甲乙が出揃ったところで、さぁて3公演目！
今後の記事は、「今回はこうだったよ」っていうのと、書いている人が1公演ずつじわじわ進めていく解像度上げが中心になります（つまり今気づいた的な話です）（毎年そうなんですけれども）
※以下、ネタバレです。また、私個人の感受性に基づく文章です。ご覧になる場合はその点どうかご承知おきください。
セットリスト【甲】（1部）
★コーラス：まなみん
1.Welcome to the Shangri-La
2.ファンキー☆ミュージック
3.今夜、桃色クラブで。
4.Shake me, darlin'
＜MC＞
5.ウィークエンド・ランデヴー
6.女子について。
7.FUNKY 本気 NIGHT☆
8.Birthday〜バラのブレス〜
＜MC＞
9.初愛
10.wish
11.ダンディ・ダンディ
12.Shinin' Star
レポ
登場〜Welcome to the Shangri-La
ああ八王子、どこに座っても見やすいので設計した人を毎年称える気持ちでおります。今年はちょっと高い場所、なんとクリアな視界でしょう！
登場するなり1650人の目を奪う、アラビアンなさちゆこ。昨年も可愛かったけど、今年はマチュアな2人の魅力がより生かされていて断然よい！と思います。
円陣を組む男性陣、回ってるだけかと思ったらリズムにあわせてステップを踏みながら左右に向きを変えいてた😂
あのよく使われるぐるぐる模様の照明、今まで見た中で一番合ってると思った。
冒頭3曲
「ファンキー☆ミュージック」では「おいで！」がたくさんありました。あと客席を見渡して「黄色いよ！！」。初日から思ってるんだけど、去年って「ピンクだねぇ！」ってそこまで言われた記憶がなくて、今年はやたら「黄色いね！」って毎回新鮮にびっくりされてる感じです。でも2階から見下ろすとね本当に黄色が綺麗だったの！そこに混ざってちらちら揺れるタンバリンの光と手首の光も美しかったです。
「踊って踊ってシャングリラ！」と盛り上げて始まった「今夜、桃色クラブで。」。今日のブレイクの一言は「コンプライアンス！」でした。ああ、2019年からちゃんと時が流れたのだなと感慨深かったです*1。もう1回繰り返して、面白くなっちゃったのか歌わずに「（ねえ、これ）大丈夫？」って思わず一言漏らすタースー。ものすごく変なタイミングでオッケーですか？＼オッケーでーす／が入りました*2。アラビアンアレンジが一番効いているのがこの曲、印を結んだ指を掲げて上手へとステップを踏んでゆくさっちんの首のアイソレがエグい。
Oh…わたくし、三郷2日目まで「生まれてきたんだもん」のキメ、もう1個のほう（手を組んで下ろす）でやってましたね（そっちじゃないほうだった）。ちゃんと見ような！
「Shake me, darlin'」では尖頭アーチ風の電飾に赤と白の光がギラギラと駆け巡り、ゆくくるを思い出しつつこの曲の照明は赤白って明確に決まってるのかなぁと、改めて興味深かったです。腰を深く落として本気でやるタースーのオタ芸、下手袖からソッと出てきて全力で両手タンバリンを振るチエホフ。最後のキメ、お祈りポーズでミッチーさんのほうにちょっと腰をひねってるまなみんが可愛い。そうです私は桃色クラブの途中くらいで「あ、今日はまなみんだ（＝甲セトリだ）」と気づいた人です（遅！）。
MC
悲しみのすべてと戦うこと
今回、のっけからなぜダンスの話をしたんだろう…？私はちょっと思うところがあって端折らせていただきますね*3。あっ、ここで出てきた初心者さん向けには大事な業務連絡、客席のステップは常に右からだよ☆
「こんなに来てくれてありがとう」「本当に綺麗だよ、ここからの景色、見せてあげたい」→ねえミッチーさん2階からの景色も本当に見せて差し上げたいです（ちょう綺麗）。「今週も戦うぜ！何とって？そりゃ悲しみのすべてだよ！」「悲しみのすべて」といえばQ.I.D.の歌詞が思い出されるなぁ（2年連続29回踊った話する？？）
大雨で交通が乱れていたこの日。朝まで雨が残っていましたが「どんだけ不安だったか」とぽつり。「よかったね晴れてね、昨日の夜だったら大惨事ですよ…あぁよかった」。なお雨だったらチエホフのせいにする予定だったそう。
C&R
