久しぶりのベイベー記事です。遅れてタイムフリーで聴きました(なのでTLのリアクションとか把握できていません)。
<注>
※ラジオから聴き取って批評のために引用しています。正しい表記とは限りません。
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DON’T THINK, POP
歌詞(?)聴き取り
(女性)我愛你…
And ***我愛你…
Sexy babe…
(男性)Don’t think pop(×4)
Go ahead, Make my day (★)
★繰り返し
(女性)C’mon, darling
感想
これはインスト曲に位置づけてもいいのでしょうかね?しかし「Don't Think, Pop」と「Go ahead, Make my day」はミッチーさんの声でしたので、アーティスト本人による歌唱曲で、歌詞も歌詞カードに載っているかも…?というところ。
OAで明かされたところによるとアレンジは伊藤理枝さん、なるほどすぎました。ということでコーラスも理枝さんで確定かな。特に最後のアンニュイな箇所で確信を得ています*1。
で、歌詞の聴き取りはのっけから大間違いかもしれません。でも「BE MY ONE」での実績がありますからね。
「うぉあぃに〜」というほぼ母音だけで作られた英語のイディオムがちゃんとあって私が知らないだけかもしれない。英語でちゃんと意味がとれていたら、次の1箇所わからなかったところも類推できたかもしれない。でもやっぱり、前作の「気まぐれラプソディー」でも、「ちゅわちゅわべいべー」(正しくはDo what you like, baby)という響き重視のフレーズが存在していますしね。
この曲でオシャンに入場してきたら超上がりそうです(ファンアラみたいな感じで)。
恋の嵐
歌詞聴き取り
花びらが舞って舞って
心乱す恋の嵐
加速度上げてゆくLove and Loneliness誰かの悪口ばっかりで夢が汚されてくようなStrange days
闇落ちしかけた6月 突然現れた希望の人無口で物憂げにときめき微笑む
と思いきや天使みたいにはしゃいで踊る
謎の微熱もう下がらない花びらが舞って舞って
心乱す恋の嵐
この切なさ甘すぎて痛いほど眼差しにぎゅっとぎゅっと
掴まれてもう動けないから
加速度上げてゆくLove and Lonelinessお金貸してと言われたら どうせ返さないと思いつつ貸す
お腹すいたと言われたら もちろんご馳走するよイタリアン理屈を超えてすぐムキになるタイプ
と見せかけて犬や猫にメロメロなタイプ
謎の一挙手一投足あの日からずっとずっと
頭のなかヤバめのファンタジー
そのすべてが愛しくて痛いほど覗きたいもっともっと
禁じられた扉の向こう
迷わない飛び込んでく Get in my Happinessいつまでも待って待って
もうずぶぬれ恋の嵐
この切なさ甘すぎて痛いほど眼差しにぎゅっとぎゅっと
掴まれてもう動けないから
加速度上げてゆく花びらが舞って舞って
心乱す恋の嵐
この切なさ甘すぎて痛いほど眼差しにぎゅっとぎゅっと
掴まれてもう動けないから
加速度上げてゆくLove and Loneliness
感想
曲調〜信じられないほど「これ知ってる」でできている
平成と昭和が全部入ってるぞ!!
すみません、私のポップス解像度ではこの表現が限界でした。今ずっとティンパニが印象的な平成のJ-POP探してたんだけどぴったりくるのが見つからなくて挫折*2。これを思い出すために誰かカラオケにつきあってほしい。しかしこれだけは言える!Bメロはちあきなおみの「喝采」だ!こんなサンプリングのしかた、あるんだな。あと間奏の「♪ダダッタダダッタ」のリズムとコード進行、ぜったい何かに似てるんだけどこれもやっぱり思い出せない…。あ〜ん、メロスにはコードがわからぬ。
アレンジの確信犯っぷりもすごいです。うわものの音数めっちゃ多い。ティンパニ、シンセ、グロッケン、ストリングス、そしてご存知ホーンセクション。冒頭、うわ何事!?っていうストリングスとピアノから始まって(これはもちろん、突然巻き起こった「恋の嵐」を表現している)、ギターのカッティングが際立つAメロ、ホーンがダメ押ししてくるBメロ。ティンパニきっかけで切ないコード進行を展開するサビ、そして落ちサビからの転調〜!助けて!もうずぶぬれ、ベタの嵐、ちくしょう、きらいじゃないぜ…!
ああもうベッタベタの振り付けください!今年は全通しないけど食らいついて踊ってみせます!吹奏楽アレンジの楽譜ください!定演2部のプログラムにぶち込んで立奏してみせます!!
なんかアニメーションによるリリックビデオにするのはこっちのほうが向いていたんじゃないかな?と思ったりします。
歌詞〜メロディアス構文について
「闇落ち」みたいな今どきワードを取り入れつつ、Aメロで表現しているのはいつもの“気分”ですね。
そしてBメロの1番と2番で展開される「と思いきや天使みたいにはしゃいで踊る」「と見せかけて犬や猫にメロメロなタイプ」というヒロインの描写。これはメロディアス構文だなと思っています。つまり「犬か猫かでいったら 完全に猫なのさ」(メロディアス)、「ちょっとまって はしゃぎすぎ Stop it, My girl」(BE MY ONE)、「ネイルをずっと見てる そのあといきなり甘える」(気まぐれラプソディー)に類するものです。
もうこれは仕方ないのですけど明らかに、このヒロインはだいぶ年下なんですよね…。そうなってくると、イタリアンをご馳走はいいけれどお金を貸すのはちょっとやめとこう???(マジレス)*3
いや、貸すんじゃなくてシンプルに買ってあげるとかならいいのかな…?うーん、うーん、なんかその方向も暗雲が立ち込める気がしてちょっと蓋をします!笑
あと、「微熱」のくだりで、コロナ禍が(一応)明けた(と本人が感じている)ことを実感しました。こんな表現はぜったいに、過渡期ふくめてこの4年くらいの間には生まれなかったはずですから。
サビの入りはアウフタクトなので、小節の冒頭に「舞って」「ぎゅっと」「待って」の促音便でアクセントを作っているのがポイント。繰り返しの2回目はシンコペーションになるので、このリズムがさらに強調されています。
*
そんなわけで。新曲ってやっぱりいいものですね。ライブでのアレンジを想像するのも楽しいね〜。まぁ私は2年前にドンストの振付(みんなで踊れるタイプ)を妄想して撃沈した人間ですけれども。
同じブログで話題を混ぜ始めて1年経ってしまいましたが、ベイベーとしての文体、実家の畳で靴下脱いでる感じありますね。気負わず書けたわ。
今週はギリシャ悲劇の感想が残っているのでそれを書き上げたいと思います。また新曲の解禁があれば、そのときは現れます。ではでは〜。