完全に猫なのさ

4年目ベイベーが及川光博さんについて書くブログ I'm here for you.

苦くて切ないアイスコーヒー/「霊媒探偵・城塚翡翠」第1話感想

何か書きたくなるドラマは良きドラマ!(私調べ)

日曜の22時半スタートということで、感想まで書けるか微妙なラインでした…。でも第1話で「おもしろい!」と思ったので、手短に書いていきたいと思います。

ちなみに原作は買ってあるのですが未読!すみません!OA終わらないうちに絶対読むね!

 

 

ファンタジーを具現化する俳優陣の演技力

どのキャストさんも演技が素晴らしく、引き込まれました!

城塚翡翠(清原果耶)
  • このドラマは、「霊媒」である翡翠ちゃんを中心に、ファンタジー要素を多分に含むストーリー。だから、観客にその設定を信じてもらわないといけないですよね。この難しいハードルに対して、翡翠ちゃんは登場シーンから圧倒的な存在感を示し、第1話の序盤から視聴者を気持ちよくストーリーに引き込んでくれました。声の出し方とかすごく工夫されていたよね。ちゃんと説得力があったから、ストレスなく入り込めたよ!
  • それでいて、素のナチュラルさが可愛すぎるよね!??屋外での香月との再会シーンであれはお仕事モードなんだということが明かされて、千和崎のことも「まことちゃん」って呼んでいることがわかり、なにそのギャップ!?かわいいじゃん!?好きになっちゃうじゃん!?
  • でも…話が進むにつれて明かされるのは、特殊な体質を抱えた翡翠の苦悩。そうだよね、“好きでこうなったんじゃない”んだよね…。「私にもっと勇気があれば、倉持さんは救えたはずです」という吐露が切なかった。誰にも信じてもらえない苦悩と、わかっていたのに救えなかった罪悪感。
  • 体当たりの降霊シーンも圧巻でした。おろしてきた結花の人格も演じないといけないからすごく難しいのではないでしょうか。あっけなく命を落としたことの無念が語られて、最後に漏らした「アイスコーヒー飲んでもらいたかったです」…普通に泣いてしまいました*1
  • お嬢様だから、相談料などはとっていない、という設定の翡翠ちゃん。本当は霊媒という体質に苦しみながら、誰かの役に立つことで、少しでも自分を好きになりたいという思いがあるのかもしれません。

 

香月史郎(瀬戸康史
  • いや、まって、かっこいいんだけど!!??
  • いい感じにオーガニックな雰囲気も漂わせつつのインテリな佇まいがすごいわ。
  • 愛用の時計はオメガで、もしかしたらアンティークかな?推せる。
  • 鎌倉殿ではあんなにかわいいトキューサなのに…俳優さんってすごいぜ。
  • 最後出てくる香月邸とおぼしきシーン。ここで出てきたのが、ミステリーの様式美、壁に張り巡らされた写真とメモ!!いいねいいね!ここで使われる紐は赤だって相場は決まってるのよ!第2話では“館”に行くらしいし、たまらんね!!

 

千和崎真(小芝風花
  • はいかわいい!!!よッ!キャンメイクトーキョー!!!(※大向う)
  • 秋ドラマ特番のときから前髪のスタイリングかわいいな〜と思ってました。
  • お仕事上の制服なのでしょうか、シャツ+ジャンパースカートの組み合わせがとっても似合う。コーヒーをドリップする所作はたくさん練習したんだろうな。あと気配を消している演技がさりげなくうまい。
  • 降霊を依頼する香月に頭を下げて、止めようとするシーン。翡翠ちゃんのことをとても大切に思っているのだよね…。

 