呼んだ内容はなんだったかな？1650人ってメモがあるので、みんなで呼んでみよう＼ミッチー／だったかな？とりあえずその声を全身で浴びて「はぁ〜気持ちいい！」とご満悦。そうですよね黄色い声が必要な人だから！「せめぎ合っていこう俺たち、愛のパワーで！」
各階コーレスは
- 3階：シャングリラ
- 2階：シャンデリア
- 1階後ろ：シンデレラ
- 1階真ん中：サイゼリヤ
- 1階前：エビドリア
でした。1階真ん中まで終えて「想定してたより1個多かったんだ…」と思案顔に。そうだよね三郷でオチに使ったサイゼリヤを使ってしまったものね？と一緒に考えていたら出てきたのがエビドリア。さすが〜！
そのあと「エビドリア〜〜〜ン！」ってシャウトしたのはロッキーのマネですね。*4
メンバー紹介（省略）
ほんとごめんなさいね〜思うところあって端折ります*5
先週、「造花？」で爆笑をさらったまなみんに、再びマイクの装飾を指さして「まなみん、この花なんていうの？」と水を向けるタースー。まなみんの答えは謎の植物「ヤギグルマソウ…🐐」。正しくは矢車草とのことでした、メェェ…！（前の方の席に行けたらみてみよう！）
※でもこのあとのミッチーさんのツッコミに対しては「めっ」と言っておきます*6
演者たちが「まなみんセット／あさみんセット」で呼び分けてきた2つのセトリは相変わらず名称募集中のようなのですが、今日の段階では仮に「すき焼き／しゃぶしゃぶ」になりました。私は甲乙をまだ使わせていただきます笑。
MC後3曲
やはり今ツアーからのダンサー投入だった「ウイークエンド・ランデヴー」。元の振り付け（サビのみ）は（前コーラスの）理枝さんですがダンサーがそれを引き継いでブラッシュアップしています。歌い出しの「♪Sunday ふたり〜」で（向かって）左から手を上げるところ、パンチラ円盤の理枝さんはまっすぐ斜めに手を伸ばしていたけれど今回のさちゆこは脇を締めつつ手首をしっかり折って天井に向けていますね。あと「♪恋のランデヴー」でシェイクするグー✊の、手の甲が正面になっている気がする。あとはもとからある上半身の動きをステップの上にのっけ直したのでちゃんとダンスになったという感じがします。ああこれがダンサーのお仕事！
イントロで左右に手を振りますが2×8やったらエンカウント入れて右左右、左右左、と1×8だけ早いところがあるので注意です！そしてそれは間奏・後奏では出てこないという。三郷では完全にひっかかったやつ！笑
「女子について。」、まなみんの高音のフェイクにミッチーさんが重ねるステップの色気よ。そう、この曲の見どころは、ミッチーさんが醸し出す大人の余裕だと思うの！*7腰を深く落として（表現がダサくなっちゃうけどガニ股っぽく）グルーヴに乗るところも良きだった！
続く「FUNKY 本気 NIGHT☆」 では、「自由にグルーヴに身を委ねてごらん！この人がリーダー！」と宗さんに託して（衣装替えに）退出。まなみんをセンターにして最後、逆光のライトにメンバーが浮かび上がるのがかっこいいです。
バラード
「Birthday〜バラのブレス〜」を歌い終えて「お誕生日おめでとう！」。着席のサジェストはやっぱり「座ってシャングリラ」。「これ、ずっと言うぞ〜」みたいなことを言っていました。今日お誕生日の人に挙手を促して改めて祝福。盟友・K沢T明さんのお誕生日も6/3とのこと…明日と勘違いして喋っていたらベイベーたちから「今日」と訂正が入って（ほんとうに一昨年・去年は考えられないね）、「じゃあ今日あの人お誕生日なんじゃん。おめでと〜！還暦〜〜！」、おもわずどよめく客席。見えないですよね、びっくりだ。自身についても「あと6年」と言及するものだから思わず息を呑んでしまったよ。「どうする〜？何する〜？」と問いかけ「ちゃんちゃんこは着ない。」と断言。6年後、世界中どこを探しても同じものがないハチャメチャな還暦祝いをしようね！
27周年のお話だったかな、「相思相愛って素敵な四字熟語だよね」「みなさまあってのミッチーというキャラクタービジネス」と、サクッと活動の中核にあるものに言及するのでした。
