のpurple diamond そうさ 今まで
出したことないような声きかせて

あああ大好き…。この曲に関しては「命令・要請」にあたる上記だけでなく、

「かくれんぼは 終わりにしよう もう大人じゃん」

「ハダカにならなくても かまわないよ そのままで」

「誰にも言っちゃいけない/目隠しはとっちゃいけない」

などなど、要請・命令の仲間とも言える「(強めの)提案」とか「許可」とか「禁止」みたいなSっ気のあるフレーズが満載なんですよね。でも「どんな指のカタチが好き?」のあたり、主体性を奪いすぎない感じが、成熟した大人の男って感じ…(語彙)。

 

M-2 Q.I.D.

みつめて 触って 感じて vivration
Baby 君だけの僕なのさ

もう 心に嘘つけない そろそろ覚悟を決めて おいで

はにかんで 笑って うなづいて そっと
Maybe 僕だけの君なのさ

そう 生まれ変われるのさ 理屈を超えていこう おいで

 Aメロの歌いだしは1番・2番ともに「〜して」の形で、単なる連用形なのか要請のニュアンスなのかあいまいなんだけど積極的提案、くらいに思っておきたい。「みつめて、触って、感じて」がほぼ不可能な今の状況を鑑みると、すごく沁みるものですね…。

そしてなんと言っても大事なのが「おいで」…!めちゃくちゃ両手を広げられてる歌詞ですよね(号泣)。飛び込みたい!飛び込みたいんだその胸に…!!

歌詞カードにはないけれど男性・女性のコーラスでアルバムのタイトル「Be my one」が入るのも、統一された世界観に寄与している感じがします。

 

M-5 BE MY ONE

僕だけに ホラ笑って
ひとり占めしたいのさ Be my one

願わくば ファッション誌みたいにmy girl
何回も着替えて欲しい

好きなように ホラ踊って
動画も撮りたいのさ Be my one

はい!好きです!!サビの「お説教したい」がめちゃくちゃ目立つ歌なのですが、この「お説教したい」という面倒くささ(あっ言っちゃった)にリンクするのが要請の内容。「何回も着替えて欲しい」ってかなり面倒くさいこと言ってますよね。しかも歌詞カードにはないけど直後にコーラスでChange your clothes(多分)って言ってる念の入れよう(好き)。

サビの2番、個人的には、「みつひろさんに動画を撮られながら好きなように踊るなんて無理じゃない?」に尽きます。

Be my one 切なさが痛みに
Be my star 痛みが喜びに

Be my one 涙は優しさに
Be my star 優しさは強さに

これもとっても好き!「Be my star」はShinin' Starの「Shinin' star Baby, you are my star」と同じ構造ですよね。スターその人に「you are my star」「Be my star」と歌われることの尊み…。

 

M-8 抱き枕

もう 疲れたろ? 髪 ほどきなよ
美味しいもの 好きなだけ食べようよ

もう誰の目も気にしなくていい
ゆっくり深呼吸して 顔みせて

あああ、優しい。優しさが沁みまくる珠玉のよしよしソング(泣)。これは要請じゃなくて優しい提案だなと思います。「ゆっくり深呼吸して 顔みせて」とうフレーズには、両手でほっぺを挟んで顔をのぞき込むような慈しみを感じます。包容力の権化ェェ!!このままニベアのCMにしてください。

 

M-9 バラ色の人生<2020>

超ロマンティック!! 心を解き放っておいで
バラ色の人生はもう この夜から始まる

以前の記事でわからないと書いた「歌詞カードと歌唱が異なる部分」、複数のベイベーさんから「バラ色のここじゃない?」と教えていただきました。ありがとうございました*2

<2020>の歌唱で「わっ!」と思うのはやはり、「おいで」単品の追加ですよね(単品?)。これはSong for you<2015>でみられたものと同じ技法ではないでしょうか。

このアルバム「BE MY ONE」では「Q.I.D.」の歌詞カードに「おいで」(単品)が登場することが目を引きますが、そもそもオリジナルのバラ色には、「心を解き放って“おいで”」という、セットが出てきていたんだと気づきました(セット?)。さらに、引用したこのたった2行に、ワンマンショーの世界観が凝縮されていることも改めて感じます。ああワンマンショーがとても恋しい。レッツ自己解放(泣)。

CDのデータや歌詞カードの目次では「バラ色の人生<2020>」なんだけど、歌詞の掲載部分を見ると、タイトルに<2020>がないんですよね。やっぱりこれも、20年以上歌い継いで変えた所もあるけどそのままにしてるからね、っていう意図なのかもしれません。

 

番外編:「BE MY ONE」MVメイキング

ちゃんとやろうよ

好きすぎて超リピートしてしまったMV撮影時のガチお説教より…!

「ちゃんとやろうよ」と言えば、思い出すのがGDTTFのイントロのセリフ。ミッチーの「がんばろうよ、ちゃんとやろうよ」のあとにトランペットがプップー♪ってお返事するのがかわいくて好きです。

(さすがに試聴には出てこないが貼っておく)

Get Down To The Funk !!

Get Down To The Funk !!

  • provided courtesy of iTunes

 

は〜〜…うん。なんかまとめることが何もない。ミッチーになら、いくらでも要請・命令されたい!ということを改めて叫んでおきます(いやだから大丈夫?私)。

先が見えないこの状況ですが、手洗いなど、自分にできることをやりながら春を待ちたいと思います。

 

なお、ミッチーが手洗いを指導してくれる動画が公式YouTubeにアップされたら最高だなぁとかの妄想は自粛していません。

 

 

 

 

 

*1:歌詞はフィクションですが、個人的には、信頼しあっている(セックスの)パートナーだから言っていると思いたい。一方で2013年の愛哲では「スカート丈」に関して苦手なサジェストがありましたの…。

*2:感謝とともに紹介させていただくと、1つは後述する「おいで」(歌詞にカウントしてなかったのでスルーした…)、もう1つは、音源では「喝采」(2010)からすでに変化していた箇所で「飾ろう→飾るよ」でした。「欲望図鑑」(1999)では「飾ろう」と歌っていたので、約10年間のどこかで変えたんですね。円盤全然足りてないから確認できずですが…