倉持結花(田辺桃子)/小林舞衣(福地桃子) *第1話ゲスト
  • このW桃子が…なかなかの悲劇でしたね。。
  • 結花が香月を慕っていたことは翡翠を訪ねるシーンの終わりにしっかり描かれていました(食事に誘う)。しかも香月は締切を理由に断ったものの、今度は自分から誘うと告げていたので、締切があったのは方便ではなく本当で、結花をかわいい後輩として憎からず思っていたことがわかります。翡翠のマンションを後にする2人の引きのショットで、多くの視聴者がなんとなく「あ、この子死んじゃうんだな…」って思うことになったと思うので、切ないね…。
  • 一番やべーなと思ったのは福地桃子さんです。実はめっちゃ出番少なかったんですよね!!意図せず殺してしまうことになった回想シーンを除いては、写真で登場したのと、香月に自首を迫られる“解決編”のシーンのみ。そこで、アップで撮られながらとうとうと思いを語る演技だけで、「華やかな友人のそばで割をくってきた地味な女性」バチバチに表現されていて、震えました。

 

私はそのフリスクになりたい〜鐘場正和(及川光博

  • 柄悪い!お行儀悪い!!!いいじゃん!!
  • 初登場シーン、スーツごしに感じるミシッとした大人の肉感がたまらん…と思っていたら「性癖丸出し」というセリフが出てきたのでとりあえず懺悔しました。霊視されたのかな??
  • でもね、言っていいですか!!ミッチーさん柄悪いセリフを“頑張って”言っているのかわゆ…🥺
  • 一方で、フリスクをバリボリやりながらそこそこ明瞭にセリフが言えているのがすっげーなと思うわけです。やだもう、プロフェッショナルぅ♡
  • 取り急ぎ私もフリスクになって噛み砕かれたい(性癖丸出しやめな??)
  • 香月との喫茶店のシーン、2人ともこの話のキーアイテムであるアイスコーヒーを頼んでいます。香月はストローなし、鐘場はストローあり。鐘場警部、「アイコ」みたいな古式ゆかしいオーダーをしたのかしら…。
  • いっぺんでいいから「お前さん」って言われてみたい人生だった…。
  • 気を取り直しますが、清原果耶さんを筆頭に、若くて透明感のある俳優陣の絵の中でビシッと大人の渋みや苦味を添える及川光博さん、すごくナイスキャスティング!ですよね!まさにアイスコーヒー的な存在です!

 

うるわしき“翠”の世界〜画作りの美しさについて

  • 実は一番語りたかったのがココ!画面、めちゃくちゃキレイですよね!!
  • 木々の緑を生かした美しい背景の数々。翡翠が登場しないシーン、例えば鐘場と香月が喫茶店で話すシーンでも窓の外に潤んだ緑が揺れていて、「城塚翡翠」の世界観づくりに貢献していました。これ、きっと夏のうちから戦略的に撮影が進められたのかなぁと思います。
  • 最も印象的だったのは、翡翠と香月の対話シーンです。窓の外の緑が天井にも反射して、2人を引きで撮ることでグリーンの世界が画面に溢れていました。本当にキレイだった!
  • このシーンではさらに、天井・2人の背後の鏡・翡翠を映すテーブル…と「鏡」の表現が多用されていました。ミステリアスな雰囲気だけでなく、物事の多面性も示唆されていたのかな、と深読みするなど。
  • 鐘場+香月のシーンでは、トンネルと警察署の廊下で一点透視法的な撮り方がされていてカッコいいなと思いました。
  • ということで画作りの美しさにすっごくハマれたので、このドラマは最後までポジティブに楽しめそうです!*2

 

  • でもね。いっこ言っていい……??

 

 

  • 怖いわ!!!!(号泣)

 

 

 

  • 普通にホラー要素は怖いなって思いました!!!このやろう!うまいな!!(ガタガタ震えながら)

 

 

 

来週も楽しみにしたいと思います!明日はきっと昼休みにアイスコーヒーを飲まずにはいられないでしょう。

 

 

*1:このシーンの緊張感のある劇伴(キレキレのストリングス)もすごくよかったな

*2:降霊シーンで事件現場にどうやって入れてもらったのかとか、重要な証拠品であるメガネのガラスを部外者の香月に預けるってアリなのとか、まあツッコミどころはなくはないのでしょうが、(作品世界に浸って楽しめるこのドラマにおいては)こまけぇことはいいんだよ。