そして「初愛」、本当に演奏がいい、歌唱が素晴らしい。改めてこの曲で、リズム隊の緊密かつ心地よいプレイに惚れ惚れとしました。くわっちのソプラノサックスはアタック*8がソフトで、さりげない寄り添いがとてもよかった。2019年の記憶と違って、これは奏者の違いというよりもしかしたらディレクションの変更？という気がしなくもないです。甲セトリでのはじめちゃんの回を待ちましょう！
ミッチーさん、サビ終わりの「♪それだけでいい」のメロディラインをちょっとアレンジしてて、ラスサビに入る前には手をぐっと客席に向かって差し伸べて、最後はそっとハグ。歌声にぼうっと抱かれていられることの幸せよ。
1部ラスト
「wish」といえば背景に降りてくるキラキラのシャラシャラ（そうなのか？）。昨晩エドムラサキ*9を見ていたのでいい意味で比較ができたのですが、エモーショナルなメッセージを歌い上げるこの曲、まなみんのコーラスともすごく調和しているよね。でももしかしたらまなみんが30代の今だから尚更いいのかも。ぱーぽーで理枝さんに声をかけてから「wish my love」をハモるのもよかったけれど、座長としてシンプルに自分が前に立つという姿勢、いいなぁと思いました。ラスサビの前のターン、やっているけど今年はあんまりライティングとかで際立たせない演出ですね（あとソロ終わりのあらケンが比較的センター寄りにいる）。
そして改めてこちらもぱーぽーのセトリ曲、「ダンディ・ダンディ」からの「Shinin' Star」。シャイニンでは、あなただよ、そうあなた！みたいな指差しや目線の送り方がとても多かった。1階で私かも？と思った方、多分マジでそうだと思います。「♪その手をさしのべて」のところでは下手はしっこのベイベーさんと指をあわせていて、そのあわせかたが最後の四分音符くらいで「ちょんっ」とくっつく感じで可愛かったな。
「はちおうじ〜〜！！！」という熱いシャウトもありつつキュッと締まる曲。同じ1部ラストという使われ方でも、ぱーぽーではラブを投げまくる超長いアウトロがあったんだけど、これくらいタイトだとメリハリあってよいね！ポーズをとったままマイクを握った左手でちょいちょいちょい！と歓声をあおって、それを一身に浴びながらはけてゆきました。
えーと、メモに「エビドリア」ってあるんだけど、ここでエビドリアって言ったんだ…？うん…？
私が前日に映像を観ていたこともあり、ぱーぽーを引き合いに出しまくっているけれど、これはぱーぽーを下げる意図はなく、よく似たセトリだからこそ、2023年のアップデートポイントを見出すのが楽しいっていうことです。だってプロデューサーの仕事の痕跡をみるのって楽しいじゃない。
*1:そこでコンプラっていうことの是非は置いておいて、ぱーぽーのこの曲ではこのブレイクと「○○大好き僕ミッチー」のところでいろんなパターンがあったのに、円盤に残ったファイナルの一言が、よりによって、、！！な内容だったので。
*2:変わったタイミングでコーレスしちゃうの、シャイニン？でもあったな。とにかくコーレスが嬉しいんだろうなと思っています
*3:アンケートになにかあったのかなと考えてしまう。周囲が踊らないところも踊るぶん左右にはとても気をつけているつもりだし、それでもなにかあったら謝っているけれど、先週の隣の人がアンケートに書いたのかなとか思い始めると生きた心地がしない。自意識過剰とはいえいつも怖い。つらいな。
*4:ちなみに、エビドリア／エイドリアンのもじりは、ゆずが「ダスキング」（2002）という曲で歌っております。おもしろいよね、タースーも「チンして！エビドリア」って言ってたけど、この曲でも「コンビニでチンした海老ドリア食べて」という登場の仕方をしています。つまり日本人にとってエビドリアというものは家庭料理ではなくてファミレスだったり冷食だったりを想起させるものなんですね。ダスキング、明るくていい曲ですよ！高校生のとき好きだったの。まって年がバレる
*5:気圧のあたりからあんまりうまくいっていなかったと思う
*6:私も人のこと言えないんだけど、でも冗談でもステージであんまり仲間に使ってほしくない言葉だなぁ。ということでアンケートに書いちゃった。てへ。
*7:対する乙のこの位置はラブソングで手強いので、こっちもちゃんといいところを見出していくよ！
*8:息を吹き込んで最初に鳴らす音のことです（あってるかわからん）。アタックはとても奥が深いよ！
