2023/10/23一時的に追記、検索結果が混ざってしまっていますが、日比谷野音のレポ(日比谷のミュー)はこちらです👇
「祝・日比谷野音 100 周年 日比谷ブロードウェイ with WOWOW 芳雄のミュー」レポ〜夜空の下で心を通わせて(2023年10月22日・日比谷野外音楽堂) - 完全に猫なのさ
*以下本編
なんということでしょう。
友人が私を同行者にして当ててくれまして、実は観覧に行ってきました。なんだか各方面に申し訳ない気持ちになりつつ、とても楽しかったので、そして感動することがいろいろあったので感想を残しておきます。
※写真や感想のアップについては明確にOKが出ております。
※あくまでも#2の観覧がこうだったよという話です。個人の感想です。うろ覚えあります。ご承知おきください。
オリエンテーションなど
国内某所に集まった我々*1。案内された部屋ではサイン入りの等身大パネルが出迎えてくれました。ヒィィ!
募集時に本編はモニターで観覧と書いてあったのですが、実際はでっかいスクリーン&極上音響のスピーカーでWOWOWの放送が映し出されていて、特等席そのものです。
それぞれ割り振られた席について、収録の流れや配布物について丁寧に説明を受けます。わあ、ステッカーが入ってる!ペンライトがある!何かいただけるなんて思ってなかった!
この時点では「レッドカーペットを歩いてセットに入っていく芳雄さんを、みんなで花道を作って送り出す」というような説明でした。本来は冒頭演出に参加→この部屋で生放送を観覧、で終了なのですが、ここで、終了後に芳雄さんが挨拶に来てくださるということが知らされます。客席から声にならない声が漏れました。
さらに、女性のプロデューサーさんから心のこもったご挨拶を受けて、感激。グリブラを経てこの番組が生まれた経緯について、「もっとみなさまと繋がれる番組を」という言葉が印象的で、芳雄さんや制作チームの熱い想いを感じました。
説明などが一通り終わるとお手洗いなどのために休憩タイムが設けてあったのですが、その時間、パネルの撮影がOKでした(先にあげた写真もその時に撮りました)。つい先ほどサインを入れられたばかりとのこと。写真のアップも全然OKということでびっくりです…。あげときます…!これよく見たら、生放送!って書いてあるんですよ。
どぎまぎしつつお手洗いで手を洗っているとき、センサー式の石鹸に手をかざすと、その作動音が「ミュー」って聞こえました。死ぬかと思った。
スタンバイ〜そのときフラグは立った
時間が来たのでマスクを付け替え(バイカラーのかわいいやつ)、指示に従ってみんなでざっくり背の順を作り、ペンライトだけを握りしめてそのまま現場に移動します。たくさんのスタッフさん、まぶしい照明器具、床を這うコード。
ここで演出の方から説明を受けます。
「1分08しかないんです。」
それはオープニングナンバーの尺の話でした。このタイミングで、我々は、歌いながらレッドカーペットを歩いていく芳雄さんからバラの花を受け取るということが判明。うぎゃああああ。
受けた説明はざっくりとこんな感じ→番組のイメージカラーはピンクと黒で、今回はピンクのバラにしました。とても短いあいだに歌いながら配らなければらならないので積極的にもらいにいってね、絵的には「ありがとう」って感じのリアクションがありがたい。カメラさんや照明さんにはぶつからないように気をつけて。そのあとは芳雄くんの後ろをついていく。そしてスタンバイのときはいったんここを芳雄くんが通るから拍手で迎えてくださいね!でも本番は今始めて会ったみたいな感じでね!
演出の方もグリブラから引き続き担当されているとのことで、芳雄さんのことは芳雄くんと呼んでおられ、観覧の私たちにも気さくに接してくださいました。
カメラマンさんとコードを巻き取るスタッフさん、照明さんがレッドカーペットを後ろ向きに歩きながらリハ。すごいなぁ、あの小さなカメラに収めたものが人工衛星に飛んでいって(?)、みんなのおうちに届くんだなぁ…。♪ロンリーロンリー!宇宙の旅〜🛰️
そして本番が近づき、ついに目の前に現れた芳雄さんその人。淡いグリーンのセットアップをまとい、大きな体躯に、澄んでいながら濃密なオーラ…みんなのリアクションは「キャー!」じゃなくて「うぇぁぁぁぁぁ…!!!」みたいな感じでした。*2
芳雄さんはレッドカーペットの両側に親しげに目を配りつつ、改めてとにかく尺が短いことに触れ「取りに来てください!もらってないっていう人は手をあげてくださいね!」とレクチャーしてくださいました。ニコニコと話を聞いていた我々は知る由もなかったのです、この瞬間、ものすごいフラグが立ったということを…。
いよいよ、「よろしくお願いします」と芳雄さんが袖にはけ、本番1分前からスタッフさんのカウントダウンが始まります。ここで訪れた静寂にギュン!!と緊張が高まり、空気が急激にはりつめた、のですが。45秒前を告げられたあたりで、芳雄さんが壁からひょっこりと顔を出されました。
「リラックスしてくださいね、緊張してもいいことないですからね。どうせ誰も見てないっす。笑」
それは生声とオンマイクの声が混ざった、不思議な響きでした。スタンバイしたはずの人から思いがけずエールと愛のあるイジリをもらって、思わずこぼれる笑い。ここで一気に雰囲気がほぐれたのです。なんという心遣いでしょうか…。
ちなみにこの1分前のカウントダウンの間、芳雄さんは発声練習みたいなことは全然していなかったです。やっぱりいきなり歌い出せる人なんだ…。
本番〜1分08秒の戦い
そしてとうとう本番が始まりました。ここからはテレビでご覧になっていた通りです。1人ひとりにラッピングされたバラを手渡しながら、歌いながら、レッドカーペットをゆっくり歩いていく芳雄さん。後ろについて行き盛り上げる我々。
♪ミュー the world〜!!!!
わー!🌹ぱちぱちぱち👏👏👏
…あれ??
もしかして、もらえなかった方が1人いませんでした…?
私の場所からは「あれ?」っていう感じだったのですが、歌が終わり、放送ではタイトル映像が流れている間、芳雄さんは「1本余った!もらってない人!」と大きな声で呼びかけ、手を挙げたその方にほとんど後ろ姿でバラを手渡して、焦った感じで大急ぎで移動していかれました。
時間厳守の生放送だから後からスタッフさんとかを通じて渡してあげてもいいのに、ここで渡して行かれたことに、私はすごく優しさを感じました。帰宅して録画を見ると、本来なら余ってはいけない1本をいい感じに持って歌の締めに使っていらしたことが判明。笑
てか、冷静に考えたんですけど…生放送でヘッドセットをつけて歌いながら30名弱にバラを手渡していくなんていう演出をこなせる人、ほかにいるんですかね…??(真顔)
鑑賞タイムと最後のご挨拶
すっかり虚脱して元の部屋に戻った我々、ここからは生放送を贅沢にスクリーンで鑑賞させていただきました。大仕事が終わってちょっと気が楽になったし、今まさにお会いした方が大画面に映って喋っているのはとても不思議な気持ちでした。宮澤エマさん、岡宮来夢さんとのトークを、みんなで和気あいあいと楽しめたのも嬉しかったです。ゲストへの親しみとリスペクトを隠さない芳雄さん、改めて素敵でした。エマさんの余裕あるくだけたムードや来夢さんのクレバーかつ芯を感じさせる受け答えも素晴らしく、時折笑い声が上がるなか楽しませていただきました。
放送終了後。スタッフさんにお手洗いや終電を気にかけていただきつつ、準備できしだい顔を出してくださるという芳雄さんをお待ちします。「まもなくいらっしゃいます」みたいな予告があったわけではなく、バーン!!ていきなり部屋に入って来られたので「うわああ!!」ってなりました。改めて、数メートル先から伝わってくるバイタリティに満ちたオーラ、バランスの整いすぎたビジュアルに圧倒されます。あと、声の大きさ。バラを渡しそこねた方にも改めてフォローを入れつつ(優しい!そしてどの人かを覚えていらした!)、夜遅い時間になったことや帰り道を気遣い、「楽しんでいただけましたか?」「またぜひ観覧にいらしてください」と言葉をかけてくださいました。こういったお声がけはスタンバイ前にもしてくださっていたので(大丈夫?帰れます?的なニュアンスで)、あのときでも十分だったのに、またお顔を見せてくださったことがすごいと思うのです。
最後に「何か言いたいことあるって人いる?」とまさかのこっちに水を向ける芳雄さん。客席から\芳雄さんかっこいい!/という声が上がったところで「ぁー知ってる。笑」と軽く手を挙げて応え、「みなさんお気をつけて!おやすみなさい」と元気に去っていかれました。
その姿が見えなくなっても、しばらくの間、わたしたちは拍手を続けていたのでした。
まとめ〜信頼関係とホスピタリティ
ほわほわとした気持ちのまま帰路に。
一番感動したことは、芳雄さんとWOWOWさんの、心からのおもてなしを感じたことです。いただいたバラの花は一輪ずつきれいにラッピングされて番組のステッカーも貼ってあり、切り口はエコゼリーでしっかり保水されていました(某生花店のお仕事)。帰宅後、水切りをして活けたのですがとっても新鮮で美しいバラでした。しかもお土産の中にお花の鮮度保持剤まで入っていたんです。長く思い出を楽しめそうで嬉しく思っています。
スタッフさんたちは親切で、説明もわかりやすく、“実質初回”でまったくイメージがついていない状態だったにもかかわらず不安なく参加することができました。夜遅い時間にたくさんのスタッフさんが真摯にお仕事をされていて、こういう環境の上にパートナーシップが築かれているんだなぁ、としみじみと思いました。
また、(まだ油断はできませんが)コロナで長らくさまざまな制限を経験してきたなか、このような演出ができるようになったことも喜ばしいと感じます。
ということで、たいへん貴重な体験をさせていただきました。芳雄さん、WOWOWさん、ありがとうございました!当ててくれた友人にも感謝を(てかなんで当たるん???)。来月からも、月1回の生放送を楽しみに拝見したいと思います。WOWOWはいいぞ!!
まだ余韻に浸っていたいけど、仕事してきます〜!